なんやかんや

いろいろなことが一応の決着を迎えている。
良い結果なのやら悪い結果なのやらわからない。
久しぶりに心がかなり病んできている・・・、というのを感じた。
傍若無人にふるまっているように見せてはいるが、人目を気にする裏返しだったりするわけで、
昔ほどではないけれど、最近ぽつぽつと。
昔は「社会」というものから無縁だった。部活なんかもやっていたけど、部活としてはうまくいっていなかった。
競技としてはうまくいっていたけれど。
その後、部活を経て友人と一緒にどこかに行くようになったけど、それは仲良しグループで「社会」ではなかった。
そんなこんなで「研究室」という社会が始まったわけだけど、同じ組織にずっといるというのをこれまでしてこなかったため、
勝手気ままにふるまってきた私は、いつの間にか随分ふらふらになってきているらしい。
慣れないことをするものではないとは言いながらも、これから先、会社でもやっていかないといけないわけで、
今のうちから徐々に徐々に慣らしておくべきだとは思うが・・・。
結局のところ、大学院への関門の勉強とかこつけて、私は「引きこもり」になっていた。
それもひと段落したわけで、明日からまた研究室に通うわけであるが、そろそろ本格的に研究も始まる。


関門の試験といえば、できたかできんやったか、正直よくわからない。一応、思っていたよりは簡単だたったし、
勉強していない割には、ぼちぼちくらいついていった。
なんだかんだで、直前にまたやっつけ仕事、突貫工事をすることになったわけで、こんなやり方でこれから先やっていけるか、
といったら間違いなく無理。
おまけに少し病的なほどに手がつかないのを今季発見したために、しかるべき処置をとらなければと思っている。
結構酷いレベルである。
そもそもそんなこと言い出したら、前の後期から、というより実験レポート提出なんかに関して言えばずっと病的なわけで、
そろそろこういう性格というより、なにか精神的な壁というのをきちんと溶解させておかないと、
この先ジリ貧なのは見えているために、今のうちになんとかしようと思っている。


一応学校関連の要件としてはあと一件やらねばならぬことがあり、追試のお願いなのであるが、
これもあまり最近は精神状態がよくないために、行きたくなかったりするのだが、それができないと卒業できない。
一応、してくれるように頼むしかないわけだけど、嫌だなどと言われれば、即刻退学なわけだけど、
今頃になって後悔していたりもするが、嫌と言われれば諦めて退学するしかない。
危ない帰路に立っているわけだけど、かといって現実感もさほどない。
追試はしないといいながら実施する科目だから、というのもあるけど。


たまりにたまったメンタルの異常は、この夏中になんとか整理するつもりである。
次の学期が始まる前に、なんとかしておいたほうがいいだろうから。


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可笑しな精神状態になると、私はいつも山田洋次氏の映画をみるのだけれど、最近もおかしくなってきたので、
ついつい見る。
この「学校」シリーズは初めて見たけど、「釣りバカ日誌」はコメディーですべて見ているわけだけど、
この「学校」シリーズはとてつもなく暗い話。
かなり左翼的な映画のようには見えるし、実際そうである。
「学校Ⅰ」で田中邦衛氏が演じていた、一生苦労しかしておらず、誰からも愛されないで孤独に病死してしまった、
夜間中学に来るおじいさんを見てかなり鬱になってしまった。
夜間学校の教室で、いろいろ抱えた人々が、彼の死について話し合うのだが、
最後までぼろ雑巾ような扱いだった彼の人生とはいったいなんなのか、ということに「それでも彼は幸せだった」などと
妙な意見も出るわけだけど、事実、一生幸福とは無縁の人生を送る人だってこの世にはたくさんいるだろう。
物質的幸福と精神的幸福の二つがあるけれど、これから私の人生においてそのどちらもが欠落する可能性だって大きいわけで、
この作中ではよくいわれているのだが、日本は学歴社会で大学くらいでておかないと厳しい、
大学を出ただけの無能が威張る世界だ、とかなんとかいうことも言われていたりするわけだけど、
卒業と退学の帰路にいる私が聞くと、やはり堪える。
そうなら勉強すればいいじゃないかというわけだけど、随分精神的にうまくないので、すぐ疲れてしまうのである。
甘ちゃんだから、というのが大きな理由だけど、とりあえずこれを何とかしよう。


映画の話をしていたわけだけど、この「学校」シリーズはもう見ていてやりきれない気持ちになるけれど、
自分の人生と全く無関係ではなく、むしろ今いる研究室の連中のきらきら具合と私は相いれないわけだけど、
どちらかというとこの映画中に描かれただらだらとした不幸というのは、かなり私に近しいわけで、
そうなるととても他人事には思えない。


そんな妙な精神状態だけど、退学になるかもしれないけど、大学院だって受験したのに落ちているかもしれないわけで、
私も田中邦衛氏が演じていた「猪さん」のように、あそこまでではないけれど、不遇の人生を生きるのかしらね。
これでも這いつくばって生きてんだよ、この野郎。


そもそもkeith jarrettなんて気取って聴いているのにもかかわらず、精神的に難しい時に聞く音楽が
中島みゆきだとか井上陽水なわけで、さらには映画はこってり日本映画山田洋次だし、
随分古い人間なのか、それとも懐古野郎なのか。


今学期は、一応もうひと段落はしているけれど、「あー疲れた」。
一か月ほど誰ともかかわりたくなかったりするけれど、そうはいっても明日は研究室に行かないとねぇ。
行ったら行ったで楽しいのだろうけれど。
いろいろ頭の中はごちゃごちゃしている。
今日は男子のオリンピックサッカーがとても楽しみである。