◆世論調査

 衆議院議員選挙に関する某全国紙の世論調査の電話が家にかかってきた。無作為抽出に当たったのだろう。

 でも、アンケートを騙った思想調査やイタズラかもしれず、ほんとうに世論調査だと知る術がない。
 丁寧に率直に「この電話がちゃんとした世論調査だと判断できる根拠はなんですか」とか聞いてみるのだが、相手はぜんぜんそういう質問に答える準備ができていない。単なるアルバイトなのだろう。
 いろいろやり取りをして、2回目の「お待ちください」の時に、もう待つのは面倒なので切り上げたが、どう返事すべきなのかくらいはマニュアルなどで指導しておいてほしいと思った。

 もろもろやり取りしているうちに、たぶん間違いないだろうと判断し、いよいよアンケートに答える気まんまんの私。何にせよ、害のない経験であれば初めてのことは楽しい。

 ところが、有権者が家に3人いると答えさせられただけで、「では、回答は年齢順で上から3番目の方にお願い致します」と言う。
 これで間違いなく世論調査だと確信できたものの、回答は息子の役割になってしまった。残念。
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 でもやっぱり、こういうのを使ってブラック企業の社長なんかが社員の思想調査とかをするのは容易だ。
 電話の向こうの反応からすると、私みたいにごちゃごちゃとややこしいことを言う人はほとんどいないようなのだが、みんなそんなに素直で、詐欺とか大丈夫なのだろうか?