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読書散歩

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2016年03月08日

井伏鱒二 『荻窪風土記』 を歩く

井伏鱒二と親交があった荻窪の郷土史家で、「荻窪百点」編集長の松葉襄氏の案内による文学散歩に参加した。参加者は30名ほど。「荻窪百点」は、地元商店の店先等に置かれる小冊子で(「銀座百点」のような体裁)、昨年創刊50周年を迎えた。

今回案内して頂いたのは、『荻窪風土記』に登場・関連する場所で、太宰の下宿も含まれていた。荻窪時代の太宰の下宿は複数回変わっていて、私はこれまで、碧雲荘以外、はっきりした場所を把握できていなかった。今回、松葉氏の案内により、いくつか訪れることができたので、太宰が暮らした荻窪の5箇所の場所を以下にまとめます(ネット上の情報も参照)。

(1)東京日日新聞社の飛島定城宅

時期:昭和8年2月〜4/5月

現番地:天沼3丁目15番地(旧番地:天沼3丁目741番地)

「飛島家が母屋で、太宰と初代は離れに住んだ」

http://tushima.exblog.jp/22241022

飛島定城のご親戚の方のコラム

http://www.biyou-m.com/blog/004/archives/2008/04/index.html


(2)飛島夫妻と共に移転

時期:昭和8年5月

現番地:天沼3丁目3番地(旧番地:天沼1丁目136番地)

行き方:ドンキホーテの角を曲がって30メートル程入った左手(現在は駐車場)

f:id:witmiffy:20110101000000j:image:medium


※上記付近に伊馬春部の旧宅跡がある(2-18)

松葉さんの話によると、太宰と初代さんが、伊馬春部宅に住んだという説もあるそうだが、飛島夫妻もいたので、広さ的に無理だろうとのこと。


(3)照山荘アパート

時期:昭和11年11月12日(武蔵野病院、退院後)〜昭和11年11月14日

現番地:上荻2丁目17番地(光明院裏)


(4)碧雲荘(湯布院に移築予定)

時期:昭和11年11月15日〜昭和12年6月

現番地:天沼3丁目19番地(旧番地:天沼1丁目238番地)

行き方:荻窪税務署の隣


(5)鎌滝宅

時期:昭和12年6月(水上心中・未遂後)〜昭和13年9月

現番地:天沼3丁目12番地(旧番地:天沼1丁目213番地)

行き方:吉田屋葬儀社の角を曲がって、突き当り奥の左手


碧雲荘は、ちょうど解体工事中だった。所有者の女性がいらして、敷地内に入った参加者に対して、「すぐに出てください、警察を呼びます!」と。3月中に更地になるそう。散歩日和の暖かな晴天。

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