仕事用のめもとか。

メディア等気になることを適当に。

ゲームにおける死。

せっかくお誘いいただいたのに、急用というかレジュメ出さなきゃいけないのをすうううっかり忘却していててんぱってしまい、がんばりはしたのですが結局行けませんでした(しょぼん)。ひよこ屋さん申し訳ないデス...
GLOCOM行ったことがないんで、それも行きたかったし、ゲーム研究されてる濃い方ともお話したかったのですが...生Dryadさんもお話してみたかったのにー。
なにはともあれひよこ屋さん、お疲れ様でした。公式レポをわくてかと待ってます。

宣伝。研究会主催&発表します。@Critique of games
「死の表現」をめぐって#02@Critique of games

Critique Of Games - 死の表現
80年代末〜90年代にかけてのメジャータイトル76本での死の表現を集計されてます。激しく乙カレー様デス...

レポ
06/04/09分エントリ@24-Hour Survival

関連して
はてなダイアリー

ネトゲでの「死」の例をいくつか。

  • ディアブロだかディアブロ2だかのハードコアモード
    自分じゃなくて知り合いがやってたんでうろ覚えですが、完全なキャラリセットだったかと。たしか知り合いは、レベル60越えだかのキャラが死んで、しばらくあんぽんたんぽかん化してたような...
  • UO
    亡霊モードに。死体はぱからーっと横たわって、持ち物がルートされ放題(死ぬ前に青字(犯罪者フラグが立ってない状態)だったら、ルートすると犯罪者フラグ立ったと思いますが)。亡霊は各地に点在するアンクに触れるか、リザレクションかけてもらえば亡霊のいる地点で復活したような。亡霊中は、他人とのコミュニケーション取れませんが、生きてる人が霊話スキルか、霊話用アイテムを持っていればお話できたはず。赤ネーム(一定期間に一定以上人殺してるフラグ)だと、たしかしばらく...数時間とか能力減衰あったような。
    亡霊になるのは結構面白かったような記憶もあります。灰色ローブ着て、えいほえいほとアンクへダッシュとか。この際、亡霊モードでまた霊としてのスキルとがごちゃごちゃあるんでもよかったような気がする。
    トラメル/フェルッカの分離とどっちが後だか先だか忘れましたが、大昔は殺した相手の首を切って晒したりとか出来たんじゃないかな。あと死体もなんかいじれたはず。
  • PSO
    本体仕様は普通に一般的なゲームでの死だったような(戦闘不能扱いだったかな。超うろおぼえ)。笑えたのは、チャレンジモード(オンラインのみ。レベル&アイテム制限のあるいわゆる初期プレイ仕様)だったと思うんですが、死んだらそこで終了はいいとして、次に同じところに潜ると、ちゃんと死んだ地点でお墓が立っていて、墓碑銘として死ぬ直前に言った一言が刻まれていたような。「w」のみとかアホ。基本的にネタ生産仕様だと思うのですが、「死」の痕跡が残るというのはなんか新鮮だったです。

ところで、FFXIでは、HP0になった状態は「死」ではなく「戦闘不能」と公式では呼ばれているのですが、プレイヤーは皆「死」と言います。たぶん他のタイトルでも同じような現象があると思うのですが、逆にこれはなんなんだという気もしないでもない。

ついでに今まで気になった「死の表現」を脈絡なく列挙してみる

  • 石川淳『至福千年』【物語化を裏切る死、みたいな】
    『至福千年』はちょーたまたま手に取ってなんとなく読んでみたのですが、幕末設定キリシタンとかなんとかかんとかの伝奇エンターテイメント小説&石川ならではの電波ゆんゆん展開でめちゃおもろいです。が、単なる「伝奇エンター(ry)じゃなさ」を自分が感じたのが、物語中盤、「伝奇エ(ry」ならば絶対ここでは死なないはずの人がさっくりといきなり意味もなく死ぬ。そのへんで物語のぶっこわれ方ががつんがつん加速していくのですがなにこれ意味わからん!&面白すぎ、で、この興奮とひっぱずされの快感求めて石川作品いくつか読んでみたんですが、他の作品ははっちゃけが足りない...。管見では山田風太郎作品がいくらか『至福千年』的なものをもってるかなーって感じです。
    「死」を特権化してストーリー盛り上げとか、もうほんとにベタベタな物語って東京ドーム16杯分くらいあると思うのですけれど、そういう「死」にリアリティもてるかといえばそうでもない。おまえら泣かしゃーええ思うとるんだろがと胸ぐら掴んで揺さぶりたいコンテンツなんか、名古屋ドーム12杯分くらいはありますしね。死のセカチュー化いくない。
  • 笠井潔探偵小説作品と評論+『虚無への供物』【第一次世界大戦以後の大量死の経験×推理小説の隆盛、な議論】
    まあ、笠井が参照しているハイデガーやらアレントやら(たぶんあのへんなんだよな?)なにやら読んだ方がはええっつー話もありますが、推理小説というゲーム性が高く、かつ死が問題の収束点になるジャンル論は、コンピューターゲームに関する死の論議にそこはかとなく役に立ちそうな気がしないでもない。だいぶ前に読んだんでうるおぼえですが。要するに「ゲームの死が軽い軽いいうけど、リアルの死の方がなんぼか軽いねん、そうなってしまってる社会でうちら生きてるちゅーこと、死を過剰に物語化&崇高化することで忘れんなやヴォケガ」ということだと自分は思っています。かなりこれ、違うかもですが。
  • 押井守『アヴァロン』×アルフレッド・シュッツ「多元的現実論」【リアリティの準拠点としての死】
    うちの子鹿ちゃんが押井好きというか、川井憲次好きでして、劇場で見たのですが、えーと...いや、音楽とその使い方がすばらしい、あとエフェクトとか映像表現もいい、で、リアル少佐を生身の人間に演じさせようとするのはムリぽとかまあ映画としては色々あるんですが、自分が見た押井作品の中では結構好きな方です。個人的には『イノセント』が非常にもにょってまして、あれはラスト近くのシーンで、少佐萌えで逝っちゃってる某は放置としても、まだ生身で自分の子供もいる某には、もっと強いリアクションが必要だった、そこでサイバーwと肉の対立を描いてほしかったという気が思い出す度に激しくしたりで押井評価はかなり下がっちゃったのですが。もう一つの押井テーマであるところの都市にフォーカスした立喰師列伝はなにげに面白そうだなとかなんとかいきなり蛇足をうねらせつつ、要するに、『アヴァロン』での「死」は、なにが本当の「リアル」なのかを測るものとして出てくるんですが、だいぶ前に見たので、解説しようにも記憶があいまいなことが発覚。覚えていれば近日中に見直すとして...
    シュッツというのはそーいう社会学者がおりまして、「多元的現実論」ちゅーことを言ってたりするのです。第二次世界大戦後くらいだったか。んでどーいう話かっつーと、もともとシュッツの問題関心としては科学論なんですが、日常ぽけらーと生きている自分を振り返ってみると、現実構成の様式が変容してる時、リアリティがちょいズレてる時がある。代表例として挙げているのが「夢」とか「科学的思索」とか挙げてまして、シュッツは挙げてませんがコンピュータ・ゲームとか本読むとかメディア経験なんかも大多数ソレにあてはまると思うんですけど、とりあえずべたーっと同じ「日常」が続いているんじゃなくて、それぞれ自律したルールを持つ現実ちゅうのがちょこまかとあって、んでその中に他者と出会い相互行為をしていく「至高の現実paramount reality」ちゅーのがあり、その場その場で主体が現実として生きているという意味では各「多元的現実」は対等なんだけれど、至高の現実はそれらに卓越してるんだみたいなことを言っていたような前世紀のうろ覚えな記憶なのです。
    じゃあなんで至高の現実は至高なのかっつーたら、シュッツは明示してはいないのでよくわからんのですが、一つはそこで死ねるから。『アヴァロン』は、セピアソフトフォーカス気味の「ゲーム外の現実」と、やっぱりセピアの「ゲーム内の現実」が交互に描かれていくんですが、「ゲーム内の現実」からさらにもう一段入った「裏モード」に突入すると、それはフィルターをまったく通さない、現実のポーランドの都市の描写になってるわけです。おそらく、主人公のアッシュより観客の方が軽くぶたまげるのですが、そこで結局アッシュがなにさせられるかというと、字義通りのネトゲ廃人としてリアルでは病院で介護されている昔の知り合いと「なにがリアルなのか」をめぐっての対話と殺し愛。「ゲーム内現実」ではCMとかで流れていたように、3Dで逃げまどっていた人々(基本的には実写をコンピュータ処理してると思うですが)が、一瞬静止して、2Dの薄い板に描かれたような絵にそのまま変化し、ついでそれが飛散するという描写がされているのですが、「裏モード」で殺された死体はどーなんのか。それが「このモードがリアルなのか非−リアルなのか」の最終的な試金石となるわけですみたいな。
    死んで肉体が腐っていくのはリアルのみ。死して屍拾う者なし。

超びびった話。

一年以上のブランク前、仲いい人が「彼女と同棲するんでしばらくFFXI止めます」とか休止宣言出していて、おおそりゃええこっちゃ、同棲してみたら相手がネトゲにかまけてて云々とか、速攻サヨナラ要素じゃあるしのう、そういう配慮は重要、超重要、と快く送り出していたのですが...
で、こっちも休止して、復帰したらそやつがおりまして、んで、ある時に「実は同棲とかじゃなくて、ガン発症→治療で休止してたんだ」とか言われて激しくぶたまげつつも、まあ当時身内にそんなことをカミングアウトしたら、いきなり精神を病みそうな不安定子ちゃんとかもいたし、そりゃ大人の判断じゃったわいとか思ってたんですが...
そやつが3月頭くらいに「しばらく忙しいんで週末オンリーになるかもだけどヨロ」とか言いだし、年度替わりは大変じゃしのう、となんとも思ってなかったのですが...その後週末にも来ない。
最初の頃は、アレ?だったんですが、1ヶ月近く経って次第に募る不安...で、つきあいながいくせにメアド交換とかしてなかったし、で、他の人に聞くにもちょーっと配慮が必要だし、と悶々としていたのですが、先日共通の知り合いでもっとも大人な人がメアド知ってることが判明し、こそこそと連絡つないでもらって、本人降臨。ほんとに仕事忙しいのと、明言はしなかったですが、FF12やってたっぽかったです。

ぶっちゃけメールだけだったら病院でも完全シャットアウトではないとこもありますし、安心できなかったですけど、いくらなんでもFFXI出来る病院あるまいということでようやく人心地。びびらせんなよ...あーよかった。

ドット絵MODつき基本無料有料2コースアバターゲー?なコレピク。

BOTNEWS〜ボットニュース〜:ついに出た・・・
ネット対戦可能なカルドセプト*1がX360*2で出るつー話も凄いのですが、コレピク。初見ですが結構楽しげなタイトルの模様です。

コレピクをもっと楽しむ!│コレクションピクニック

  • 基本は2D見下ろし? アイテム収集(散歩してて拾う)&内装&コミュニケーションゲー。家具の積み上げとかもできる。
  • 基本無料。+有料2コース。有料コースは釣りなどミニゲーム追加、アイテム保持数拡大、家拡大などなど。
  • MOD要素あり。ドット絵ですが、それをプレイヤー間で売買することも出来ます。

最後のMODがドット絵というのがいいですね。Second LifeはMODアイテムを3Dモデリングで作れるっぽですが、それだと参入出来る人が明らかに限られる。さっくりコミュニティでまったりゲーなら、とりあえず敷居低いドット絵の方が良い。
ただ、著作権が例によってちょと問題で、勝手にあからさまにRO互換グラを作っているプレイヤーもいる模様...それ運営に迷惑だから止めろよ...
それにしても、ウインドウズ専用か...orzorzorz どなたか潜入希望。

*1:昔ドリャスでやってました。へたれだけれど...自分の数少ないクリアしたゲームの中では超名ゲー。X360版がどういう仕様になるのかはわかりませんが、ドリャスの場合はオフライン周回してるうちにカードは揃う→揃う前からでもいいけど、まあ揃っていること前提に対戦→戦略がほんとに多様で、一つのスタイルが流行ってもそれに強いスタイルが必ず出てくるんで、もう無限にプレイし続けられる鬼仕様。もちろんPS2版もその後出ましたが、ネット対戦できなかったはず。なんか大人の事情があるらしかった。

*2:ハイデフ「完美世界」出してー。そしたら買う。超買う。なんなら2台買ってもいい。...うちはパソコンMacしかないし、Windowsがちゃががちゃチューニングしたりトラブル出た時にぎゃーすかやったりするのが厭なんです。