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2016-10-19

ワウ、オートワウ、タッチワウ……究極の機能性を実現するフィルターペダル!Sonuus Wahoo!

歪みやコンプレッサー、イコライザーなど、エフェクターというのは奥が深いものです。

フィルターエフェクトも、また底の見えない奥深さを持ったエフェクトです。帯域の一部をカットする。それがフィルターエフェクトですが、ただそれだけのことなのに、帯域を動かしたり、フィルターを組み合わせたりすることで多くの効果を生み出すのです。

フィルターエフェクトといえばギタリストにとってはワウペダル以外はあまり考えないのではないでしょうか。

ところが、イコライザーもフィルターの組み合わせということも出来ますし、多くのエフェクターにあるトーンコントロールは、そのほとんどがローパスフィルターというフィルターです。そう考えれば、最も身近にあるのによく見えない、難しいエフェクトだと思われるのかもしれません。

Sonuus Wahooは、そんなフィルターエフェクトにこだわり抜いたペダルです。

Wahooのコントロールパネルです。ディスプレイ、3つのノブ、4つのボタンで構成されています。とてもシンプルなんですが、できることがものすごく膨大です。
3つのノブはそれぞれボタンにもなっていて、ノブを回すだけでなく機能を切り替えることもできます。


上から順に、機能をお見せします。まずはディスプレイと▲、▼ボタン、Saveボタン、そしてLevelノブのセクション。
このうち、ディスプレイ、▲・▼ボタンは他のセクションでもよく使用することになります。
Wahooは、起動をするとプリセット選択モードになっていますので、その際には▲・▼ボタンでプリセットを選択できます。
このプリセット選択も、いちいちかがんでボタンを押すことなく選択できる方法もあります。フットオペレーテッドプリセットセレクションモードというモードで、フットスイッチとフットペダルを組み合わせてプリセット選択を行うこともできます。

あるプリセットを選択し、その状態で▲・▼ボタン、Save以外のノブやボタンを触ると、Wahooはプリセットエディットモードに移行します。(背面にあるスイッチで、プリセットエディットモードにならないようにすることもできます。)
Saveボタンは、基本的にプリセットエディットモード時に、エディットしたプリセットを保存、またはキャンセルする際に使います。他、細かな設定で使うこともあります。

次にLevelノブでできること。Levelノブの隣に、drive、filt mix 1/2、dry/wet、outputのLEDがあります。これはLevelノブをボタンとして押すことで、設定するパラメータを切り替えられるようになっています。
詳しい操作方法はマニュアルを見ていただくとして、できることを羅列すると、以下のようになります。
・プリアンプゲインの調整
・内部の2つのアナログフィルターのバランスを調整
・エフェクト音と原音のバランスを調整
・音量の調整
・ノイズゲートの設定。

ノイズゲートは、フィルターの動きを応用したもので、いわゆるノイズゲートエフェクトとはまた違ったものになります。環境や設定でノイズが出る場合はお使いください。
また、設定中のパラメータの値やパラメータの名前は、ディスプレイに表示されます。(他のパラメータも同じです。)


次に、FilterノブとFilterボタンのセクションです。ここでは、フィルターそのものの設定を行います。
ここで、Wahooを使う上で最も重要なことがあります。それは「hi」と「lo」という概念。hiは、ペダルを最も奥に踏み込んだ状態、またはフィルターの片方の最大値。loはペダルを最も手前に戻した状態、またはフィルターのもう片方の最大値です。つまり、このhiとloは、フィルターが動く範囲を示していることになります。
そして、ここが重要なんですが、便宜的にhiとloと呼んでいる物の、それぞれの設定する数値の大きさには関係ないということです。例えば通常のワウペダルのように設定する場合、hiは大きく、loは小さく設定することになりますが、あえてhiを小さく、loを大きく設定することで、フットペダルが逆向きに動くワウペダルになります。この自由度の高さがWahooの素晴らしいところです。
このFilterセクションで出来ることは以下のとおりです。

・hi側のQの設定
・lo側のQの設定
・hi側のカットオフ周波数を設定
・lo側のカットオフ周波数を設定
・カットオフ周波数における、フィルターのカーブの設定(19種類)
・フィルターの設定(バンドパス/ローパス)

また、ここで重要なことがもう1つあります。それは、Wahooのアナログフィルターは、2つが完全に独立しているということです。
設定したい2つのフィルターは、FILTERボタンを使うことで切り替えられます。例えば、フィルター1をバンドパスにして一般的なワウペダルに、フィルター2をローパスにして、ペダルの動きと逆向きになるリバースワウペダルに、という設定ができます。
そればかりか、片方をペダルで、片方をLFOで制御することもできます。設定するフィルターの切替、FILTERボタンは、次のモード設定においても使用します。


そして最後のMODEノブです。たった1つのノブですが、このノブで出来ることが最も多いです。
基本的には、フィルターを何で制御するのか、ということと、Wahoo全体の設定を行います。まずは、フィルターの制御についてできることは以下のとおりです。


●Pedalモード
・ペダルによるコントロールに設定(ワウペダルのようなタイプ)
・MIDIエクスプレッションコントローラーによる設定
・MIDIカットオフ、レゾナンスコントローラーによる設定
・MIDIノートでのコントロールによる設定

●LFOモード
・BPMによるLFO制御
・フィルター2をフィルター1で制御
・タップテンポ(フットペダルを使います。)
・ペダルでのBPM設定
・MIDIクロックとのシンクロ設定
・数値によるBPM設定
・フットペダルでBPMを設定するときの可変幅(hiとlo)
・MIDIクロックに対してWahooに設定されるBPMの割合
・7種類の波形設定
・台形波形設定時のフィルターの上り下りの割合
・LFOのステップ数(1〜16)
・新しい音をトリガーとするかどうか
・新しい音をトリガーとする場合の、LFOの反応
・LFOの位相

●エンヴェロープモード
・フィルターの反応
・新しい音を弾いたときの動作
・フィルターの立ち上がり
・フィルターの減衰速度

●ピッチモード
・ピッチベンド/ピッチトラックの設定
・ピッチチェンジへの反応
・ピッチベンドの最大設定
・ピッチベンドの始点(3モード)
・ピッチトラッキング周波数のオフセット


ここまでが、Wahooで設定できる音に関するパラメータの数です。忘れてはいけないのが、Filter、Modeノブの設定はそれぞれ2つのフィルターの個別に設定できるということです。これだけのことができるので、スタンダードなクラシックワウから、ギターがしゃべるようなトーキングモジュレーター、さらに個性的なフィルターなど様々です。
特に注目はピッチモードで、インプットされた音のピッチの変化でフィルターをかけるというもの。例えばチョーキングやヴィブラートに反応するような設定から、ピッチシフターやワーミングに合わせた設定など、細かく設定できます。

そして、Modeノブではさらにカスタムセッティングと言って、Wahoo全体の設定を行うこともできます。できることは以下のとおりです。
・LEDの明るさ(100段階)
・ピッチ・エンヴェロープモード時に効果のある楽器設定(ギター/4弦ベース/5弦ベース)
・エンヴェロープモード時のグローバルなセンシティビティ設定
・フットペダルによるエフェクトON/OFFの設定
・フットペダルでエフェクトON/OFFを行う場合、ON/OFFを行うまでの時間設定
・ノイズゲートが設定されているとき、設定された値を超えてから実際に動作するまでの時間設定
・フットスイッチ長押しの時間設定

このように、シンプルなコントロールパネルですが、できることはマルチエフェクター並の超詳細な設定です。


さらに、USBでPCと接続して、デスクトップエディタソフトウェアを使えば、これらの設定をもっと簡単に行えます。


楽器やアンプの接続は非常にシンプルです。



駆動もいろいろな方法で可能です。1つは単3電池4本、1つは9Vアダプタ(センターマイナスでも、センタープラスでもOK!)、そしてUSBバスパワーです。
電池使用時には、FILTERボタンと▲ボタンで電池残量をチェックしたりできますし、またアダプター駆動中も電池を入れておけば、万が一アダプターが外れてしまっても自動的に電池駆動に切り替えることができます。
また、何らかのトラブルで電源が切れてしまった場合は、自動的にバイパスされるモードとなりますので、音が出なくなってしまうこともありません。

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即納可能!

2014-03-23

究極のフィルターペダルとは?Sonuus Wahooの可能性!トーキングモジュレーターの設定

2つのアナログフィルターを内蔵し、それらを個別に細かく設定することのできるSonuus Wahoo

前回、多彩すぎるモード設定をご覧いただきましたが、今回はシンプルです。

トーキングモジュレーターというエフェクトがあります。ペダルを踏むと、ギターがしゃべっているような音になるエフェクトですね。実はあのエフェクト、2つのフィルターを組み合わせることで作ることができるのです。

Wahooの設定を通して、ワウペダルとは違うトーキングモジュレーターの仕組みを少しだけご覧いただきます。

しっかりとした母音の音を作成するには、Wahooの2つのフィルターを使用し、それぞれの母音の持つ周波数を作る必要があります。次の表には、母音を作るためのフィルターのスタンダードなカットオフ周波数の設定を載せています。

これらはあくまでも出発点で、ご使用の楽器等に合わせて周波数やQを微調整することでさらにはっきりとした母音を発声させることができます。また、片方をバンドパス、片方をローパスフィルターに設定することで、さらにバリエーションが得られます。

使い方:例えば、フットペダルによって「ええ」から「ああ」へと発音させたい場合、freq-loを「ええ」に、freq-hiを「ああ」にすることで、ペダルの手前で「ええ」奥で「ああ」と発音させられます。

これだけです。こんな簡単な設定で、普通のフィルターペダルではなかなか作ることの難しいトーキングモジュレーターの設定ができてしまう。もちろんさらに微調整をすることもできます。

この圧倒的なフレキシビリティ。これこそ、Sonuus Wahooなのです。

ただいま即納可能!しかもポイント10倍です!

 

2014-03-10

究極のフィルターペダルとは?Sonuus Wahooの可能性!多彩なモード設定編!

圧倒的に多彩な音を作ることのできるフィルターペダル、Sonuus Wahooの使い方をご案内するコーナー、前回はFilterの調整をご覧いただきましたが、今回はWahooの多彩なモード設定をご覧いただきます。

WahooのModeコントロールは、他のLevel、Filterとは少し違った制御をします。Wahooの2つのフィルターは、それぞれ個別にモードがあり、ペダル、LFO、エンヴェロープ、ピッチから選択できます。それらは2つのフィルターそれぞれ個別に設定でき、違ったモードを選択することもできます。どちらのフィルターのモードを設定するかは、Filterボタンで切り替えることできます。

Modeノブをプッシュすることでモードを切り替えることができ、▲・▼ボタンでそれぞれのサブパラメータを選択し、Modeノブを回すことでそれぞれの調整ができます。サブパラメータは、それぞれのモードごとに分けられているため、選択したモード以外のサブパラメータが他のモードに影響することはありません。

2つのフィルターが同じモードのとき、2つのフィルタは影響し合い、ヴォーカルのような音を作ることも出来ます。そして、それぞれを別のモードに設定すれば、面白い効果を得ることもできます。

※このノブで設定できるCustomモードはカスタムパラメータです。この項目は他の4つとは違う役割です。

  • Pedalモード

Pedalモードでは、スタンダードなワウペダルのように本体のフットペダルを用いたフィルター

コントロールや、MIDIコントロールによるオペレーションが可能です。

サブパラメータを下図に示します。

  • LFOモード

LFOモードでは、内部の低周波発信器(LFO)でフィルターのカットオフをコントロールします。

LFOのスピードは正確に制御することができ、さらにMIDIでシーケンサーと同期させることもできます。

下図のダイヤグラムは、ShPサブパラメータで設定できるLFOシェイプの例です。ランダムシェイプは、サイクルごとに毎回違った波形になります。

1サイクルはBPMとdivサブパラメータによって決定されます。


trapezoid の波形は、細かな設定が可能です。次にその例を載せています。

Wahooではtrapezoid シェイプはramp upとrapm downパラメータで設定できます。これは波形の左側と

右側にあたります。このとき、trapezoid シェイプの1サイクルを100として設定します。そのため、

ramp upとramp downの合計が100を超えることはできません。

また、ramp upとramp downの合計が100未満の場合、余った時間は2等分され、それぞれtaで表される

時間となります。


trapezoid シェイプでは、スクエアウェーブ(ramp up、ramp down共に0)やトライアングルウェーブ(ramp up、ramp down共に50)、saw-up(ramp up=100、ramp down=0)、saw-down(ramp up=0、ramp down=100)をはじめ、様々な波形を作ることができます。


tyPサブパラメータは、LFOのクロックタイプを設定できます。

クロックオプションは、bPMサブパラメータで設定したテンポ(tPo)、フィルター2をフィルター1とシンクロさせる(-F1)、フットペダルを前後させて設定するタップテンポ(tAP)、bP.hとbP.Lで設定した間で、フットペダルのポジションによりテンポを設定する(PEd)、MIDIクロックとシンクロさせる(Syn)の設定が可能です。

テンポはbpm(beats per minute)で表現されます。サブパラメータのbPM、bP.h、bP.Lは10〜999までの値で設定できます。さらに速い、または遅いテンポ設定が必要なら、divサブパラメータを設定します。

divサブパラメータは、tyPで設定されたクロックソースのテンポに対する倍率を設定できます。

例えば、フィルター1のtyPがtPoに設定され、bPMが120、divを2に設定、そしてフィルター2のtyPを-F1として、divを1/2にした場合、フィルター1は240bpm、フィルター2は60bpmで動くことになります。

フィルター2をフィルター1とシンクロさせる設定(tyPを-F1)とし、PhAパラメータを使って2つのフィルターの位相をオフセットさせることができます。PhAが0の時、フィルターは同じ動きとなり、32に設定すると逆の動きとなります。0と32の間の設定では、2つのフィルターの動きがずれた動きになります。

下図に、16と32に設定した場合の例を示します。

  • エンヴェロープモード

エンヴェロープトラッキングモードでは、下記のサブパラメータがあります。

エンヴェロープトラッキングモードでは、フィルタのカットオフ周波数をシグナルレベルでコントロールします。つまり、入力信号の音量の上下に合わせて、フィルターのカットオフ周波数が上下するという仕組みです。

SEnはセンシティビティを調整するサブパラメータです。このパラメータで、インプットシグナルに対してどの程度追従するかを調整できます。高くすると、小さなピッキングタッチの違いでフィルターをコントロールすることができ、低くすると強く弾いたときにのみフィルターをかけることができます。

AttとdECは、音量の上下に対し、どの程度速く追従していくかの設定で、レスポンスの調整ができます。

Punは、新しい音が入力された時にフィルターのレスポンスを増大させる設定で、簡単にパンチの効いたダイナミックなサウンドが得られます。特にSEnとdECが低く設定されているときにより強い効果が得られます。

ご注意:センシティビティは、接続する楽器の違いに合わせて設定することもできます。例えば高出力のベースと低出力のベースでは、センシティビティの値を変更しないと同様のエフェクトが得られなくなります。しかし、楽器間の調整については、このパラメータよりも、カスタムモードのグローバルSEnパラメータで設定されることをおすすめします。

  • ピッチモード

ピッチモードでは、以下のサブパラメータを調整できます。

ピッチモードは、tyPサブパラメータでピッチトラックとピッチベンドによるモードを選択できます。

この効果は、Sonuus独自の正確なピッチ検出と高速トラッキング技術によるものです。

ヒント:ピッチトラッキングは、モノフォニック(単音)の技術ですが、Wahooでは和音を弾いてもご使用いただけます。その際、Wahooはドミナントノートを検出し、そのピッチをトラッキングしてフィルタをコントロールします。よりクリアにピッチトラッキングを行いたい場合は、単音でのプレイをお試しください。

ピッチトラックモード(trA)は、Wahooのフィルターのカットオフ周波数を、プレイするピッチによってコントロールするモードです。パラメータは、ピッチを変えたときにどういう動作をするかを設定します。ピッチトラッキングは、FrEサブパラメータによりプレイした音程からオフセットさせることができます。FrEの値がプラスなら最大4オクターブ上まで、マイナスなら最大4オクターブ下までの範囲で設定可能です。他の2つのパラメータは、フィルターセットアップのfreq-hiとfreq-loによりコントロールされます。

ピッチトラッキング周波数は常にfreq-hiとfreq-loの間の値となります。つまり設定した周波数の範囲内であればピッチに合わせてフィルターを可変できるということです。(シンセサイザーのキートラック設定に似ています。)

このピッチトラッキングモードは、シンセのような音をはじめ、様々な音を作ることができます。

例えば、ローパスフィルターを使い、倍音成分をあえて除去し、楽器の基音のみを出力するようなこともできます。フィルターのサブパラメータ、ShPがLinに設定されている場合のみ、どの音域でも正確なトラッキングが可能です。他のセッティング(Lo9〜Hi9)の場合、プレイに対してフィルターが追従するポイントを設定できます。そうすると、予測の難しいさらに変わった音を作ることができます。

ピッチベンドモード(bEn)はピッチベンドをした際にフィルターを動かすモードです。

フィルタを最大まで動作させるためにどの程度ピッチベンドが必要かを、S.tnサブパラメータの1〜36半音の間で設定することができます。楽器に合わせて設定してください。

設定する値が大きすぎると、どれだけピッチベンドしてもフィルターが動かない場合もあります。大きな値は、例えばピッチシフトペダルに合わせてフィルターを動かす場合や、トレモロブリッジ、ボトルネックなどを使う場合に使用します。ピッチベンドの両端は、freq-loとfreq-hiによって設定されます。ベンドの基準点はrEFサブパラメータにより設定できます。ベンディングを行う前は、基準点はフィルターのカットオフ周波数となります。

例えば、基準点(rEF)がBottomに設定されていれば、ベンドを行った際にフィルターのカットオフ周波数が下がります。ピッチベンドで音程を上げると、フィルターカットオフ周波数はfreq-hi側に動きます。

基準点の設定による動きについては、下図を参照してください。

ヒント:ピッチトラッキングは、ギター、4弦ベース、5弦ベースの中からご使用の楽器に合わせて設定できます。

 

今回は少し複雑だったかもしれません。しかしSonuus Wahooの機能を掌握するためには避けることはできません。

次回は、トーキングモジュレーターとして母音を発声させる設定をご案内します!

2014-03-01

究極のフィルターペダルとは?Sonuus Wahooの可能性!Filter調整編!

非常に詳細に、様々な音を作り上げるSonuus Wahooレベルの調整に続き、音作りの根幹をなすフィルターの調整をご案内します。

WahoのFilterパラメータは、全てWahooの2つのフィルターごとに独立して設定することができます。

どちらのフィルターのパラメータを設定するかは、Filterボタンで切り替えることができます。

フィルターの選択、パラメータの調整、それらを組み合わせた設定など、柔軟に音作りを行えます。


freq-hi, freq-lo:それぞれのフィルタカットオフ周波数は、Hzの単位で表示されます。

カットオフレンジは10Hz(一般的なヒトの可聴域より低い値)から4000Hzまでの間で設定できます。

999Hzを超えた値については、kHzの単位で表示されます。(例えば、2500Hzの場合2・50と表示されます)

  • リバースフィルターの作り方

Wahooでリバースフィルターを作るのはとても簡単です。freq-hiの値をfreq-loよりも低く設定すればリバースフィルターになります。

hiとloは、モジュラーポジションのことです。フットペダルを奥に踏み込んだ状態、(エンヴェロープフォロワが最大の状態)で、hi側の値が使われます。hiとloに設定する数値自体が高いか低いかは関係ありません。

shape:音には、様々な周波数が含まれています。フィルターは、それらの中から特定の周波数を除去し、特定の周波数を強調することができます。最もシンプルで有名な物は、ローパスフィルターです。

ローパス、というのは、音声がフィルターを通った後の波形から名付けられています。ローパスフィルターは、高周波数域を削除し、残りの周波数帯を通します。そして、この削除されると設定した周波数のことを、カットオフ周波数、またはfcと呼びます。

Wahooのフィルターはローパス、およびバンドパスフィルターとして機能します。バンドパスフィルターは、指定された周波数帯を除く帯域を削除し、指定された周波数帯のみを通すフィルターです。

下図に、ローパスフィルターとバンドパスフィルターのダイヤグラムを示します。バンドパスフィルターにおける中心周波数はローパスフィルターのカットオフ周波数と同じで、どちらもfcとして表されます。


※カットオフ周波数を超える周波数帯の音がすぐにゼロになるわけではありません。カットオフ周波数を超える曲線の傾きはフィルターロールオフと呼ばれる、フィルターの特性の1つです。ロールオフは一般的にオクターブごとにdBで測定され、Wahooのローパスフィルターの場合は、オクターブごとに24dBのロールオフとなります。バンドパスフィルターは、fcの両側でオクターブあたり12dBのロールオフです。つまり、ローパスフィルターはバンドパスフィルターよりもfcの周波数を除去する際に高い効果を発揮することが分かります。

カットオフ周波数周りの波形におけるもう1つの特徴は、Qというパラメータ(またはレゾナンス)によるものです。Qの値が高くなると「ピーキー」なフィルターとなり、カットオフ周波数でのゲインが高くなります。Wahooにおいて、Q値を最大に設定すると、信号が入力されていなくても自己発振をさせることができます。

多くのフィルターエフェクトとは違い、WahooはフィルターのQ値を、Q-hiとQ-loのパラメータによってカットオフ周波数の値に合わせて自在に可変させられます。これにより、フィルターのキャラクターを自在に調整でき、またヴィンテージフィルターエフェクトの特性も簡単にエミュレートできます。


ローパスフィルターとバンドパスフィルターの違いは、バンドパスフィルターは音にいろいろなキャラクターをつけることができますが、ローパスフィルターはオリジナルサウンドのローエンドをそのまま維持していることにあります。

curve:カーブを変えることは、フットペダルのフィールやエンヴェロープトラッカーのレスポンスを変えることに繋がります。例えば、フットペダルでフィルターのカットオフ周波数を制御するエフェクターを考えてみましょう。通常、フィルターのカットオフは、フットペダルの動きによってfreq-loからfreq-hiの間を直線的に可変します。最小のフィルターカットオフはフットペダルを手前に起こした状態で、奥に踏み込めば最大のフィルターカットオフとなります。フィルターのカットオフは、このフットペダルの2つの位置の間を結んだ直線上の値を動いて制御されます。

Wahooは、この「直線的な動き」を、次に示す曲線の中から選択することができます。


この設定により、これまでのアナログフィルターよりも細かなコントロールができます。

もし、loカーブを選択すればフィルターカットオフはペダルが奥に倒されるにしたがってより速く可変するようになります。hiカーブなら、逆にフィルターカットオフはペダルが手前側になるにつれて速く可変します。

少し複雑に感じるかもしれませんが、loとhiがどう動くのかを覚えるには、loカーブはfreq-lo付近での動きが遅く、hiカーブはhi付近での動きが遅いと考えると分かりやすいでしょう。そして、数値が高くなればなるほど、つまりlo9の方がlo1よりも強い効果となる、ということです。

分かりやすいようにペダル制御による例を載せていますが、これはLFOやエンヴェロープ、ピッチの制御時でも変わりません。このパラメータは、音をより理想に近づけるための微調整につかうものなので、あまり迷いすぎないでください。

  • トーキングモジュレーター

Wahooをヴォーカルのような音を出すトーキングモジュレーターにするためには、2つのWahooのフィルターを同時に制御する必要があります。(つまり、2つのフィルターを同じモードに設定するということです。)

こうすることで、声を出すときに声帯が共鳴するような効果に近い動きを作ることが出来ます。

次回は、さらに多彩なモードをご覧いただきます。

Sonuus Wahooは即納可能!

2014-02-23

究極のフィルターペダルとは?Sonuus Wahooの可能性!Level調整編!

圧巻の機能性、強力なサウンドを実現するSonuus Wahooプリセットの操作の次は、ついに音を調整していきましょう。まずは大切なレベルの調整です。

LevelパラメータはWahooのインプットとアウトプット、およびそれぞれのフィルタについての調整ができます。

Wahooのシグナルフローは以下のとおりです。

drive:Wahooは暖かな音色のアナログフィルターを搭載しています。

フィルターに入力される信号のレベルが高くなると、フィルターサウンドに歪みが加わり始め、倍音成分が強くなります。driveを下げればよりクリーンなサウンドとなりますが、下げすぎるとノイズが出る場合があります。

ノイズを低く、また暖かいサウンドのためにはある程度高く設定する必要があります。逆に高すぎると今度はファズのような音となるので、お手持ちの機材や環境に合わせて調整してください。

filt mix 1/2:このパラメータはフィルターミキサーを調整するものです。

Wahooの2つのフィルター、フィルター1とフィルター2のバランスを調整できます。

パラメータ値が0のときはフィルター1、100のときはフィルター2のみの出力となります。

dry/wet:このパラメータはWahooのインプットから入力される楽器の信号と、Wahooのエフェクトを通った音のバランスを調整するものです。

値が0(Dry)の時にはWahooの出力はバイパスされ、エフェクトはかかりません。100(Wet)の時にはWahooのフィルターエフェクトを通った音のみが出力されます。

お使いの楽器の特性をより強調したい場合に調整すると効果的です。例えばベースにおいて、エンヴェロープフィルターにドライシグナルをブレンドすると、音のアタックを残すことができます。

output (out):一般的に、アウトプットレベルはエフェクトバイパス時の音量と差がないように設定します。

アウトプットレベルをバイパス時よりも高くすると、シグナルがブーストされ、例えばチューブアンプをブーストしてオーバードライブを得たりすることが可能です。アウトプットレベルを高く設定すると、出力段で軽い飽和感のあるサウンドが得られます。この飽和感により、余計なクリッピングを気にしたり、プレイングが難しくなってしまうこともなく、大きな音でプレイすることができます。

output (thr):Wahooのプリセットには、レゾナントフィルター(次のセクションを参照)の設定によっては、インプットシグナルがなくてもノイズが出力されることがあるものがあります。そのノイズを無くしたい場合、このthrパラメータを設定し、音が出なくなる値を見つけてください。

このパラメータは、インプットレベルが設定したしきい値(Threshold)に達しない場合はフィルターのカットオフ周波数を低域に移動することで、ノイズゲートのような動作をしています。しかしいわゆるノイズゲートエフェクトとは違っているため、急激にインプットレベルが変化した際にはフィルタのスウィープが移動していることが分かります。なお、この設定で動作するカットオフ周波数のの動きについては、Noise gate attackパラメータ(27ページのカスタムパラメータの項目を参照)にて設定できます。

次回は、本格的なフィルター作りに入って行きましょう!

お楽しみに!

2014-02-22

究極のフィルターペダルとは?Sonuus Wahooの可能性!Level調整編!

圧巻の機能性、強力なサウンドを実現するSonuus Wahooプリセットの操作の次は、ついに音を調整していきましょう。まずは大切なレベルの調整です。

LevelパラメータはWahooのインプットとアウトプット、およびそれぞれのフィルタについての調整ができます。

Wahooのシグナルフローは以下のとおりです。

drive:Wahooは暖かな音色のアナログフィルターを搭載しています。

フィルターに入力される信号のレベルが高くなると、フィルターサウンドに歪みが加わり始め、倍音成分が強くなります。driveを下げればよりクリーンなサウンドとなりますが、下げすぎるとノイズが出る場合があります。

ノイズを低く、また暖かいサウンドのためにはある程度高く設定する必要があります。逆に高すぎると今度はファズのような音となるので、お手持ちの機材や環境に合わせて調整してください。

filt mix 1/2:このパラメータはフィルターミキサーを調整するものです。

Wahooの2つのフィルター、フィルター1とフィルター2のバランスを調整できます。

パラメータ値が0のときはフィルター1、100のときはフィルター2のみの出力となります。

dry/wet:このパラメータはWahooのインプットから入力される楽器の信号と、Wahooのエフェクトを通った音のバランスを調整するものです。

値が0(Dry)の時にはWahooの出力はバイパスされ、エフェクトはかかりません。100(Wet)の時にはWahooのフィルターエフェクトを通った音のみが出力されます。

お使いの楽器の特性をより強調したい場合に調整すると効果的です。例えばベースにおいて、エンヴェロープフィルターにドライシグナルをブレンドすると、音のアタックを残すことができます。

output (out):一般的に、アウトプットレベルはエフェクトバイパス時の音量と差がないように設定します。

アウトプットレベルをバイパス時よりも高くすると、シグナルがブーストされ、例えばチューブアンプをブーストしてオーバードライブを得たりすることが可能です。アウトプットレベルを高く設定すると、出力段で軽い飽和感のあるサウンドが得られます。この飽和感により、余計なクリッピングを気にしたり、プレイングが難しくなってしまうこともなく、大きな音でプレイすることができます。

output (thr):Wahooのプリセットには、レゾナントフィルター(次のセクションを参照)の設定によっては、インプットシグナルがなくてもノイズが出力されることがあるものがあります。そのノイズを無くしたい場合、このthrパラメータを設定し、音が出なくなる値を見つけてください。

このパラメータは、インプットレベルが設定したしきい値(Threshold)に達しない場合はフィルターのカットオフ周波数を低域に移動することで、ノイズゲートのような動作をしています。しかしいわゆるノイズゲートエフェクトとは違っているため、急激にインプットレベルが変化した際にはフィルタのスウィープが移動していることが分かります。なお、この設定で動作するカットオフ周波数のの動きについては、Noise gate attackパラメータ(27ページのカスタムパラメータの項目を参照)にて設定できます。

次回は、本格的なフィルター作りに入って行きましょう!

お楽しみに!

2014-02-08

究極のフィルターペダルとは?Sonuus Wahooの可能性!プリセット制作編!

圧巻の機能性、強力なサウンドを実現するSonuus Wahoo基本操作の次は、プリセットの操作についてご案内します。基本操作編も合わせて御覧ください。

「ファクトリープリセットの選択」にあるとおり、▲・▼ボタンを使えばプリセットの選択ができます。

Wahooには、それとは別にフットスイッチとフットペダルを使ってプリセットを変更することもできます。

これはライブ等で、かがんで操作することなく足だけでプリセットを変更したい場合に便利です。

フットスイッチとフットペダルによるプリセット選択

フットスイッチを、LEDが点滅するまで押し続け、フットオペレーテッドプリセットセレクションモードへと入ります。

デフォルトでは2秒間の長押しに設定されていますが、カスタムパラメータで、長押しの時間を設定することも出来ます。

LEDが点滅している時、プリセットナンバーの高いプリセットを選択する場合、フットペダルを奥に踏み込みます。すると▲ボタンのLEDが点滅します。フットスイッチを押すことでプリセットナンバーが上がり、そのプリセットを選択できます。

プリセットナンバーを下げたい場合は、ペダルを手前に戻します。すると▼ボタンのLEDが点滅します。フットスイッチを押すことでプリセットナンバーが下がり、そのプリセットを選択できます。

プリセットは即座に切り替わり、プレイすることができますが、フットオペレーテッドプリセットセレクションモードのままだとエフェクトのON/OFF操作ができなくなります。

そのため、プリセットを選択したら、最初と同じようにフットスイッチを長押しして、フットオペレーテッドプリセットセレクションモードを終了させてください。

フットペダルがエフェクトON/OFFモード時のプリセット選択

フットペダルがエフェクトON/OFFモード(カスタムパラメータP.Enをo.Lo、またはo.hiにした場合。27ページを参照)の場合、また違った方法により、足でプリセットの選択ができます。

この場合、フットペダルでエフェクトのON/OFF切替を行い、フットスイッチでプリセットを選択します。

この時、▲・▼どちらかのLEDが点滅しており、フットスイッチを押した際に点滅している方向にプリセットが変わります。

フットスイッチを長押し(デフォルトでは2秒間)することで、プリセットの変わる方向を切り替えることができます。

※フットオペレーテッドプリセットセレクションモードでは、プリセットは1つずつしか変えることが出来ません。(▲・▼ボタンのように10ずつプリセットを飛ばすことができません。)そのため、実際にライブ等でお使いになる際は、ご使用になるプリセットを近い番号に保存しておくことをおすすめします。

また、フットオペレーテッドプリセットセレクションモード中も▲・▼ボタン自体は使うことができますので、必要であれば▲・▼ボタンを長押しして10ずつプリセットを飛ばすことも可能です。

プリセットを作る

ahooは、100種類までのユーザープリセットを保存できます。保存方法は以下の通りです。

ユーザープリセットの作成

まず、バックパネルのLOCKスイッチがアンロックポジションになっていることを確認します。お好みのプリセットを選択し、Level、Filter、Mode等で保存したい設定を作ります。各ノブの設定についてはこのマニュアルの後半で述べます。

プリセットを保存します。まずSaveボタンを押し、▲・▼ボタンで保存したいプリセットナンバー(P00〜P99)を選択します。選択したプリセットに古いプリセットが保存されている場合、プリセットナンバーとこれまで保存されているプリセット名が交互に点滅します。保存したいプリセットナンバーが決まったら、もう一度Saveボタンを押します。

そして、保存したプリセットに、3文字までのプリセット名を入力することができます。

3つのノブのどれかを動かすことで、A〜Z、0〜9の文字が選択できます。ノブをプッシュすれば次の文字を選択できます。最後に、もう1度Saveボタンを押すことで、プリセットの保存が完了します。保存処理の進行中はSaveボタンのLEDが点滅します。プリセットの保存を途中でキャンセルする場合は、最後のSaveボタンを押す前に、Saveボタンを2秒以上長押ししてください。

パラメータの選択と変更

Wahooは、Level、Filter、Modeの3つのノブのどれかを動かすか、またはFilterボタンをプッシュすると、自動的にプリセットエディットモードに入ります。(バックパネルのLOCKスイッチがアンロックポジションになっている場合。)

現在編集中のパラメータはLEDの点滅で確認でき、パラメータの値はディスプレイに表示されます。ノブをプッシュすることで、設定するパラメータを変更することができます。

例えば、LevelノブはDrive、Filt mix 1/2、Dry/Wet、Outputのパラメータを調整できます。設定するパラメータは、ノブの隣にあるラベルとLEDで確認できます。

設定が完了したら、その設定をプリセットに保存できます。

パラメータの中には、さらにサブパラメータを持つものがあります。その場合、▲・▼ボタンのLEDが点滅しますので、▲・▼ボタンで設定したいサブパラメータを選択できます。現在選択されているサブパラメータはディスプレイに表示されます。対応するノブを回せば、サブパラメータの設定を変更できます。

全てのフィルターパラメータは、Wahooの2つのフィルターそれぞれに独立して設定できます。パラメータを設定したいフィルタを切り替えるのはFilterボタンを使用します。

現在選択されているフィルターはLEDで表示されます。

このように、Wahooは様々な方法でプリセットの保存ができます。

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