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2016-06-18 InDesignのスマートガイドの表示… このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

InDesignの「スマートガイド」について、ちょっと疑問に思っていたことがありました。

それは、ガイドの表示されるドキュメントと表示されないドキュメントがあるということで、表示されるのは外部から支給された月刊の社内報のようなドキュメントで、それをベースに使い回しています。

スマートガイドの詳細についてはInDesignの勉強部屋さんの記事をご参照ください。


疑問には思うものの、特に不便を感じることもなく放置していましたが、ヒマに任せて「InDesign スマートガイド」で、ちょっと検索をかけてみました。


f:id:works014:20160618110730j:image:w530


結果はご覧の通り、InDesignに限れば特にヒントになる項目はなさそうなのですが、2番目のAdobeさんのIllustratorコミュニティ フォーラムの回答中に……

ヘルプには

注意: 「グリッドにスナップ」がオンの場合は、「スマートガイド」コマンドを選択しても、スマートガイドは使用できません。

と、あります。

というヒントがありました。Illustratorユーザーに答えるモノではありますが…)誰でもこれでピンとくるでしょう……


私の基本的な作業環境はレイアウトグリッドに基づいたフレームグリッド使用がほぼ100%を占めますので、以下のようになっています。


f:id:works014:20160618110731j:image:w530

  • 「スマートガイド」項目にはチェックが入っているもののグレーアウトしています

グリッドにスナップ」「レイアウトグリッドにスナップ」のチェックをON/OFFしてみたのが以下……


f:id:works014:20160618110732j:image:w530

  • どちかがONの場合は「スマートガイド」項目はグレーアウトしたママ

つまり、「スマートガイド」を表示するには「グリッドにスナップ」と「レイアウトグリッドにスナップ」のチェックはOFFに……ということのようですね。

本家のヘルプも含めて、InDesign関係のページのどこでも説明していないような……(見落としであれば、御免!)

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2016-06-17 縦組み中のアンカー付きオブジェクト処理 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

先日、ふと思いついて、以下のようなことをtwitterで呟きました。



どういうことかというと、縦組み中では下の画像右のように、版面に対して「−90°」回転がかかった状態で挿入されます。

そろそろもうええ加減に、この仕様の変更を提案すべきではないかと(軽く)思いついたわけです。

※以下、作例は(MacOSX Yosemite上のInDesign CS6にて…


f:id:works014:20160617123650j:image:w530

なぜこうなるのかを愚考してみたところ……以下のような仮説が導き出されました(画像中でも簡単に図示しています)。

アンカー付きオブジェクトとして挿入されるオブジェクトは字送り方向に対して左へ90°戻した方向を天として挿入される……なので、横組みは「右方向に対して上」、縦組みは「下方向に対して右」がそれぞれ天となる……

なんの根拠もありませんが、そのように考えると辻褄は合います。

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蛇足になりますが……

作字したものやアイコンなどを1文字分として正確に配置したければ、オブジェクトそのもののサイズを文字サイズと合わせておけば、ペーストするだけで大丈夫(オプションは弄る必要はありません)…「仮想ボディ」みたいなモンですね…今回使用したのは左下のオブジェクト:文字サイズ相当の空のグラフィックフレームとグループ化したモノ(拡大表示しています)


で、もう少し幅を広げて、和文縦組みの中に偶に出現する欧文文字列に対してはどうなのかと考えると……ママで十分です……なので仕様変更を提案しても、一蹴されるだけだろうと結論づけざるを得なくなりました。


要するに、手作業で修正する必要があるのですが、それにも幾つかの対処法がありますので思いつくママに挙げておきますと……

オブジェクトの回転属性を「−90°」→「0°」とする

●テキストツールでオブジェクト部分を選択して「縦中横」を適用する

●予め「90°回転」させておいたオブジェクトを挿入する

といった方法が考えられます。

※テキストツールでオブジェクト部分を選択して「文字回転」を適用しても変化はありません


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※この内では、「文字スタイル」に登録できる「縦中横」が扱いやすいのでオススメ!↓


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なお、冒頭の部分で“版面に対して「−90°」回転がかかった状態”としましたが、以下の画像にあるように、アンカー付きオブジェクトの回転属性部分の表示は、「文字列中での角度」とかではなく、「版面に対しての角度」なのだろうと判断しています。


f:id:works014:20160617123653j:image:w530

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2016-04-20 文字コードで区別できる注意したい文字たち このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

私の場合、JIS X 2013: 2004(04JIS)の例示字形変更に対応した「N付き」書体を使用していても、書籍組版などで要求される表外漢字を「いわゆる康煕字典体」とするには、まだまだ字形を置き換える処理が必要だと考えています。

例えば、下の画像の(参考)部分に一部を掲げてあるように、83JISで簡易字体に例示字形を変更されたモノのうち「表外漢字字体表」外だったので、04JISでもママ放置されたモノたちです。


f:id:works014:20160420184716j:image:w530


が、それ以外にもとりあえずは処理しておきたい字種として以下の39字があります。

f:id:works014:20160420184730j:image:w530

  • 上が従来から収録されていた字形、下が「いわゆる康煕字典体」
  • 但し、「瘦」の場合は改定常用漢字表に採用されたのは簡易の「痩」なのでご注意を…

(以下コピペ可かと…)

唖焔鴎噛侠躯鹸麹屡繍蒋醤蝉掻騨箪掴填顛祷涜嚢溌醗頬麺莱蝋攅/倶剥叱呑嘘妍屏并痩繋

啞焰鷗嚙俠軀鹼麴屢繡蔣醬蟬搔驒簞摑塡顚禱瀆囊潑醱頰麵萊蠟攢/俱剝𠮟吞噓姸屛幷瘦繫


JIS X 0208 第2次規格(83JIS)で例示字形を変更され、第4次規格(97JIS)で包摂分離された29字(スラッシュの前部分)と、「いわゆる康煕字典体」が大幅に採用されたJIS X 0213平成16年改正(04JIS)で、ユニコードとの兼ね合いから新たに別コード位置に追加された10字(スラッシュの後ろ部分)です。

前者は、(その拡張文字集合である)JIS X 0213でいずれも別コード位置に復活しています。つまり、両者共に文字コードで区別できるモノです。


これらは、印刷標準字体(nlck)を適用すると置換できる場合もあるのですが、そうでない場合もあります。

予めテキスト段階などで文字コードを置き換える処理をしておくのが賢明でしょう。


少し説明しますと、以下が、適当な書体を使用し、(上の1行目=簡易字体に)印刷標準字体(nlck)を適用した結果です。

f:id:works014:20160420184742j:image:w530

  • 黄色バックになっているのが置き換えられたモノ
  • 小塚のProはAJ1-4なので「妍/并」は仕方なし

つまり、書体に依っては「N付き」か「Nなし」かによって結果が異なる場合があるということです。

例えば、字形パネルで印刷標準字体(nlck)を表示してみるとよくわかりますが、明らかに字種が異なります。


筑紫明朝Pr6 R

f:id:works014:20160420184743j:image:w530

  • 「啞鷗嚙」などは「簡易字体」が表示されていますし、「焰」は見当たりません

筑紫明朝Pr6N R

f:id:works014:20160420184744j:image:w530


筑紫明朝の場合は、Pr5当時は同じだったモノが、変更されています。

参照

また、ヒラギノ明朝の場合はさらに事情が異なります。

参照


このように、書体に依り複雑な紐付けの差異がありますので、文字コードで区別可能なモノはそのように処理するのが妥当だろうと考えます。

※主にNなし書体の場合に異なりがありますが、いずれにせよ……ということです。

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2016-04-10 InDesignで組む2倍ダーシ このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

ある人気小説の後日談に登場する「怒っていた件のおじさま」*1本人として、InDesignを使用アプリケーションとしたDTP組版時の2倍ダーシ(ダッシュ)の実現方法を纏めておきます。


一般的に使われている文字としては3種類あります。

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  • U+2014(―:EM DASH)は、フォントによって位置も長さも異なります
  • U+2015(―:HORIZONTAL BAR)は、天地センターにあるもののフォントによって長さが異なります
  • U+2500(─:横細線素片)は、天地センターにあり長さも1字分丁度で、太さにもほとんど差はありません
  • 縦組み時には、それぞれが自動的に縦横変換されるのは確認しました

一見するとU+2500がイイ(あるいは使いやすい)と感じられるかも知れませんね。

ちょっとU+2500で組んでみましょうか(以下は主にリュウミンを使用)……

f:id:works014:20160410161944j:image:W530

  • 私個人の感覚でしかありませんが、隣接する文字によっては窮屈に感じてしまいます(赤バック=仮想ボディサイズは下線設定をカスタマイズして…)

ですので、私が担当する組版では少し短めのU+2015を使用して、(文字送り方向に)200%として2倍ダーシを実現しています(この例ではヒラギノ明朝)。

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  • ダーシのみは別フォントを使用するということが多いといえます(もちろん1倍の場合もね)

もし、テキストデータ流用などの都合でU+2015×2の状態を保持する必要があるなら…

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  • 200%×2とした上で双方を選択した状態で「2字取り」として処理すれば大丈夫です(但し、フレームグリッドの場合という条件はありますが…*2

しかし、なんらかの制約などにより、U+2500を使わなければならない環境にあるなら、「分離禁止」の対象となっていない*3ので、行長調整のアキが割り振られる可能性があることをお忘れなく。

f:id:works014:20160410161946j:image:W530

  • 5字分の左右幅で1字分の延ばし調整処理が発生しています

画像はプリセットの「弱い禁則」を使用しています。

U+2015は「分離禁止文字」に登録されていませんが、(登録されている)U+2014同様に行長調整のアキは割り振られてはいません(情報パネルで見るとU+2014もU+2015も「分離禁止文字」となっています)。

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禁則処理セットの「分離禁止文字」はあくまでも「分割禁止文字」であり、「行末/行頭に分割されない」という禁則対象でしかなく、段落パネルメニューの「分離禁止処理=ON」時に「分割禁止処理」がされます。

本来の「行長調整のアキを配分する対象としない」という意味での「分離禁止文字」はアプリケーションレベルで定義されていると考えられます。

※この件について、詳しくはこの記事その次あたりをご参照ください。

もちろん、U+2015やU+2500を「行末/行頭に分割されない」ようにするには「分離禁止文字」に登録する必要があります。

蛇足になるかも知れませんが、U+2014がプリセットの「強い禁則」の「行頭禁則文字」に登録されていることもお忘れなく。

また、情報パネルで「その他の和字」となっているU+2500には、欧文/英数字との間に「和欧文間隔」が発生することも忘れてはなりません(環境設定の「CIDベースの文字組みを使用」のON/OFFに関わりなく発生します:プリセットのアキ量設定では四分アキ)。

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  • アキを入れたくなければ「文字組みアキ量設定」をカスタマイズするか、「文字前(後)のアキ量」などで調整する必要があります

なお、2倍ダーシの部分に源ノ角ゴシックを代用することも可能ですが、(和文中では)やはりU+2015の使用が適切でしょうね(GSUBの機能によって適切な字形に自動的に置き換えてくれる:3字分まで対応)。

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  • U+2500には和欧文間隔が発生していませんが、うっかりカスタマイズした「文字組みアキ量設定」を使用した結果です…悪しからずご了承くださいませ和文扱い同士なので和欧文間隔は発生しませんね

※何もする必要がないので、ホントはこれが一番ラク!

但し、上にも記したようにU+2015を行末/行頭に分割されないようにする(「分割禁止禁則」)には、禁則処理セットの「分離禁止文字」に登録する必要があります。

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  • U+2014は登録済み、かつ強い禁則では「行頭禁則文字」にも登録されています

*1:正確には「おじいさん」であろうか…

*2:テキストフレームでもテキストサイズで字取りを実現する裏技はあるにはありますが…ここではスルーしておきます

*3:ユーザーにはどうしょうもありません…その理由は作例の下に…

2016-01-01 謹賀新年… このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

新年のご挨拶代わりに…

  • 年賀状を出す習慣は既に何十年も前に捨ててしまいました

  • 上記、ウエイトは「M」の間違いです…寛恕願います…

  • 以下はすべて「ベタ組み」




  • 万葉行書と白舟極太行書の関係については…→参照頁