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ウッドの坩堝 woodman archives

 

2017-03-18 ウッドマンを聴く会「北極ブギー」 東京神楽坂で開催

以前より企画していたけど実現しなかった「ウッドマンを聴く会」が、3月18日土曜日の15時から20時まで神楽坂ノートルミュージックで開催が決まりました。イベント名は『北極ブギー』。要ドリンクオーダーですが、チャージは無しです(カンパ箱のみあり)。

ウッドマン好きでも聴き逃してたカセット時代の名曲迷曲凄曲の数々がかかります。


CD化されていない音、ほとんど聴かれていない曲を。

神楽坂ノートルミュージックへの行き方

http://notremusique.net/

Tenjin Heights 2F, Tenjincho, Shinjuku-ku
住所 : 天神町22- 5 天神ハイツ2F

最寄り駅: 神楽坂駅


神楽坂駅を地上に出たら右折、セブンイレブン前を右折し突き当たりを左折、一本めをすぐ右折し左折直進、右手に銭湯がある通りの左手二階(一階は居酒屋)

喫茶みたいな感覚でどうぞ。

当日チャージはありません!

ドリンクのみオーダーください。



360゜recordsからのウッドマンのソロアルバム『Alaska』『PISIN JAZZ』、兄弟レーベルからのウッドマンのノンビート音響プロジェクト「マノーラ」のソロ、レースゲームコンピ『CIRCUITS QUANTUM』、キバマンダブコレクション『Kibaman Elephant Roots』ウッドマン楽曲はリクエストあればかけます。



なお当日ナビゲーターは、hitachtronicsと虹釜太郎です。


いままでそんなこと全くしてませんでしたが、今回一応プロフィールを記載しておきます。

hitachtronics (ヒタチトロニクス / New Masterpiece)
東京生まれ。
2006年、WOODMANの『Warrior Angel』 (CommuneDisc) の
大胆なジャケットイラストが一部で話題となる。
以後、いぬ(三好史/元JG's)や初期MaltineRecordsなどのCD/配信音源や、
岸野雄一企画のイベントフライヤーのイラストとデザインなどを手がける。
2010年には女子高生ノイズバンドを組む同人漫画「ざつおん!!!」を発表、
夢眠ねむ(でんぱ組inc.)の目にとまりムック「アキバ妄撮」(プレビジョン刊)にも掲載した。
2011年WOODMANが開いたギャラリー"Q-O-I"にて個展を開催、
2013年には自主制作で氏のフルアルバムCD「One Loop Beyond」リリース。本作をきっかけにネットレーベル"New Masterpiece"を立ち上げ、全リリースのデザインも手がける。
2016年初夏のWOODMANの急逝を受け、氏が生前遺していた膨大な音源をデータ化し再発する
「WOOD TAPE ARCHIVES」を2017年よりスタートさせる。
hitachtronics.tumblr.com
newmasterpiece.tumblr.com
woodtapearchives.tumblr.com



虹釜太郎:
24年前にパリペキンレコーズをオープン。お店はすぐ潰れ、以降360゜records,drifter,radio等のレーベル運営。(360゜recordsからはウッドマンのソロアルバム『Alaska』『PISIN JAZZ』がリリースされています。兄弟レーベルからはウッドマンのノンビート音響プロジェクト「マノーラ」のソロが出ています。
レースゲームコンピ『CIRCUITS QUANTUM』、キバマンダブコレクション『Kibaman Elephant Roots』にもウッドマンが楽曲参加しています)。虹釜太郎名義のソロはピアノソロのみ、他にjigen,wolfmanなど40名義。単著カレー野獣館』。イベント「5H」、薬草酒&ハーブドリンクバーは現在休止中。最新の映画音仕事に『夏の娘たち』堀禎一監督(http://www.athenee.net/culturalcenter/special/special/hori_talk.html)作、2017年春劇場公開。
http://d.hatena.ne.jp/nijikamataro/archive
(携帯↓)
http://d.hatena.ne.jp/nijikamataro/archivemobile

http://taco.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=89112&csid=5&sort=n


4月1日2日
京都の「外」で開催
虹釜太郎の「パリペキン未解決事件」2daysの2日めで、ウッドマンの音について(hitachtronics)さんとトークします。東京とは違うかたちでやります。

http://soto-kyoto.jp/event/0401-02/



http://losapson.shop-pro.jp/?pid=112395343

http://losapson.shop-pro.jp/?pid=112395293

http://losapson.shop-pro.jp/?pid=111503447

も会場に。



現在、ロスアプソンでウッドマン再発プロジェクトタイトルを通販可能です。大阪ナミノハナでも取り扱い開始。





(追記)
ウッドマン復刻タイトルの売上はすべてウッドマンの家族とかなり大変な実作業を担当されてるhitachtronicsさんに。

ここのところ自分はウッドマンのカセットタイトル復刻に向けていろいろ動いていたのですが、虹釜は、ウッドマン再発で、応援で動いてるだけで一円ももらっていません。虹釜個人カンパ(http://d.hatena.ne.jp/nijikamataro/20170208)。ウッドマン再発プロジェクトについては自分は完全無償でやってます。

2017-03-16 OSAKA MASSAGE『Joy Wave X』

ウッドマンを聴く会「北極ブギー」直前の今回はウッドのるつぼでも強く推している(*゜Q゜*)ウッドマンの中でも幻のタイトルな「ニセ十字」と「アークティックキャット」の狭間のタイトル『Joy Wave X』です。

WD28 OSAKA MASSAGE『Joy Wave X』

今回のウッドマンのタイトルは、オーサカマッサージ名義です。


WD27 ARCTIC CAT / Biscuit & The Dance
ウッドマンのライブセットをそのままカセットに!なタイトルで、かつウッドマンのさまさまなギャルペルソナが出たり入ったりの擦り動作の極みだったとすれば、今回のWD28番『Joy Wave X』は、ジャケットイメージからも感じられるようなウッド流TRAX

TRAXレーベルの復刻か!な曲もつまってますが、ウッド一人でやってるのに笛おじさんやギター小僧が乱入したり、キーボードどじっ娘が乱入したりと騒がしいですがしかし!かつてのTRAXも相当騒がしいですから!


本カセットを聴いてるとTRAXからのリリース前に自殺してしまったアーティストの音源を思い出しますが(すばらしいのでTRAX全集調べてみてください)、両カセットのそれぞれ頭からは、Aサイド頭は「アラスカ」シリーズの残り香、Bサイド頭は「バーバリアンインアジア」の身に染み暖気と冷気を。B面はオーガスタパブロを感じるウッド流〜ダブは母子家庭〜※もぎとりハウスの真髄が当たり前に。夜の鳥たちが曲にあわせて踊りたつ奇妙な超現実です。



ウッドマンOSAKA MASSAGE名義 はこの後『FM STTKDKKI Live & Direct To Lunch Yakiniq』、そして『USA』と続きます。この流れは神楽坂伊勢で会場でも聴けます。
https://woodtapearchives.tumblr.com/post/156626371523/20170318



※ウッドの発言〜ダブは母子家庭〜がなんだったのか!については、4月の京都イベントで

http://www.cinra.net/event/20170401-nijikamataro


3月18日の「ウッドマンを聴く会」は

https://woodtapearchives.tumblr.com/post/156626371523/20170318

各会場でhitachtronicsによるウッドマン再発タイトルがいくつか入手できます。








ウッドマンの「アラスカ」「ポーラー」の遺伝子/系譜/その後の『polar boogie』の1と最新の2、ウッドのマノーラとポーリンオリヴェロストリビュートも現在お店で品切れですが各会場には用意します。
http://losapson.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=460298&csid=0&sort=n

2017-03-09 WD26 MACARONIMAN 『Downtown Science』

いよいよ「ウッドマンを聴く会〜北極ブギー」開催が近づいてきました!

https://woodtapearchives.tumblr.com/post/156626371523/20170318



今回のウッドの坩堝は

WD32: MACARONIMAN / Cacao* (70min//2000/1


ウッドマンカセット時代でももっとも数多くタイトルを出してるマカロニマン
より、先日再発された「アークティックキャット」「ニセ十字」直前のマカロニマンのカセット『ダウンタウンサイエンス』です。


WD26: MACARONIMAN /
Downtown Science


このタイトルは数あるウッドタイトルの中でも曲名が全部下町という珍しいもの。

一曲め「ジューじゃん」はキラキラな女子っぽいトラックではじまる、
「ボーリング対決」は淡いティーンエイジャー下町デート全開なうれし恥ずかしハウスです。他の人ならダンストラックとしてもっと洗練さするんでしょうが、ウッドマンはそうせず、かわいいまま放り投げてきます!

こういう曲こそカセットだからこそというか、カセットにぴったりな。アナログならば12インチでなく7インチ。

カセットリリースの意味とは…と今回改めて考え直すことになりました。

レコード屋にというよりは「マークズキーボードリペア」なライトバンといいますか、下町生活といいますか。

キレイに磨かれたクラブというよりは…



そして「おやすみmyらぶ」。この曲もまたとってもキュートなのですが、何かに似てる。エイフェックスツインのアンビエントワークス時代。改めてこっちもご無沙汰な方は聴き直してみてください。

「エンゼル百貨店」はファミコン時代のうっかりデパートお買い物な油断ならないトラックで、こういう曲はチェリーボーイファンクションも嫉妬しそうです。
よくスーパーいくとシャカタクがさらに弾きなおされてたり。あの感じです。

大森の百貨店なくなっちゃいましたね。


そして「カラフル」という曲は下町ジャングルという新たな体験の提示。


これは…





お化け屋敷花屋敷ということでは…


楽しく帰ってくる霊たち、といいますか。


明治通り〈スポーツセンターmix〉」はどこかヤベミルクさんぽくもあり、イースト東京な「ジェラじゃん」はいきなり大江戸ストリングスオブライフなデトロイト江戸名曲。この曲は「北極ブギー」でも。
ラスト「路地〈月の娘として〉」は、ひとりの男という限界を超えた存在としてのウッドマンだからこそな。
スッカスカな重心低めな徘徊トラックで、擬人化された車も足を止める曲でありながら、月の娘が「つーきーのたまーよー」とは歌えない悲哀も籠められています。


改めて本カセットはダウンロードやCDでというよりはカセットでこそ聴きたいなあというアルバムでした。音圧もありませんが、銭湯あがりにはぴったりな音。



ウッドマンカセットの中でもせつない大江戸情緒満載のカセットぜひ体験してください。










ウッドマン再発事情
https://woodtapearchives.tumblr.com/

2017-02-07 にせ十字(NICE JUJE) / ギャラクシーホテル

今回から二回はウッドマンの幻のタイトルな「にせ十字」と「アークティックキャット」をとりあげます。

当時でもそんなにでまわらなかったし、現在も入手困難な状態です。


CASSETTE TAPE [WOOD]レーベルウッドマンの音について当「ウッドのるつぼ」では

WD09: VARIOUS ARTISTS / Polar Rave 2* (80min//'98/2


についてごくかんたんに紹介してきました。



が、今回は型番を一気にとばして

WD29: にせ十字(NICE JUJE) / ギャラクシーホテル* (46min//2000/5


を。

今回はウッドマンの「にせ十字(NICE JUJE)」名義の『ギャラクシーホテル』。

いまとなってはアンビエントテクノ死語だし、この言葉で音聴きたくなる人も皆無ですが、この『ギャラクシーホテル』はアンビエントテクノの傑作です。

これが出た当時ウッドマンとは後に360から出ることになる『ピジンジャズ』の打ち合わせしていた記憶がありますが、お互いの最近のリリースを交換した時にもらったカセットがこれで、その後ウッドマンに会った時にニセ十字はオーサカマッサージ(ウッドマンの別名義)やマカロニ(マカロニマン名義)とはずいぶん違う、おれこれ好きだわ、と伝えるとベローチェでいつもはおしゃべり魔女が止まらないウッドマンは遠い目をして彼方をみやりました。といってもそこにはカフェベローチェの壁があるだけでしたが。心アラスカ。そして後にウッドマンからはこの『ギャラクシーホテル』そっくりの生暖かい寒い芯だけ静かにあたたかい遠赤外線テクノな曲は、ククナッケも参加したジゲンのリミックス盤の『エピローグinチャイナ
』で何曲も届けられました。今にして思えばこの『エピローグinチャイナ』は、同じくククナッケも参加したカセットの『Polar Rave』のネガともいえる内容。

『ギャラクシーホテル』に近い音はといえば直ぐに思い出すのはテーリテムリッツの最初期のコマトンスのアナログ盤で、長くアンビエントテクノクラシックでしたが、ニセ十字とかなり生暖かい寒さで共通するところひじょうに大きく未聴であればぜひアナログで好きな回転数で。また女性アンビエント作家チアニの描く氷原とも近いですね。チアニの場合は海原の揺れる速度はもっと早く治癒音色の熟練度がすごいです。音のトリートメントが進むと一曲二十分ばかりのプリンストーマスや北欧テクノにも近く。『ヨヨギパーク』のローレンスやイタロのマロンソを彷彿させるところもあります。がウッドマンのニセ十字の場合はもっと介抱感が強いです。間違いやすいですが、開放感でなく介抱感です。
男で生まれながらこんな介抱感あるビートを作るの他にはラリーハードかテーリテムリッツくらいでしょうか。いや世界にはもっといるはずです。しかしPCデノミ製作が当たり前になるとどうしてもハイパーになりすぎてしまって介抱感は薄れることに。いまは介抱されるよりは撹乱でのみ麻痺したい何千回目かの周期でしょうか。
この『ギャラクシーホテル』一曲が長過ぎてウッドマンコンピを編もうにもどこで切ることもできずにいたら今回めでたくCDR再発になりました。
この『ギャラクシーホテル』聴き直す度に離島在住時代数回行った日本最南端のプラネタリウムを思い出します。このプラネタリウム、当時はだじゃれのきつさも有名で、客が自分ひとりでも館主が星案内とともに繰り出してくるだじゃれはウッドマンのだじゃれとどっちがきつかったときかれれば答えられませんが、『ギャラクシーホテル』後半ではあきらかにオーロラ出現の音響もあります。ずっと聴いてるとくっだらないことで悩んでる自分や他のヒューマンの殻が上空に浮かんでいます。

2017-01-25 WD09 VARIOUS ARTISTS / Polar Rave 2

WD08: CLUB MUD / Polar Rave 1 Fitness Studio Alaska* (90min//'97/9


復刻CDRできました

に続いて今回やっとポーラーレイヴ第二弾です

WD09: VARIOUS ARTISTS / Polar Rave 2

収録分数
80分

製作
'98/2

今回ゲストにロスアプソン(http://losapson.shop-pro.jp/)店長の山辺の名義である存助(Zon-Suke)
とククナッケ(https://mobile.twitter.com/kuknacke)。


ちなみに
WD10: WOODMAN/8kg / Polar Rave 3* (70min//'98/x
では、エイトケージーがゲスト。こちらの繊細なミックスもぜひ。

で今回の『Polar Rave 2』ですが、いきなり音がはじまらず、ウッドマンもったいぶって「まもなくはじまります」とか言って、はじまっても交信アナウンス。

はじまってみれば北欧ハウスのプリンストーマスのアンビエント感もありますが、こちらはやたら風が吹いてて、しばらくすると重心低いけどバウンシーではないハウスが。初期ルージングコントロールハウス感ありこれぞ地下ハウス。

途中助けにこない母船に見捨てられたのか混信音響を経て

ひたすら交信音ハウス、シカゴハウスでないPhuture@alaskaより弱気かタフかわからない発振アラスカハウスが続いた後に、雪山ぽい音とか雪山の阿片くつぽいのとか雪山に異星宇宙船ぽいのが着陸してる音は虹釜のDjindji名義の音です。この音にウッドマンがさらに山の鼾っぽいのやつららが溶ける音、ジェット機ぽい音をさらにミックスしてるんですね。ミックスされる前のDjindjiの音がどこまでかは自分が作ったからはっきりわかるので、これをアラスカのお題でウッドマンがどういう音を重ねたかミックスしたかは手に取るようにわかります。ここから判断できるのはゾンスケ、ククナッケのパートも微細なとこは本人たちにしかわからない、ってことですね。

ちなみにこのDjindjiのはパリペキン誕生以前に自分が作ったもので、オリジナルフルバージョンがアルバムになってます。アルバム名『Djindji Child』ロスアプでは品切になってたので再度納品しておきます。

カセットのほうは次にペナッとしたククナッケゾーンに。ゾンスケとの境とウッドマンの入れた音の境はわかりませんが、(hitachtronics)さんがウッドマンへのインタビューで発言してた、みんな踊ってるけど孤独ってのが強い強度でというやつで、かつ笑ってしまうくらいシリアス、シリアス過ぎるから笑ってしまうがククナッケでさらに強化されております。

ここらへんなおかしな電子音の応酬には故マジアレさんも感じます。

さらにしつこく交信音声がミックスされ、かつてのフィンランドのサーコレーベルのような音群が凍った空気の中で静かに破裂した後アラスカハウス、ポーラーレイヴは、ウッドマンのひそひそ声アナウンスで終わりを告げ、自分は今回何度も聴いてこのカセットのカセットならではの強さを実感すると同時にもうこういうことは二度と起きないんだと思うとかなりせつなくもなり、けどおもしろい。
単体でのCDR復刻があったらいいけど、難しければいつか出るかもなボックス収録か。ククナッケファンもロスアプゾンスケ好きも必聴なウッドマン予言でした。

  

 
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