Hatena::ブログ(Diary)

windshipの日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2015-08-16

p2 *[VHS]*[ふや町映画タウン] 噂の女

噂の女 [VHS]

噂の女 [VHS]

京都島原の置屋が舞台。堂々たる間口の立派な置屋の全景を臨みながら、一台のこれも、道の幅一杯はあろうかという大きな外車が勢いよく走り来て、置屋の前に止まる。

モノクロームの画面から、置屋の重厚な色、外車の鮮やかな色が浮かぶような始まり。車が止まって誰が降りてきてどのような物語が始まっていくのだろうか。。緊迫感と期待に引き付けられていく。

田中絹代の和装、久我良子の洋装。この洋装は、『キネマ洋装店』no titleという素晴らしいサイトが表現してくださっている。和装と洋装という表面的な単純な対比にみえるけれど、それが深い生きようの対比でもあり、また和の中に洋があり洋の中に和の理解もあるという重層的な意味も紐解かれていく。

余談ながら、『no title』の素晴らしさについては、かねがね、『日常整理日誌』という知の面白さを立体的に、身近にしてくださるサイトのponymanさんからうかがっていたのですが、今回あらためて、ほんとに!!と感じ入りました。ありがとうございます!

劇中、能や日本舞踊狂言も登場。骨子の肉づけに役割を背負っており、他の映画からの印象に加えて、溝口健二監督の古典芸能への思いを感じる。

また、現在、島原と言えば、太夫の教養や道中行、建物の遺構など文化的な価値の高さばかりを知るところですが、映画では、御茶屋・置屋として本来?の面が描かれておりその意味でも興味深かった。

さらに、『京都 北白川』にいい物件があり、それを見に行く場面がでてくるのだが、どのあたりなのかわかるようなわからないような。。で、それも特定したい好奇心に駆られた。

映画のストーリには触れず、周辺ばかりを話したように思うが、価値のある作品であると思う。

ponymanponyman 2015/08/17 10:19 「キネマ洋装店」いいですよね!管理人のたかぎさんのtweetも、HP更新にはまだ至ってない情報がたくさんでブックマークつけまくりです。なんか、私のところまで書いてくださって申し訳ない・・わたしはこの映画は「北白川の物件」の映画って感じです。なんか哲学の道のベンチみたいなものがうつってましたよね?そして、溝口監督の、古典芸能への造詣、わたしは「元禄忠臣蔵」でそれを感じました。なんか正確を期しすぎてみずらいとかいうこともいわれてますし、確かに自分も努力してみた感じでしたが、お能の場面が本格的で、だからこそストーリーが生きていて素晴らしいと思いました。

windshipwindship 2015/08/17 17:15 ついに私も、久我美子さんのオードリーな美しさとさらに強さから、「キネマ洋装店」で拝見したお洋服などがとても身近なものに感じられ再訪いたしました。そして、ponymanさんがかねがねおっしゃってること、あらためて深く同意でした。遅いッ!

あぁ、やはり、「北白川の物件」。。ですよね。
哲学の道なのか、あるいは、別の疏水のあたりが以前はあのようだったのか。。。と思ったり。。これは、ponymanさんにお尋ねしなくっちゃとはやってました。

>溝口監督の、古典芸能への造詣、わたしは「元禄忠臣蔵」でそれを感じました。なんか正確を期しすぎてみずらいとかいうこともいわれてますし、

なるほど、そうなのですね。
古典芸能がお好きであることが単純にうれしいし
それが、映画に奥行を添えているのがさらにうれしいです。

スパム対策のためのダミーです。もし見えても何も入力しないでください
ゲスト


画像認証

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/windship/20150816/p2