ゴッドイーターバースト レビュー

ゴッドイーターバーストをクリア。プレイ時間は約50時間。なおチャレンジはまだ手をつけていない。
★★★★★★★★★★
ゴッドイーターナムコから出た所謂モンハンライクのゲームで、前作の無印版はバランスの悪さから評価はイマイチだったようだが、ユーザーの意見を取り入れた結果、バーストでは非常に完成度の高い作品となっている。
モンハンのコピーという意見が多く、確かにファンタシースターに比べるとモンハン寄りの部分が多いが、実際にやってみると十分な差別化は出来ていると思う。まず、アクションの方向性が全く違っており、一撃一撃を慎重に入れながら長時間飛竜と闘うモンハンに対し、攻撃、離脱が簡単に行えるためちょっとした隙にバンバン攻撃を入れることができ、討伐時間もそれほどかからないGEという印象を受けた。また、ストーリーも割としっかりしたものが入っており、展開はベタながらもかなり面白かった。バーストの追加シナリオも量こそ少ないが、無印よりも好み。(なんといっても主人公が喋る!)また、どこぞの連れて行くとむしろマイナスになるオトモ猫と違って、NPCがかなり頼りになるため、ソロプレーヤーにも優しい。生存率が極めて高く、リンクエイドのシステムからミッション失敗ということがほとんど無くなる。(これに関しては賛否両論かもしれないが)この辺りから、自分はモンハンとは違った感覚で楽しむことができた。
このゲームの見所としてはバレットエディットが挙げられるだろう。これは文字通りバレットをエディットするというもので、効率重視から見た目重視まで好きに弾を組み合わせることができる。少し敷居が高いのであまり手を出していないが、動画サイトなどでは素晴らしい弾丸がたくさん投稿されているので、それをコピーして使うだけでも結構楽しい。
他に気に入ったシステムとして、素材の変換が挙げられる。これは上位素材⇔下位素材での変換が可能になるもので、新しい武器を作るときなどに下位の素材が少し足りないといったときに役に立つ。また、衣装が防御力に関係しないのも良い。モンハンでは集会場に行くと全員同じ装備といったこともザラで、効率を考えるとどうしても見た目装備がしにくくなってしまう。細かいところはそんなものか。
欠点としては、まず武器の種類の少なさ。剣は3種類でそれぞれある程度の差別化が出来ているが、銃に関しては消費OPや発射間隔が異なる以外は同じであり、どの銃を使っても立ち回りが変わらないのが残念。次回作ではもう少し武器間の違いをつけて欲しいところ。また、バーストの追加シナリオが短い割にミッション数は多く、ストーリーを早く見たい身としては少し辛かった。欲を言えばもう少しシナリオが長ければよかった。あとは、新型が優遇されすぎていて、フリーミッションに旧型を連れて行くメリットが無さそうなのが残念。バーストのシナリオに入ったときに全員新型になるみたいなイベントがあっても良かったんじゃないだろうか。こんな感じで欠点自体は目立ったものがない。
総評としては、狩りゲーとして新しい柱になれるだけのポテンシャルを持っていると思うし、何よりユーザーの意見をきっちり取り入れた調整を行うことのできるスタッフは今のゲーム業界では貴重。2が出たら発売日に買うと思う。
点数は前作をやっていたらマイナス1くらいか?でも値段を考えるとそのままでもいいかも。