大岩山の不法投棄ゴミ撤去

wishigrow2008-03-06

「地域住民と行政が一緒になった結果はすばらしい」
僕が住む町、京都市伏見区には、大岩山という場所がある。
頂上付近にはゴルフ場があるため、車で通れる道があるのだが、
その道の所々に、不法投棄がされています。

今日はそれらのゴミを、撤去し、再発防止のための柵と看板を設置する。
伏見区深草支所が中心となっているのだが、この活動には様々な人が関わっている。
行政の関係者は、まち美化事務所、伏見土木事務所、などなど。
地域の団体から、農業協同組合深草支部NPO竹と緑、深草ふれあい農業体験団など。
そしてその他、地域の住民など、が参加している。


8:30に公園に集合し、9:00に開始の挨拶。
そこから撤去がはじまる。
大きなゴミは、市の職員がパッカー車や、トラックに載せ、
細かいゴミは、地域のボランティアがゴミ袋に回収する。
大小さまざまなゴミが、捨てられている、憤りを感じる。
大きなゴミは、冷蔵庫などの家電やら、バイクなどの部品やら、
細かいゴミは、空き缶、カセットテープ、ナイロン袋など様々である。
それらを集まった人たちが、頑張って拾うのだ。
汗もかくし、泥にもまみれるのに、金銭的に報われない。
しかし、みんなでやると、なかなか楽しい。
きれいになると、うれしいし、達成感があるし、
社会の役にたっているという実感によって、誇らしく思う。
そういう思いで、僕も他のボランティアの皆さんも何枚ものゴミ袋をいっぱいにした。


お昼の休憩をはさみ、再び作業開始。
昼からは、竹で作った柵を設置することがメインで行われた。
まず杭を打ち込む。

そして、事前に作られた竹の柵を設置する。

それを、固定すると、見事ステキな場所が完成した。
昨日までゴミの山だった場所とは思えない。
行政と地域住民とが協力し合って完成した、非常に貴重な空間である。

最後に再発防止の看板を設置する。
看板は景観を壊すので、あまり設置して欲しくは無いが、
これはしょうがない。


行政と地域住民が一緒になって、自分達のまちを作っている。
地域住民が、自分達できれいにした場所であるから、愛着を持ち、今後の不法投棄への監視の目を持つようになる。
また、今後、地域住民が大岩山をステキな空間に作り上げていくことは、楽しいことであるし、
自分達が使う場所を、自分達で作っていくってのは、
行政主導で無駄なものを作ることも無くなるし、とてもすばらしい。


今日撤去できたゴミは、大岩山全体に不法投棄されたうちの、まだ一部である。
今後も、より多くの地域住民が関わり、大岩山をきれいにし、楽しい空間へと作り上げていくことを
僕は強く望み、その中にいたいと思う。