引越ししました
ブログを引越しいたしました〜。
これからも、以下のページでよろしくお願いいたします〜。
http://ameblo.jp/pez-de-tumba/
5月ライブ告知♪
私のやっているバンド「ペス・デ・トゥンバ(墓の魚)」は、スペイン、ポルトガル、フランス、イタリアをテーマにしたラテンバンドです。
これらの国はまとめて南ヨーロッパと呼ばれていますが、皆さんがよく連想するイギリスなどの西ヨーロッパや、北国フィンランドなどの北ヨーロッパとまた違った特徴を持っている地域です。
その特徴とは?
それは陽気な事。
そして陽気な中に辛辣な皮肉や、風刺、ユーモアを練り込んだ芸術が発達している事です。
それらは国によってはエスプリなどとも呼ばれていますが、うちのバンドも、そういった風刺や哲学を皮肉に表現するような道化芝居を演じたりするのが特徴です。
もちろん歌の歌詞も、そういった古めかしい風刺や哲学でいっぱい。
戯けた演技、風刺、哲学を語る道化の芝居は、一般によく知られているピエロなどのクラウンの道化とはまた違った雰囲気を楽しめるはず!?(トランプのジョーカーみたいな道化師の世界です)
こういった芸能は、普通は仰々しい古典演劇などで見られるものですが、うちはバンドなので、お気軽にライブハウスや、ホールなどで楽しんでいただく事ができます♪
こんなラテン文化の一面に特化したバンドは、日本ではうちだけです!!
ぜひ、ライブに遊びに来て下さいね〜。
「犬も喰わぬパヴァーヌ」
[日にち]2012年5月19日(土)
[場所]大泉学園ゆめりあホール
http://www.neribun.or.jp/web/02_seat/o_index_02.html
〒178-0063 東京都練馬区東大泉1-29-1
TEL03-5947-2351[開場]14時45分
[開演]15時00分[チケット料金]前売り2000円/当日3000円
◎バンドのmixiコミュか、
フェイスブックコミュに参加している方は、
ライブチケット500円割引!!
■出演者
道化師/リュート/バテンテギター/黒実 音子
女性ボーカル/メルドのCo・テンコー
女性ボーカル/仕立て屋のオチ
女性ボーカル/黒鶏のモリーナ
ピアノ/ドン・ベズーゴ
フラメンコギター/島田 [ロイド] 賢
ポルトガルギター/マカフェリギター/下 桂馬
バイオリン/トモ
チェロ/マリモ
第一コントラバス/荻堂 洋一(yoitch)
第二コントラバス/大山 卓昭
ファゴット/クラリネット/ハリー
バリトンサックス/丸山 カズー
パイプオルガン/卓上ピアノ/メリー
卓上オルガン/(予定)
アフリカの大太鼓/
公式サイト
http://www.h7.dion.ne.jp/~witch666/majorin/index100.html
マダガスカルジャスミン
私は南方の植物マニアです。
南方の植物とは、つまり観葉植物の事です。
あれらは南米や東南アジア、オーストラリアなどから主に輸入されてきた植物なんですよ。
さてさて、というわけで、私の部屋には所狭しと南方植物がぎっしり。
まるでハワイです(笑)
部屋にはお気に入りのハワイアンのCDがたくさん置いてあって、休日などは、ゆったりと波の音を連想しながら、それらに聴き入っております♪
墓場の住人である私にハワイが似合わないなんていう方がおりますが、とんでもない!!
本当の墓場の住人だからこそ、墓場にうんざりしているものです(笑)
そして、楽園に焦れているものなのです。
さて、本日、私はマダガスカルジャスミンという観葉植物を購入いたしました。
実は、このマダガスカルジャスミンを購入したのは、私、はじめてじゃあございません。
過去に購入して枯らしてしまった経験があるのです(汗)
なんでかというと、この種類、かなり低温に弱く、冬でも10度以下にするとあっという間に枯れてしまうやっかいな種類なんですよね(汗)
ココヤシと共に、観葉植物の中では飼育難易度ナンバー5に入る難しい種だと私は思っております。
しかし!!
私はこのリベンジの為に、この春の引っ越しは観葉植物用に、日当りもよく、保温性も完璧な、冬でも15度を保てる部屋を探しました♪
(飼育しているヒトデ研究の為でもあるのですが・・・)
というわけで、新しいこの部屋で、私は過去に失敗してしまったマダガスカルジャスミンと、ココヤシを巨大に育てる野望に燃えております〜。
ちなみにマダガスカルジャスミンというのは、ジャスミンとは全く種類の違う植物です。
猛毒植物なので、花はきれいですが、取り扱いは要注意ですよ〜。
チェンバロライブ満員御礼♪
吉祥寺のイタリアレストランの地下・・・という、なんともカタコンベ的な(笑)チェンバロと道化芝居のライブ
「男も女も哀れな役者」
なんと、今回も大入り満員でございました♪
来て下さった皆様、ありがとうございます〜。
今回は、私の大好きなチェンバロという古い時代の鍵盤楽器と、現代のピアノ(ボストンピアノ)を使った、とてもとても贅沢な中世風の「シャンソン・フュネライユ(葬送の歌)」ライブでございました♪
演奏したバンドのオリジナル曲も、オペラ、シャンソン、フラメンコ、ファドなど、様々な作品♪
せっかくのチェンバロ・・・という事で、
ちょっとダウランドなんかも、リュート、チェンバロ、歌で合奏してみたりしました。
ホールの大きさも丁度良くて、まさに古い時代の音楽会という感じ。
会場の吉祥寺ラ・フォルテ様、ありがとうございました〜。
さてさて、私達は、「シャンソン・フュネライユ」というオリジナルのラテン音楽を演奏する日本唯一のバンドでもあります♪
「シャンソン・フュネライユ」とは、つまりフランス語で「葬送の歌」。
葬式と言っていますが、そこはラテン音楽。
陽気なのです♪
「シャンソン・フュネライユ(葬送の歌)」は、「陽気な葬儀」をテーマに、
キリスト教的な厳粛なもの、不吉なもの、哲学的なものを、
ライトに、可愛らしく、皮肉を込めて歌ってしまう特殊なラテン音楽。
「人生とは、壮大な葬儀なのだ。
一生をかけ、墓場に向かって歩いて行く。
時には陽気に寄り道しながら♪」
人間が誰でも最後は行く事になる「墓場」という場所をテーマに、人生の哲学的なユーモアを歌う音楽、
それが「シャンソン・フュネライユ(葬儀の歌)」なのです。
とにかくマニアックで、ノリが良くて、陽気で、厳粛♪
ハスキー声でチェンバロと歌うイタリア風・道化役者「仕立て屋のオチ」♪
可愛く、でも、ちょっとブラックなミュゼットを歌うフランス風・ボーカル「メルド(糞)のコ・テンコー」。
そして、バイオリン、チェロ、ウッドベース。
リュート、フラメンコギター、ポルトガルギター。
アコーディオンに、サックス達。
南イタリアのバテンテギター、卓上ピアノ、パイプオルガンなど、
不思議な楽器の所有数でも、日本有数のラテンバンドでございます(笑)
大げさな身振り、
演技を交えた喋るような歌、
道化役者、そして歌手、
十九世紀フランス文学的な風刺、皮肉、
神学、ユーモアに富んだ歌詞。
皮肉で、だけれど、カラっと明るいいたずらなラテン哲学で、
私達は、フラメンコ、アルゼンチンタンゴ、シャンソン、ファド、オペラ、JAZZミュージカルを歌います。
しかも、それらは全て生楽器による生演奏!!
さぁ、偉大なる先生方!!
御立会い!!
魔女や、ジプシー女、フランス女に、道化役者、
詐欺師に、オーケストラバンド・・・
そんな不思議な「シャンソン・フュネライユ(葬送の歌)」の一夜はいかがでしょう?
次回ライブは、オペラ劇場風!?
クラシックホールでの演奏となります。
5月19日(土)3時頃より
「犬も喰わぬパヴァーヌ」
よろしくお願いいたします〜。
ライブ動画、音源など、近日公開中です!!
バンド「墓の魚」公式サイト
http://www.h7.dion.ne.jp/~witch666/majorin/index100.html
ボーカルの名前2
さて、前回の日記に引き続き、今回もうちのバンドのボーカルの名前の由来を紹介していきたいと思います。
今回、紹介いたしますのは、小さな道化師の女の子「仕立て屋のオチ」です。
彼女は、戯けた独特なしゃがれ声で「シャンソン・フュネライユ(葬送の歌)」を歌うかなり個性豊かな歌姫です。
音楽としては、陽気なマカーブルジャズを担当する事が多いでしょうか。
さてさて、では、なんで彼女は「仕立て屋のオチ」なのでしょう?
オチというのは名前だとして、
「仕立て屋」という言葉が前につくのはなぜなのでしょう?
彼女は、仕立て屋さんなのでしょうか?
いいえ。
この「仕立て屋」という名前には、意味があるのです。
実は、古い古典演劇の世界では「仕立て屋」という職業は、あまりいい意味を持って登場するキャラクターではありませんでした。
当時、古典演劇において、仕立て屋は、ずるく、身分が低く、料金をちょろまかすようなイメージを持たれていたのです。
つまり劇中において、仕立て屋は、一種の道化役だったわけですね。
もちろん、人生を一つの壮大な葬儀に例え、人間風刺、皮肉を歌うブラックな「シャンソン・フュネライユ(葬送の歌)」では、
それほどの褒め言葉はございません(笑)
というわけで、「仕立て屋」というのは、
まぁ、小ずるい、道化的、そんな意味を持っているのだとご解釈下さいませ。
今週末に吉祥寺で行われるライブにも彼女は登場いたします。
よかったら、ぜひ、遊びに来てくださいね〜。
「ペス・デ・トゥンバ(墓の魚)」公式サイト
http://www.h7.dion.ne.jp/~witch666/majorin/tumba.html
ボーカルの名前
うちのバンドには、ゲスト歌手も含め、メインボーカルが何人もいます。
彼女達は、まるでイタリア喜劇の道化役者のように、オペラ、ファド、シャンソン、アルゼンチンタンゴ、フラメンコなどを歌っていきます。
さて、そのメインボーカルの一人に「メルドのCo・テンコー」という女の子の歌い手がいます(Co・テンコーは、コ・テンコーと読むんですよ、皆さん)。
彼女は主に、可愛らしいフランス的なオリジナル曲(ニュイ・ミュゼット)を担当する事が多いのですが、
可愛らしいと言っても、何しろ皮肉とユーモアのラテン音楽「シャンソン・フュネライユ」ですから(笑)、可愛いながらも、毒を含んだエスプリ満載の歌詞を、彼女は歌っています。
さて、本日は、このコ・テンコーの名前について、お話してみたいと思います。
彼女の名前の前についている「メルド」という単語の意味について。
そもそも、この「メルド」というのは、一体、どういう意味なのでしょう?
響きがきれいなので、町の名前かと思う方もいるかもしれませんが、
そうではなくて、実は、メルドというのは、フランス語で「糞尿」を意味する単語なのです。
なぜ、名前の前に「糞尿」などという単語がつくのか?
それは、フランス的芸術表現に、「糞」という単語が意外に多く登場する事と関係があります。
フランス映画や、フランスの詩の中に
「ああ、くそったれで素晴らしい人生!!」などの皮肉とユーモアの込められた言葉が登場するのを聴いたことがある方はいないでしょうか?
フランスは、日本と違って、何かを賛美する時にも、素直に褒めたりするのではなく、そこに「愛すべき皮肉」というべきものを織り交ぜたりするのですね(素晴らしい!!)。
綺麗なもの、素晴らしいものだからこそ、「糞」という、最も汚い言葉をつける事が面白いのです。
なぜって、世の中、きれいなものは、ただ、綺麗なだけのものではないからです。
世の中の一つの物事は、そう単純じゃありません。
いろんな面が存在します。
綺麗な部分、汚い部分、裏の努力、表の成功。
それは人生とおんなじです。
でも、ただ綺麗なだけのものではないからこそ、奥が深く、素晴らしいものなのではないでしょうか?
人間だって、ただかっこいい、美人などというのは、所詮、うすっぺらい一面に過ぎません。
実はマヌケだったり、実は悪者だったり、そういった面がある事で、より人間味があふれてくる。
そして、だからこそ、面白いのです。
「くそったれで素晴らしき人生」という表現がユーモラスに響くのは、
たったこれだけの言葉で、面白い位に、この人間の世界を表現しているからではないでしょうか?
まさにそれは一つのエスプリ(フランス的ユーモア)なのです♪
そんなわけで、「メルドのCo・テンコー」という名前には、
「フランス的皮肉のCo・テンコー」という意味があったりします。
簡単に見えて、意外に深い意味があるでしょ?
それが、「ペス・デ・トゥンバ(墓の魚)」の得意とする文学的ユーモアです♪
言葉に隠された裏の裏を読んでいけるようになると、
言葉というものが、詩というものが、文学というものが、
より楽しく鑑賞できたりしますよね♪
というわけで、本日は「メルドのCo・テンコー」について書いてみました♪
「ペス・デ・トゥンバ(墓の魚)」公式サイト
http://www.h7.dion.ne.jp/~witch666/majorin/tumba.html