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なんて退屈。

20081016 Thu

[][]I Just Wasn't Made For These Times

神保町へぶらぶらと行って、100円籠売りになっている大山定一訳『マルテの手記』とか、神品芳夫『リルケ研究』とか森内俊雄の『骨川へ行く』『灰色の鳥』などを買って、田村書店でたまたまJean Genetの"Journal du volur"が800円、Robbe-Grillet"La jalousie"が500円でそれぞれあったので買ってしまった。1000円切るとついね。。ル・クレジオも見てみたのだが最近のものしかないようだった(そもそも結構な値段である)。ちょっといま再読中なのでマンの作品集なども見てみたのだが、小説集で7000円、全集は20000円ほど。まあ、マンを原文で読める日が来るかどうかはかなり怪しいのだが、まあ小説は全部訳されてはいるので見るだけでもいいかもしれない。新刊屋ではあまり興味が引かれるものはなかった。文芸誌新人賞で、選考委員が入選作をくさしてばかりいるのでちょっと笑った。酷いと言えば酷いが、まあ、文学というのはそういうもんなんだろうなあ。柄谷行人が対談で最近はヘロドトスを読んでいると言っていた。まあ、そういうものを読んでいる方が心は穏やかだろう。東浩紀の連載はなんだか面白みが薄くなっている。近頃は批評が元気だとかそういうことをいう人もいるが、どうも実感がないのだが、新雑誌の創刊が相次いでいるのは、期待値が大きくなっている証左なのかもしれない。ネットで誰もが気軽に意見を言えるようになって、かえってリスクを背負って雑誌を出したりすることの意味が出て来たのかも、とか、いろいろ思わないでもない。もっとも、ポストモダンというのは歴史がなくなる事態のはずで、いわゆる「ポストモダン論者」が、ここ数十年の歴史を振り返って「現在」の位置づけに汲々とし、趣味必然につなげようとするのは、薄いモダニズムに過ぎないんじゃないの?って気がどうしてもする。その意味では、書き手の事情を一切無視して自分の読みたいように読む保坂和志の小説論はきわめてポストモダンだと思う。まあ、私はもっと中途半端で、歴史も現在も、また伝統も無時間的な読書も、それぞれ面白いところはあるだろうと思ったりするいいかげんな感じで最近は谷崎源氏を再読中。

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