白豚饅頭日記

2019-01-12 「愛」が物語を変えていく

[]Fate/stay night [Heaven’s Feel] II.lost butterfly

今日は会社の後輩と本日公開になった『Fate/stay night [Heaven’s Feel] II.lost butterfly』を観てきました。

f:id:wrx-sti:20190112085155j:image

本来とは違う、あまりにも禍々しくも冷たい美しさのアルトリア・オルタが劇場特典。あとはポスター。

さて、前作「I. presage flower」から1年ちょっと、待ちに待った第2章です。『Fate/stay night』の物語をゲームで一通りクリアされている方は「その先」まで知っていますし、僕もその一人ですから、ネタバレはしない方向で感想を。

D

ともかくも、映像、作画、演出、音楽、脚本、演技に圧倒された2時間でした。展開がわかっていてもなお、圧倒的に紡がれる物語は新鮮で驚きにあふれ、2時間という上映時間を忘れさせるほど、濃密な内容。「どう表現するのか?」と期待(不安もあったけど)していた部分は想像以上に思い切った演出がされていましたし、アクションシーンのスピード感は前作以上、なによりも人物描写や舞台の風景が素晴らしかったです。「アニメーションでできる事」を今の技術で思いっきり詰め込んだ内容となっていました。

この物語は「理想を抱く少年が世界に抵うの物語」です。第1章では「正義の味方」に憧れ、その力を手にしながらも夢破れた所まで描き、第2章では「これまでの理想との決別と、自らの意思で選ぶ自らの正義」が描かれています。ある人の背中を追いかけ「そうありたい」という理想(願い)に束縛された「みんなの為の正義」から、自らが選んだ「たった一人の少女の幸せを守る」ことへの転換点、それが第2章でした。「たった一人の少女すら守れずに世界が守れる訳がない」・・・まあ、真理といえば真理ですが、ひどく危うい事も事実。

その「正義」が自らの理想を裏切る事にもなる、世界に仇なす事になるかもしれない、それでも己を貫けるか?

その問いかけは重く、主人公が苦悩する姿は「理想に溺死しろ」と宣告された『UBW』以上に過酷選択

「それでも選んだ道に後悔はない」

UBW』の時、主人公はそう言い切りましたが、今回はどうなるか・・・それは来年公開の第3章まで待つとしましょう。

そして「時として愛は全てを狂わせる」が描かれるのも [Heaven’s Feel] の魅力。「アルトリア編」「凛編」よりも重く描かれるのが「愛」です。ヒロインが「愛する人の為に」と願い行動する事が、物語を美しくも禍々しく、そして狂気を孕んで描かれていました。彼女の「願い」がどう着地点を迎えるのか、それも来年公開の第3章までは封じておきます。

もっと大きな所の種明かしも第3章ですね、ああもどかしい!!

それはそうと、おバカな事を書くなら、この「桜ルート」はある意味で「ライダーさん復権」の物語でもあります。「本来のマスター」から魔力供給を受けたライダーさんがどんだけ強いか(本来、彼女は英霊ではなく、神霊の類に近いですから)は、ぜひ劇場でお確かめください。惚れますよ、マジで。

主題歌はAimerさんの「I beg you」。まさに劇中のヒロインをイメージさせる素晴らしい曲ですが、できればあえてフルコーラス版は聴かないで劇場に足を運んでください。聴いた時の衝撃度が全然違うと思いますから。

なので、動画の貼り付けはあえて無し。劇場であのエンドロールを見ながら浸ってくださいませ。

いやぁ、それにしてもライダーさん、惚れるなぁ。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/wrx-sti/20190112/1547296845