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W&R : Jazzと読書の日々 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2006/08/06 IT’S ONLY A PAPER MOON このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

何かテーマを決めようかと思います。まずはマイルスが取り上げているスタンダードを見ていきます。最初は「IT'S ONLY A PAPER MOON」から。


IT’S ONLY A PAPER MOON

1932 (Arlen / Rose / Harburg) Jazz Connection


It is only a paper moon

Hanging over a cardboard sea

But it wouldn't be make believe

If you believed in me


そう、それはただの紙の月さ、

ボール紙の海にかかっただけの。

でも、君が僕を信じてくれれば、

それは作りものでなくなるんだ。


そう、ただのキャンバス地の空さ、

モスリンの木の上に広げただけの。

でも、君が僕を信じてくれれば、

それは作りものでなくなるんだ。


君の愛がなかったら、

それは安酒場でのドンチャン騒ぎ。

君の愛がなかったら、

それは屋台小屋に流れる冴えない歌。

道化師バーナムとベイリーの世界さ。

どれも全部、ただの作りもの。

でも、君が僕を信じてくれれば、

それは作りものでなくなるんだ。


「この世はすべて作りもの。だから、ね、しかたないさ♪」と筋肉少女帯の『ビッキー・ホリディの唄』を歌いそうになりますが(爆)、こちらは至って健全。「君が信じてくれれば、何もかも本物になるよ」と歌っています。愛の力だな、愛の。

映画『ペーパー・ムーン』で有名な曲。もとは舞台劇『ザ・グレート・マグー』に使われた曲で、そのときのタイトルは「If You Believed in Me」でした。ナット・キング・コールやミルス・ブラザーズのレコードがヒット。その時代をイメージさせる曲ということで、映画でも背景として使われています。1932年。アメリカは世界恐慌をくぐり抜け、かすかに明るい見通しが見えてきた頃。そして、戦争へと突入していくことを、まだ知らずにいた時代。


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マイルス・デイビスの『ディグ』。ハード・バップへの第一歩と言えるアルバム。アルトサックスがジャッキー・マクリーン、テナーがソニー・ロリンズ、ドラムがアート・ブレイキー。次世代の大物たちが、まだ試行錯誤に苦しみながら若々しい演奏をしています。


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映画『ペーパー・ムーン』。ひょんなことから、身寄りをなくした少女を親戚のもとに送り届けることになった中年男の話(実は聖書を売り歩くペテン師なのさ)。テイタム・オニール萌え〜♪になること間違いなしの傑作。


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歌で聞くなら、リー・トーチア。「ラーガ」というインド古典音楽の歌手なのですが、ウォルター・ビショップ Jr.らと組んで「ジャズ・ラーガ」というフュージョンを作り出しました。このアルバムはビリー・ホリディへのトリビュートで、歌い方もビリー・ホリディに似ているように思います。


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クリス・ニューマンスティーヴ・カウフマンのギター・デュエット。ブルーグラス系の二人ですが、きれいに決めてます。


ああ、『ビッキー・ホリディの唄』の歌がアマゾンで見当たらない・・・。筋肉少女帯オフィシャル・ページ参照のこと。『サーカス団パノラマ島へ帰る』に入ってます。そして7月22日に「仲直りしましたー」宣言。再結成、おめでとうー♪ 大槻ケンヂが、戻るべきところに戻りました。めでたしめでたし。