安曇野旅行 一日目(その2)

続いて「森のおうち」という絵本美術館へ向かう。ナビに行き先をセットして進んでいたが、木々の中の奥まったところにあって着くまで「ここで大丈夫なの?」と少し不安になってしまった。ぬかるんだ道を進み到着。

天気がよければ、建物のまわりの散策でもしたいところだけど、雨が激しくなってきているので、さっさと建物に入る。美術館といっても堅苦しい雰囲気もなくコテージ風の建物に、喫茶コーナーや結婚式も出来るようなホールもあってこじんまりとした感じだ。

企画展で宮沢賢治のブラックユーモア絵本原画展をやっていた。「雨ニモ負ケズ」や「注文の多い料理店」などの知っている作品から、「とっこべとら子」や「氷河ねずみの毛皮」などほとんど知らなかったものもあった。絵の感じも子ども向けではなく独特な感じで楽しかった。

もう夕方近くて雨も激しかったのでホテルに向かってもよかったんだけど、子どもが「足湯に行きたい!」と希望したので、「八面大王足湯」というところに寄った。八面大王というのは坂上田村麻呂と戦った伝説の勇士だそうだ。足湯の場所は屋根はついているが吹きさらしなので、ちょっと寒かったり座るところが濡れていたりしたのだが、足はぽかぽかしたし、石で出来た突起もちょうどよいツボ刺激になっていい気持ちだった。結局30分くらい浸かっていたかな。

今日泊まるホテルは「ホテルアンビエント安曇野」というところ。6時前くらいにホテルに着いたのだが、駐車場はほぼ満杯になっていた。今日は混雑しているので夕食も8時過ぎまで予約がいっぱいということ。ちょっと失敗だったかなぁと思って、案内された部屋に入ったらかなりの広さで驚いた。リビングの他、ベッドルーム、和室、キッチンまで付いてて家族で普通に生活が出来そうな感じ。

食事はフランス料理のミニコース。事前に和食か洋食か選べるプランで洋食を選んでおいた。普段ファミレスばっかりでこういう料理を食べ慣れていないのでちょっと緊張したけど、どれもなかなか美味しく家族の口にも食べやすかったようだ。ミニコースということで前菜とスープとメインとデザートだけの構成だったけどそれでも十分お腹いっぱいになったよ。

それから温泉に入ってくつろいでから就寝。明日は天気持ち直すといいなぁ。

安曇野旅行 一日目(その1)

連休を利用して、1泊2日で長野県安曇野へ旅行した。旅行を決めたのが二週間前で、これをしたい!という明確な目的もなく、ふらふらする感じの旅にしようということで旅に出る。

目的地までは家から車で360kmくらい。私にとっては一日で走行する距離としては結構長い方だ。家を6時くらいに出発して関越、上信越、長野自動車道を乗り継いで11時前に安曇野に到着。天気は生憎の雨だった。ちょっと付いていなくて残念。

まず行ったのは安曇野アートヒルズミュージアム。ガラス作品の販売や展示がある。体験工房もあって子どもが吹きガラスに挑戦した。挑戦といっても底の形を整えたり金属棒を取り外したりといった難しいところは係の人がやってくれるので、あまり難しいところはない。20分程度かかって一輪挿しが完成。

ガラスを冷やすのに1日かかるということで明日帰る前に取りに行くことにした。
体験の後はショップで細々としたガラス細工を買って、次の場所「大王わさび農場」へ向かう。

ちょうど昼ご飯時だったので、ここの中にある蕎麦屋さんで昼食を食べる。味はまあ可もなく不可も無くって感じかな。あとここで黒沢映画にも使われたといわれている水車小屋も見てきた。水車小屋は遠野でも見たけれども、ここのものは想像していたよりも立派な造りだったなぁ。川の流れや動く水車をぼーっと眺めているとなんかゆったりした気分になったよ。

妻はわさびソフトを食べた。色は薄いグリーンで辛そうだけど、実際はそれほどわさびの味は濃くはなかったみたい。でも子どもは一口味見しただけで嫌がっていたので、ちょっと無理だったみたいかな。

だんだんと雨は本降りになってきたのだが、まだまだ旅は続く。