DraftPadで二つの文章を入れ替えながら編集する方法 Switch

他の文章を参照しながら書き綴るときに。


DraftPad 1.6.2
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: 無料 (Manabu Ueno)

DraftPadを使っていると「こんなこと出来たら」と思い浮かぶことがある。たとえば、何か文章を書いているとき別の用件を思い出し、そちらもタイプする必要が生じたとき。すぐ終わらない場合、履歴で切り替えるのは面倒だし、間違ったバージョンを気づかず読み込むかも知れない。あるいは、すでにある文章を参照しながら、それを基に文章を作るとき。「DraftPadに二画面モードがあれば」と思ってしまう。
下記アシストを使うと、編集している文章を交互に入れ替えることが出来ます。

draftpad://self/web?url=https://dl.dropbox.com/u/56343898/switch.html&whole=<@@>&loc=<#LOC>&len=<#LEN>

登録リンクはこちら→ http://tinyurl.com/cmgnbcn



何か文章を書いているとき、ふと閃けばアシスト実行。



すると「別の画面」が出てくる。こちらにも文章を打てる。



もう一度アシストを呼び出すと、最初の画面に戻り、続きに取り掛かることが出来る。もう一度アシストを呼ぶと「別の画面」が出る。もう一度で「最初の画面」。そんなふうに、二つの編集画面を入れ違いに出せるようになります。


【仕組み編】

WebDelegate 6 | DraftPad Hacks
下の方に追記がありますここまでで、WebDelegate アプリの開発に必要な情報はたぶんすべて網羅できたはず。筋金入りの JavaScripter 達はもうさっそく新しい Assist の構想を練り...

DraftPad Hacksのアシスト「Sugar」を使いました。アシストを書くためのアシスト。必要な構文はすべて用意されていて、メインのスクリプトを書けば終わり。

text=window.localStorage["text"];
window.localStorage["text"]=arg.whole;
loc=localStorage["loc"];
window.localStorage["loc"]=arg.loc;
len=window.localStorage["len"];
window.localStorage["len"]=arg.len;
if(text==null) text="";
draftpad.replace(text,loc,len);

書いたスクリプトはこれだけ。localStorage です。DraftPad 内に記録する仕組み。localStorage は外部サイトにアクセスしないと有効にならないので、switch.html と名付けDropboxのPublicフォルダに置きました。Dropbox側には痕跡が残らない安心設計。


しかし、このアシストは便利。この記事を書いているときも、スクリーンショット短縮URLを作成する際、一時退避に使いました。iPadのディスクに保存するタイプなので、裏に回したテキストは半永久的に残ります。Dropbox側が作業用のアカウントなので、仕組みを理解された方はご自分のDropboxにswitch.htmlを置かれることをお奨めします。

  • 二つのテキストをDraftPadで交互に編集 MyScripts型Switch