仕事用のめもとか。

メディア等気になることを適当に。

岐阜中2少女殺害事件被害者のblogつーか、生き様痕跡としてのblogそしてジャージ。

前世紀から、「個人webページ(日記系)のオーナーが亡くなった後のページってどうなるんだろう」問題てありまして、有料契約してるのはまあ契約解除されるんでしょうけど、無料のだと特に解除されないままサービス終了までずっと大公開されてる方向になったりもするわけです。
それってなにか不思議な感じがあるなーみたいなことでいろんな人がいろんなコメント書かれてたような記憶がうろおぼえにあるのですが。

で、先日起きた「岐阜中2少女殺害事件」(06/04/19・岐阜県中津川市)なんですが、被害者となった女の子がblogやってたらしく、一部メディアで報道あるっぽです。ご冥福をお祈りしつつ見てみると...
お知らせ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
お知らせ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 岐阜県中津川市のパチンコ店空き店舗内で、同市立第二中学2年の清水直(なお)さん(13)が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された同市内の県立高校1年の少年(15)が、「(殺害当日の)19日に空き店舗で自分のジャージーを渡す約束をしていた」と話していたことがわかった。

 接見した弁護士が23日、明らかにした。同中学は一部で、好きな子に自分のジャージーを渡すのがはやっていたという。

 直さんは自分のブログ(日記式の簡易ホームページ)に、別の男子からもジャージーをもらったと書き込んでおり、県警中津川署の特別捜査本部は、これがトラブルの一因になった可能性があるとみている。

 弁護士によると、少年は、直さんと同じ中学を先月卒業したばかりで、今月16日に、空き店舗3階でジャージーを渡すために19日に待ち合わせをする約束をした。

 直さんは自分のブログで今月7日に、別の男子の名を挙げて、「ジャージー まぢ〜 幸せ」などとジャージーを渡されたことを書き残していた。「ジャージー着るだけでドキドキがおさまりません」とも書いていた。

....................ちょっと待てー。

「ジャージー着るだけでドキドキがおさまりません」

いや、なんか可愛いらしいんですけど、えーッもらったジャージ着るの!? それでドキドキすんの!? 最近の女子中学生がワカラナイ...
つーか、「同中学は一部で、好きな子に自分のジャージーを渡すのがはやっていた」。この表現だと男子→女子だけでなく、女子→男子もありそうなんですが....それどうすんの!? かぽーの体格バランスによっては、ジャージだし、女子のをもらった男の子が着れないこともないかもしれないけれど...どうするノー? ...少なくとも、社会人やらおさーんになってから女子色ゼッケン付きジャージを別の彼女やら嫁やらに発見されたら大変なことになるのが確実なので、くれた子と縁が切れたら忘れず処分を徹底していただきたいですが。
伝統的にはボタンがどうこうとかいう慣習があることになってたりもしますが、なんというか、タイとか、肌につけるものでもシャツとかだとそうも思わないけれど、ジャージは独特のなま暖かさ感があるからな...インパクトでかい。かなりきょどりました。

というジャージネタはどうでもいいんですが、ちょと気になったこと。
中2の女の子(つーか中2なりたてか)なんでたぶんblogやってたつーても、鯖借りて独自ドメインでなんか運用とかじゃなくて、ブドアとかヤフーとかポピュラーなところで身辺日記&友達と教えあいこして身内向け、て感じで使われてたんじゃないかなーっと想像してしまうのですが。
そこで、こう、思春期の揺れる乙女心をつづると...
それ友達見る。カレシも見るかどうかはわからないけど(加害者もジャージ渡すつもりだったぽいあたり、見てたんじゃねーかっつー気はしますが)、たぶんURLとか教えてそうな気がする。......blog書いてる本人としては折々の気持ちをつづってみました。みたいな感じかもしれないけれど、それ揺れられたカレシと共通の友達とかも見てたとしたら、ものすごく空気が...会った瞬間視線泳ぎまくりの悪寒。
なんというか、人前で口にしてはいけないレベルのことを共通の知人にぶっちゃけ相談しまくる女子というジャンル*1も、有史以来一定数いらっしゃるんで、まあblogが出てきてから云々という問題では全然ないのですが...伝播度&「揺れる心表出度」が...

被害者の方のblogが実際どういう風に運用されていたのか(内容・誰に教えていたかなど)わからないので、このへんあくまで一般的な可能性ということでの妄想ですが、たぶんそういうblogって世の中いっぱいありそうな気がする....。
ある意味、タリウム少女のblogより恐ろしい気がしないでもないです。
総務省、blog教育がんがれ。超がんがれ。書く内容だけでなくて、情報をどの相手に許可するのかって管理超大事。ある意味、友達知り合い格付けになってしまいはしますけれど。

あと死んだら、コンピュータも携帯も、ということはメールのやりとり全部とかblogの全ログとか、刑事事件がらみでなくても遺族に渡るし、うっかり刑事事件からめば下手すれば国民バレするわけで、えーっと...そのへんどうにか対処できるサービスあればいいけど、警察からんじゃったらもうどうしようもないしなぁ...つか、犯罪被害者のプライバシー保護の問題から見て、こーいうのってどーなんだろ。

=追記・産経でも出てた=
MSN産経ニュース

清水さんは今年1月10日にブログを始め、ほぼ毎日更新。男子生徒の名前を頻繁に登場させ、「一緒にかえった。たのしかった!」「けんかして〜仲直りして〜笑いまくって〜」などと親密さを記述。カラオケに行ったときの写真も載せていた。

 その一方で3月以降、「先輩にボタンもらえたから、めっちゃうれしい!」「頭からはなれてくれないよ?先輩の笑顔」などと別の少年へ好意が移ったことをうかがわせる内容も。

 また、家族関係に悩み「あたしがじゃまなんでしょ?だったらでていくよ。どぉしよう」と揺れる心情も吐露している。

 同性の友人には「ありがとう。ずっとずっと…友達やかんなっ」と真剣に語りかけ、「ひますぎて死にそう」などと何度もメールをせがむ寂しがり屋な一面も見られる。

 最後の書き込みは事件当日の19日未明。「おやすみ〜」だった。

*1:大学の時に正にこういう子がいて「そんなことをカノジョが自分と共通の知り合いにしゃべったと知ったら、自分が男だったらぶっちゃけEDくらいそう」級のことをしゃべってたりなんかして超びびった遠い記憶。もーね、その話聞いてからカレシな人と眼を合わせられませんでしたよ...気の毒すぎて。そのネタ、共通の知り合い集団ほぼ全員に伝わっちゃったし......インパクトありすぎて