Elasticsearch実践ガイドを読んでみた

目次

第 1 章 Elasticsearch とは
1-1 Elasticsearch が登場した背景
1-2 Elasticsearch の特徴
1-3 Elastic Stack について
1-4 Elasticsearch のユースケース
1-5 Elasticsearch の導入事例
1-6 まとめ
第 2 章 Elasticsearch の基礎
2-1 用語と概念
2-2 システム構成
2-3 REST API による操作
2-4 Elasticsearch の導入方法
2-5 まとめ
第 3 章 ドキュメント/インデックス/クエリの基本操作
3-1 ドキュメントの基本操作
3-2 インデックスとドキュメントタイプの管理
3-3 さまざまなクエリ
3-4 まとめ
第 4 章 Analyzer/Aggregation/スクリプティングによる高度なデータ分析
4-1 全文検索と Analyzer
4-2 Aggregation
4-3 スクリプティング
4-4 まとめ
第 5 章 システム運用とクラスタの管理
5-1 運用監視と設定変更
5-2 クラスタの管理
5-3 スナップショットとリストア
5-4 インデックスの管理とメンテナンス
5-5 refresh とflush
5-6 まとめ
第 6 章 Elastic Stack インテグレーション
6-1 Elastic Stack
6-2 X-Pack の活用
6-3 まとめ
索引

僕は管理者、ログ分析の文脈でElasticsearchを使っていて、検索エンジンとしてはあまり使っていません。
Analyzerとかクエリの書き方とかは全然わかってなくて本当に雰囲気で触っているのだが、
そういう人にとっては、もちろん普通にElasticsearchに入門する人でも、本書は役立つと思う。特に3,4章とか

運用管理者の視点からも5章はアップグレード方法だったり、Luceneのインデックスファイル構造まで書かれていて参考になった。

Elasticsearch絡みの日本語書籍は結構古くなっていて、最近で本書以前では下記があったのだが、こちらはFluentdも含めたログ分析基盤の観点から書かれた本なのでElasticsearch自体にはあまり踏み込んでいなかった。

Elasticsearch実践ガイドは逆にFluentdのような周辺システムにはあまり触れずにElasticsearchについて必要なことが書かれている。ただ本書が対象としているElasticsearchのバージョンが6.2だが、最近6.3が出たのはちょっとタイミングが悪かったかもしれない。6.3からX Packは別途インストールする必要なくなったしね。とはいえ本書はElasticsearchについて学ぶのに良書だと思う。