2007-08-30 ルビの親文字の字形変更

ルビを振った字に対して、己の見落としや校正などで字形の変更が必要な場合がある。
この際に字形パレットで変更(画像1)するとルビが飛んでしまう(2行目)。
いつも不便を感じていたのだが、字形パレットのヨコの矢印から変更(画像2)すれば問題ないことが最近になってやっとわかった(3行目)。
変更箇所が多ければ検索置換で詳細文字形式を変更(画像3)してやればよい(4行目)。
例では段落スタイルで標準字形を指定している。
(どこかで見た文字列だが........)
後で問題になる欧文合字のチェックは字形パレットで変更した2行目は外れてしまうが、その他は外れていない。(画像4、画像5)
と、ここまでは前振り...........
ついでに前から気になっていた例のモノルビの不具合を再現してみようと上の2行目(欧文合字のチェックが外れたもの)を利用して検証してみた。
文字スタイルにリュウミンHと太ゴを新たに作成し、リュウミンHを適用した後、一度閉じて再度開き、リュウミンHを削除して変更後のスタイルに太ゴを指定したところ、見事に再現した。
しかし、ルビの二重化はここだけではなく、正常なハズの欧文合字のチェックのはずれていないものまで同様に、蒋(CID:7706)に対して「しょう かい せき」と振られ、介石にも「しょう かい せき」と振られてしまっている。なんで?
どうも欧文合字のチェックの有無は関係ないようだ。
試しにもひとつテストしてみた。
ルビの親文字の字形を変更したものを保存して再度開いた場合、やはり字形変更した部分はルビが二重化してしまっている。
もちろん、欧文合字のチェックは外れていない。
この二重化したものに文字スタイル(3行目)や段落スタイル(4行目)で字形をも変更したものを適用して保存、再度開くと二重化は解消する。
私の環境(OSX10.4.8/InDesignCS2_v.4.0.5)での結論として、
- 字形パレットで字形を変更すると何故か欧文合字のチェックが外れる。
- ルビの親文字の字形を段落スタイルで指定しているもの以外に変更するとルビが二重化する。
文字スタイルを設定して字形を変更してやれば二重化は起こらない。*1(※文字スタイルで字形のみを変更しても二重化が発生した。100518追記)- 1と2には相関関係はない。
となったが...........。
以下、070830 17:55追記
今までも「ルビの二重化」は起こっていたことになるが、気がつかなかったし、それが原因で事故になったことはない。










> 今までも「ルビの二重化」は起こっていたことになるが、気がつかなかったし、それが原因で事故になったことはない。
私もそうです。しかしこれを知っていることによって、印刷事故に見舞われる可能性がやや低くなりますよね。
私の記事では、読む方に欧文合字のチェック有無とルビの二重化に相関関係があるかのような印象を与えてしまいますね。まずい書き方をしてしまいました。
私としても、そこに相関関係があると判断したわけではないのですが……。
詳しいチェック、勉強になりました。私の記事の方も、加筆しておきます。
「文字スタイルを削除して他の文字スタイルに置換する」ということをした経験がなかったので、バグの再現には苦労しました。
あの場面で、置換ではなく文字スタイル自体を書き換えてしまえば問題ないような気もしますが...(未検証)
今後ともよろしくお願いします。
この不具合(たぶん、文字スタイル削除で起きる部分)については、(株)モリサワ様経由でAdobeに連絡していただき、対応してもらえる旨の回答をいただきました。
また、モノルビのバグと最初に出しましたが、実際にはグループルビでも同様の現象が生じます。ただ、モノルビと違って、変わってしまった場合に、グループルビの方が目立ちますので、それだけ気付きやすいので事故につながる可能性は低くなるかなと。
もともと、この事故のミスは私が行ったものではなかったので、全体像を掴むのに時間がかかり、あまり適当でない第1報を出してしまった感を覚えます。
なお、InDesign互換形式で書き出した場合、分離したルビのスタイルに1、2といったモノルビの文字位置を示すらしい数字が付いてきますので、ルビの機能をテキストスタイルの機能の中で実装したところから生じているのではないかなと想像しています。
文字スタイルの削除で起きる不具合は対応してもらえるとしても、「ルビの二重化」の問題は残りますね。実害の経験が無いとはいえ、薄気味悪いですね。
今後ともよろしくお願いします。