白豚饅頭日記

2018-10-06 秋の夜長に楽しみな本

[]買って読んだ本などなど

あっという間に10月です。仕事の方は9月から全く新しい部署に移動になって、毎日色々試行錯誤の日々。まあ、割と新しい職場にも馴染めたかな?って感じではありますが、今までにない事を進めているので毎日悪戦苦闘しております。

さて、そうは言っても「読書の秋」ですので、ここ最近買って読んだ本などの紹介を。

まずは待ちに待ったコチラから。

アクセル・ワールド』の最新刊、第23巻「黒雪姫の告白」。ハルユキ達の活躍で七王会議の場で白のレギオンの陰謀が白日のもとに晒されたのですが、それこそが白のレギオンが用意した最悪の罠であり、ニコを除く王達は「無限EK」と呼ばれる状態に陥ります。ひとまずは回線切断によりポイント全損危機を脱した黒雪姫でしたが、無制限フィールドにダイブすれば即「無限EK」状態になるので、事態は予断を許さない状況。周囲には気丈に振舞っていた黒雪姫でしたが、ハルユキはその表情の一瞬にある翳りを見逃さず、自分にとって最も大切な彼女の元へ赴いたのが前巻「絶㷔の太陽神」の内容。最新23巻では、白の王の奸計によって黒雪姫達を窮地に陥れる事になってしまった「ある人物」の救出をメインに物語は進む事になりました。その中で明かされる「黒雪姫出生の秘密」は彼女の誕生も含めて川原礫先生の書く「某作品」とのリンクを感じさせ、この先の展開がかなり気になる内容になっております。ハルユキの人間として、バーストリンカーとしての更なる成長や、黒雪姫とのつながりが更に深くなる点、そして微かに見える白のレギオンの実情など、この先の展開が「更に先」を描いた『インフィニット・バースト』にどうつながるのか?その前に絶体絶命の危機にある王達を救い出す物語など、今後の展開が待ちきれない内容になっております。『SAO』の方は新作アニメもドンドンと出ておりますが『アクセル』の方は配給会社の関係からか、中々アニメ版の新作にはお目にかかれない状況(絶対に「災禍の鎧」編はアニメ化するべき!とずっと思っています)。だからこそ、新刊が待ち遠しい日々なので、次巻24巻で描かれる救出作戦を読めるその日を楽しみに待っています。ともかくも、最新刊も読みやすく、面白く、先がとても気になる内容でした。

さて、続いて。

空母パイロット』。ちょっと古い本なので、Amazon経由で古本屋さんからの購入です。きっかけは『世界の傑作機』のコチラ

F-4J、SファントムII (世界の傑作機No.173)

F-4J、SファントムII (世界の傑作機No.173)

の中で技術考察の記事を記した鳥飼鶴雄先生が「艦上戦闘機としてのF-4ファントム」について詳細な解説を書かれた際に、参考資料としてこの『空母パイロット』を紹介されていて、その中でF-4ファントムIIをはじめとする艦上戦闘機の特徴点が詳細に紹介されていた事から、ずっと気になっていて、先日Amazonで検索したら入手可能だったので即ポチで購入しました。内容は「海軍ファンならたまらん内容」(w

著者はアメリカ海軍のジェット戦闘機黎明期から絶頂期までを艦上戦闘機パイロットとして活躍し将官まで昇進して退役した人物で、テストパイロットとしての経験も豊富、かつベトナムでの過酷な実戦も経験しており、その著述海軍ファンなら引き込まれる事間違い無しの内容。仕事的にも内容が参考になったのは、著者の経験に基づく空母上での航空機事故について詳細に書かれていた事で「なぜそうなったのか?」と言う点が丁寧に考察されていて、労働災害や交通事故を検証する際には一つの参考として考えさせられ読み応えにある内容になっています。

アメリカ海軍の中で長年テストパイロットと実戦部隊パイロットを交互に経験した著者の書く「空母艦載機パイロットとしての人生」は読めば読むほどに興味深く、様々な艦上戦闘機の飛行特性にも触れられているのも興味深い内容ででした。曰く

「F-8クルセーダーはカタパルト発艦は理想的だったが、着艦はとてもクリティカル(難しい)だった。」

F-4ファントムでの着艦は夢のように楽だったが、カタパルト発艦はクセが強く一度その悪癖にハマると抜け出すのが大変だった。」

F-14トムキャットは全体的に飛行特性が優秀だったが、スロットル操作に対する反応が遅く、戦闘機動や着艦には気を使った。」

などなど。もう海軍ファンには「たまらん」内容なのが感じ取れると思います。著者が現役の最終期に海軍兵器学校。通称「トップガン」の司令官になった頃、様々な機体を「対抗機(アグレッサー)用候補」としてテストした際に操縦した戦闘機についても書かれていて、彼が「最高の戦闘機」とベタ褒めしていたのがコチラ

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はい、ご存知『エリア88』でも主人公機として大活躍したF-20タイガーシャーク。アメリカ空軍における伝説のパイロットチャールズ「チャック」・イェーガーもそうなんですが、昔気質戦闘機パイロット空海軍を問わずF-20をベタ褒めするのは興味深くも面白い点ですね。他にもF-15F-16、そして同じ海軍機であるF/A-18もテストした結果、海軍ではF-16をベースとした機体を採用する事になりました。海軍の対抗機として製造された機体はF-16Nと呼ばれ、徹底的な構造強化と軽量化、そして推力向上型エンジンを装備していましたが、そのお話は別の機会に。

この本で一番心に響いたのは「どんな困難でも、十分な支援と自由に行動させてもらえる余裕が与えられれば、不可能を可能にする事ができる」という言葉でしょうか。現実、十分な支援も行動の自由も無い中で「結果」のみを求める傾向が世の中には強くあり、できなければ「なぜ出来ないんだ!」と叱責されるんですが、本当に十分な支援と行動の自由を与えた上でミッションを遂行させているか?という点を指示を出す側は良く考える必要があると思います。まあ、今自分がしている仕事が十分な支援の無いままに「結果」のみを求められているからそう感じるのかも?

コホン、この本は一見地味な内容に見えますが、深く読めば「宝の山」の様に飛行機の様々な知識が分かりやすく身につく内容になっています。ヒコーキファンなら是非一読を。

さてラストは

『マスターアーカイブ 機動戦士ガンダム MSVエースパイロットの軌跡』。いつも楽しみにしているソフトバンククリエイティブ社刊の「マスターアーカイブ」シリーズ(もう一つは可変戦闘機バルキリーに焦点を当てた『マスターファイル』シリーズ)の待望の新刊。今作ではMSV「モビルスーツバリエーション」から印象的なエースパイロットジオンから3名、地球連邦から2名、合わせて5名、それぞれの搭乗機も含めて紹介されています。

ジオンエースパイロットとして紹介されているのは「ジョニー・ライデン」「ギャビー・ハザード」「イアン・グレーデン」。地球連邦からは「テネス・A・ユング」「リド・ウォルフ」。MSVや「ギレンの野望」で登場したエース揃いで、その詳細な戦歴も紹介されていました。

ジオン側のエースとして紹介されているジョニー・ライデンとギャビー・ハザードと言えば「ザクエースパイロット用スペシャル仕様」と当時のファンを熱狂させた「MS-06R2」を搭乗機としていてMSVシリーズ全体の牽引役にもなった人物達。特にジョニー・ライデンは今でも人気抜群で、彼が使ったザクゲルググは今でも高い人気を誇りプレバンでの限定キットは発売されたら即完売になる事が多いですね(^^;;

そんなジョニーについてはコチラで最新刊が10月末に発売になります。

そしてもう一人のジオンエースとして紹介されているイアン・グレーデンは「超地味系」とも言って良いザクキャノン撃墜を重ねたエースパイロット。『プラモ狂四郎世代には「対空砲火型ザク」としても知られる機体で、ザクの中では中距離戦闘や対空防御戦闘に特化した機体を使って、劣勢期の地上戦において撃墜を重ねたイアンの戦いについても詳しく書かれています。

さて、MSVスタート当初ではジオン側のエースばかりが紹介される事が多かったのですが、そんな中で「連邦軍にだってエースはアムロ以外にもいたんだい!」と言わんばかりに、後半期のMSVで紹介されたのが地球連邦軍でジムを駆って撃墜を重ねたエースパイロット達。特にテネス・A・ユング一年戦争時、アムロ・レイすら超える撃墜数を挙げたエースでありながら、その人物像は長く描かれていませんでした。もう一人、連邦軍のエースとして紹介されているリド・ウォルフはゲーム「ギレンの野望」にも登場し、漫画

でも紹介されていますが、この二人のエースに共通するのが「狙撃型ジム」を使っていた事。テネス・A・ユングはRGM-79SC「ジム・スナイパーカスタム」を、リド・ウォルフはRGM-79SP「ジム・スナイパーII」をそれぞれ愛機としてます。そんな彼らが使った戦術や苦手としていた相手、さらにはその結末まで詳細に描かれているので、1年戦争ファンでMSVが好きな方にはオススメに一冊。

このシリーズは毎回読み応えがあり、次巻が待ち遠しくなりますが、そろそろ「ゼータ系」の量産機についてもやってほしいなぁ。

それにしても、暑いなぁって思っていたら、あっという間に秋になりました。「読書の秋」ですので、皆様お気に入りの本を片手に秋の夜長を楽しむのはいかがでしょうか。

さて、僕は10月からアニメ版も始まるコチラの最新刊

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を心待ちにしております。

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