小飼 弾『空気を読むな、本を読め。』
空気を読むな、本を読め。 小飼弾の頭が強くなる読書法 (East Press Business)
- 作者: 小飼弾
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2009/10/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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共感できるところが多かった。あっという間に読めた。その理由はこの2つ。
- 自分も本が好きで「遊び」として読書をしていきたいと既に思っている
- 質量ともにすごいと思っている著者のブログ(書評)を知っている、読んでいる
でも、この2つを持っていない人がこれを読んで、自分と同じように共感したり、なるほどそうか!と思うことは少ないんじゃないだろうか。なので、この本を読む前にこの2点をつくっておくべきだ。
つまり、
- 目的を持たず、楽しく色んな本を読みたいと思う
- 「404 Blog Not Found」の書評を読み、そこから読みたい本をイメージしておく(もちろん、内容にピンときたなら)
- できれば読みたい本を実際に読んで、読書っていいなと思う
この後に読むこの『空気を読むな、本を読め。』は、「ああ、これからももっと本を読んでいきたい」とより思わせるだろう。このステップについて自分は、やって損は絶対しないとおすすめできる。
もしこれをきっかけに著者に興味を持ったのなら、他の著書もおすすめ。
『空気を読むな、本を読め。』より、覚えておきたい点は2つ。
情報は、渇望してこそ何が大事で、自分が何を求めているのかが明らかになる。
(中略)
1日でも数時間でも、情報を遮断してみるという経験は試してみてほしい。(p.32,33)
情報を遮断するというのは、自分にとっては「インターネット接続環境のないところに身を置くこと」かなと思っている。数時間以上そこに身を置いたことは、ここ数ヶ月以上はないだろう。自分の焦りを落ち着かせるためにも、近々やってみたい。
読書体験を積み重ねて、マインドマップは脳内につくる。これによって、読書のスピードも質も上がり、「脳力」もアップするでしょう。(p.108)
マインドマップはフォトリーディングとの相性も良く効果があると実感する部分はあるが、時間的コストが自分には高く、1冊読後のタイミングではつくれていない。だけど「脳内につくる」ことを今後意識し、読書体験を積み重ねていきたい。
ただ自分の場合は、もっとノンフィクションとフィクションを読むようにしなければ。最近は偏りがある。
巻末のおすすめ本からの、読みたいと思った本
まとめておく。