wildcatsの日記

赤羽在住でIT関係の会社の社長やってます。

外注企業の言い分

swatさんの日記で「外注さんに知っておいてほしいこと」というエントリを読んで
思ったことがありました。


例としてウチの会社でボクと同じ部長職の人の話を書くけど
彼は現在の私と違って「お客様のためになることをなんでもする人」でして
ウチの会社の立ち上げの時期に彼はある企業のプロジェクトのチームのマネジメントの立場で現場に入りました。
そのプロジェクトはとってもデスマなプロジェクト*1でして、私が別プロジェクトにいる間に「彼が倒れた」などいろいろな話を聞いた。
結局はウチの会社の人が10人以上入ってみんなデスマのプロジェクトに携わって
最後はみんながボロボロになりながら期限内にシステムを納品したらしいのですが
その後に聞いた話によるとその会社から次の仕事の話が一切入らなかったらしいんですね。
その話を聞いたときに私は「ボロ雑巾」と同じ扱いを受けたのだと思いました。
そのプロジェクトに参加したウチの会社の人はその後にかなり離職したとも聞きました。


協力会社がSESで人を他の会社に出すときは他のプロジェクトであれ
「契約の継続」と言うことが目的に含まれていると思う。*2
プロジェクトの間だけ「大変だから助けてくれ」って言っておいて
後になって「手のひらを返す」ような企業は「どうなんだよ」とは思うし成熟度も低いとは思うが
そういった元請企業の場合には外注企業との間に目的レベルのwin-winが成立しないから
「契約範囲」とか「契約内容」を盾にして「ガードする」と言うことが外注企業側には必要になるのだと思う。


契約を行う以前に契約に対する目的レベルをお互いに理解し合う事が重要だと私は思います。
とここまで外注企業側の言い分として書いておきます。

*1:ボクはプロジェクトに携わっていないからデスマで大変になった原因はわからないんですけど

*2:これは企業によって違うかな?ただ単に金が欲しいだけの企業もあるとは思う