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2010-08-24 合成フォント/縦組中の欧文回転/自動縦中横 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

「合成フォント」と「縦組中の欧文回転」および「自動縦中横」の微妙な関係について、以前から気になっていたことをメモ的にまとめておく。

※検証環境はInDesign CS3(ver.5.0.4)、Mac OS X 10.4.11


まず、

1. 和欧英数混じりの適当なテキストを用意し、

以下のような変更を行った。

2. 欧文/英数字を欧文書体に変更

3. 同内容の合成フォントに変更

  • この段階で欧文/英数字が下にズレているのが目視確認できる

4. 2.の文字揃えを欧文ベースラインに


f:id:works014:20100824175827j:image:w530


この結果から、合成フォント(内部)では文字揃えは欧文ベースラインに固定されているのが判る。


上の例は「文字組みアキ量設定」にデフォルトで用意されている「行末約物半角」を使用したので、和/欧文間アキ・和/英数字間アキともに最適値25%に設定されており気付かないのだが……


次に、先のモノをコピーし、カスタマイズした文字組みアキ量設定を適用してみた。

※具体的には、和/欧文間アキ12.5%、和/英数字間アキ0%


f:id:works014:20100824175828j:image:w530


1.と3.のみが設定通りとなっており、2.と4.には和/英数字間にアキ(和/欧文間アキ同等の12.5%)が発生している。


色々設定を変えてみたが……

f:id:works014:20100824175829j:image:w530

  • 和/欧文間25%固定+和/英数字間50%固定

f:id:works014:20100824175830j:image:w530

  • 和/欧文間50%固定+和/英数字間25%固定

つまり、和文従属英数字や合成フォントを使用しない場合、英数字を欧文書体に変更すると和/英数字間には和/欧文間で設定されているアキが適用されると考えていいだろう(もちろんバグだろうが……)。


これらのことの組版への影響は、横組みでは上に挙げた程度のことでしかないが、縦組みでは「縦組中の欧文回転」や「自動縦中横」といった機能に微妙な影響を及ぼすことは体験済み。

簡単ながら、検証が整い次第つづきを近日中に……

コレ→続_合成フォント/縦組中の欧文回転/自動縦中横


(以下、20100901追記)

上記バグの件、Adobeさんのカスタマーサポートポータルに投稿しておいた(2010/08/25)が、回答(2010/09/01)は以下の通り。

ブログの内容を拝見し、弊社環境でテストを行いました。

結果:

現象を確認しました。InDesignの不具合と考えます。

なお、現象はCS3,CS4,CS5で発生しております。

不具合として開発部へ報告し修正依頼をいたします。

ということで、なんらかの形でバグフィックスされることと思う。


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合成フォントの文字揃えなど

縦中横と縦組み中の欧文回転のアキ量

合成フォントの「和欧文間隔」の仕様変更?

続_合成フォント/縦組中の欧文回転/自動縦中横