Kindle for iPhoneでKindle Bookを読めるようにするまで

Kindleが日本でも購入可能になり、Amazon.comで日本のクレジットカードでKindle Bookが購入できるようになった。Kindleを購入する予定はないし、それは自分に関係ないことだと思っていたけれど、だいぶ前にKindle for iPhoneが出ていたことを思い出した。iPhoneユーザである自分は、Instapaperを使って文章をよく読む。Kindle for iPhoneで洋書も読むことができればすばらしいじゃないか！

ということで、持っていたiTunes StoreのUSアカウントでKindle for iPhoneをちゃちゃっとゲット。そして、初めて購入するKindle Bookはすぐに頭に浮かんだ。

Joel on Software

ずっと買おう読もうと思って読めていない、これ。自分にとって大事なことがいっぱい書かれていることは想像できるのだが、

• これを読むなら、他に早く読みたい（買いたい）本がある
• 周りの人が高確率ですでに持っていて借りることができる
• ていうか会社の本棚に数冊あるんじゃないか

ということでなかなか買えずじまい。借りずに自分で所有したい本であって、なかなか借りることもできないでいた。

この2,940円の本、Amazon.comで原著を見てみる。

Joel on Software: And on Diverse and Occasionally Related Matters That Will Prove of Interest to Software Developers, Designers, and Managers, and to Those Who, Whether by Good Fortune or Ill Luck, Work with Them in Some Capacity

$16.49。この時点で安いな。…って、Amazon.comにリンク貼れてないけど。

Kindle Bookだと12ドルだ。今1ドルが90円ぐらいだろうから、1100円ぐらいかな。これで読みたかった本が、原著で手に入り、iPhoneで読めるとなればとても安い買い物だと思う。

先にiPhoneにKindle for iPhoneを入れてAmazon.comのアカウントでRegisterしていたからか、Amazon.comに自分のiPhoneの名前があってびっくり。Sampleがあるようなのでそこをクリックしてみる。

Your free sample will be sent automatically and wirelessly to your Kindle. You can go to your Kindle to start reading. If you like what you read, you can purchase the title directly from your Kindle.

えっ、これでiPhoneでKindle起動したらもう入ってるの？（というか起動してからiPhoneにダウンロードするのか）

サンプル版をゲット。

おおお、なかなか読める…。（英語が、ではなく、iPhoneで、の意）

iPhoneで購入するためのリンクがあるので「おお、簡単にiPhoneで本をどこでもゲットできる時代か…」と思って進めていくと、

どうやらUS以外ではmobileでは購入できないらしい。まあいいや。

もうここまで来ているので、Kindle Bookを購入。イーバンクマネーカードを使っているのですぐ口座から引き落とし。金額は日本円で1,130円だった。

すぐに、iPhoneのKindleを起動してみる。

おおお、これで読みたかった「Joel on Software」がいつでもiPhoneで読み進められる。すばらしい。

ちなみに今のiPhoneのホーム画面はこんな感じ。

よく使う、よく使うべきアプリをホームに置いている。ここにKindle for iPhoneが新参。iPhoneがより便利なデバイスになったことがとても嬉しい。でも、今回のKindle Bookは安く有意義な買い物だったとは言え、読まなければ、身につけなければ意味がない。このKindle for iPhone、これから利用頻度をどんどん上げていこう。

More Joel on Software: Further Thoughts on Diverse and Occasionally Related Matters That Will Prove of Interest to Software Developers, Designers, and Managers, and to Those Who, Whether by Good Fortune or Ill Luck, Work with Them in Some Capacity

無事に今回購入した「Joel on Software」を読み終えることができたら、次はこれだな。この2冊で1年はイケそうなきがする。（でももっと早く読み終えたい）

日本の電子書籍について思ったこと

もともと電子書籍にあまり興味がない。iPhoneやPCで読める文章はすでにWebに溢れかえっているし、その中に読みたいコンテンツは果てしなくある。本で読むのも好きな自分は、電子書籍で済ますことは（今のところは）イメージできず、今回「洋書」しか対象がないことは、せっかくならKindleなどの媒体で「本」を読んでみようかと思わせるいい理由になったと思う。

大体、興味のある本が日本語だろうと英語だろうと躊躇いなく読んで自分の身に入れていかなければならない。いけない、というか、もったいない。洋書がKindle Editionで安いから洋書を読む、ただ理由がそれだけで何の問題もない。そんな感じでこれからも読んでいけるようにしたい。

日本語書籍が電子化されたら、またそんときそれで読むか読まないか考える。

Kindle for iPhoneでフォトリーディングを試したい

洋書でもフォトリーディング（フォトフォーカスで繰り返し見る）を何度かしておけば、かなり読みやすくなることが経験上分かっている。そのフォトリーディングがiPhoneでやっても効果があるか試したい。