東京ジオサイトプロジェクト4 トンネルウォーク

 とにかく疲れました。何がって、入場前の行列が。地下潜るのに行列を作るなんて日本人だけなんじゃなかろーかと思う。昼頃に行った私で1時間半、2時3時から並び始めた人は3時間くらいの待ち時間になったんじゃないだろうか。途中脱落する人もいたようだ。
 入るには身分証明書の提示し荷物を預けなければならないのだが、これはつまり危険物の持ち込みなどへの用心なんだろう。で、入る前に荷物を預け、出るのは1.5km先。荷物どーすんだ?と思ってたら、タグを付けた荷物の山をデカイ袋に入れて、係りの方が日比谷公園の中へ……。歩きで運搬かよw。ご苦労様です。
 受付を済ませると、ヘルメットと軍手を着けるよう言われる。工事現場なので。(ちなみに軍手はそのまま貰えた。)日比谷公園から交差点をぞろぞろと横断すると、

なんか道路にめちゃ小さい入り口が。まさか演出じゃないとは思うんですが、個人的にかなりぐっと来るものが。
 らせん階段を降りると足場の上。中は湿気も高く暑い。地下=涼しいと期待してた(東京は31℃だったそうで)ので若干凹む。
 そしたら穴が!孔が!(暑さも吹き飛ぶ勢いで) 一般人からすればもの凄く不安な構造のエレベーターで、縦穴の底まで降ります。

 FF7じゃん、とお馴染みの感想を抱く。

 この横穴は既に貫通していて、シールドマシンは撤去された後。爪だけが展示されてました。それ以外にも、トンネルの各所にパネルで工法や周辺知識などについて解説。パネルには地下解説員(実際に現場で働いている人。らしい?)がついていて、いろいろと質問に答えてくれたりも。

 途中に開いている縦穴。ここには凍結工法に関する展示。

 基本的に道路の下を通っている筈なんですが、それなりに曲がってたりも。
 1.5kmのトンネルを歩き終わると、虎ノ門側の縦穴。先日行われた地下音楽会のステージがあります(最初何だか解らなかった)。らせん階段で縦穴の中腹まで登って、既に使われてる小さい横穴にて幾つかの展示。今時のBlog紹介とかもあったり。
 エレベータで縦穴の一番上へ。このイベントに関するアンケートを書くとマウスパッドが貰えるんですが、これがまたステキすぎる。多分一番の収穫。
 階段で地上へ。ヘルメットを返して、荷物を受け取って終了。所要時間は2時間ほど。並んでるところから数えれば相当な時間になるし、かなり疲れました。それ以上に楽しかったけど。たぶん地下では終始ニヤついてたと思う。
 完成した共同坑のお披露目はこの4で終わり。明日が最後。入場自由だけど何のアトラクションだよとゆーほどの人気なので、行くなら朝一番が良い……んだけど、これ書いてるのがもう3時だしな。
 地下や巨大や土木にロマンを感じる人なら文句無くお勧め。気楽に非日常を味わえる地下というリソースはもっと使われるべきだと思うのでした。
 以下2枚は1600×1200のjpg。
 縦穴(att.ne.jp)
 横穴(att.ne.jp)