天皇賞(春) 2017 感想
なんじゃ、この強さは。
圧巻の3分12秒5。
キタサンブラック。
間違いなく、昨春よりも、昨秋よりも、ずっとパワーアップしている。
厳しい流れで2番手につけながら、馬なりで4コーナーで先頭に立っていって、そのまま押し切る。
あれだとどの馬も勝てない。
強い。
凄みを感じる。
相手のシュヴァルグランやサトノダイヤモンド(あとアドマイヤデウス)だって強い内容やった。
例年のレベルなら春天を余裕でとれていたはず。
しかし、キタサンブラックは力が違った。
もはやディープインパクト、オルフェーヴル以上かもしらんな。
それぐらいの気品と強さを感じた。
NHKの中継でパドックをみてたんやけど、キタサンブラックって、馬体がでかくて、筋骨隆々で、尻のくびれもあって、ほんま美しい馬やな。
536キロ。
でかいだけでなくて、しかも姿勢がいい。
人間も馬も歩く姿勢が大切やわな。
姿勢がええと、美しくみえる。
並んで歩くと、492キロの2番ラブラドライトがものすごく貧相に見える。
キタサンブラック。
でかくて、美しくて、丈夫で、速い。
もっともっと人気になってもええ馬やのにな。
クラシックの善戦マンみたいなイメージやったのが、これまでもひとつ人気が出なかった理由なんかな。
当時のことは忘れよう。
これから崇拝しよう。
本格化した今は「絶対王者」として君臨できるだけの馬やと思う。
ほんま珍しい馬やな。
3歳春からクラシック戦線のトップクラスでやってきているのに、5歳にして一段と成長する馬って、他におったかな。
引退などせんと、これから2年「でかくて、美しくて、丈夫で、速い」馬として君臨していってほしい。
遅ればせながら崇拝してゆくので。
本命アルバートは5着。
4着のアドマイヤデウスに3馬身差つけられているから完敗やけど、6着のディーマジェスティ以下には差をつけていた。
自分より弱い相手にはしっかり差を見せつける感じはできていた。
アルバート。
来冬もステイヤーズSとダイヤモンドSの2つはとれそうに思う。
ベストセラーズ (2017-04-27)