VOCALOIDを楽しめてる13の要素

なんとなく書きたくなったので列挙していきます。
自分は作り手ではないのであくまでこの界隈で動画群を見て楽しんでる側寄りの視点です。
製作者側からすれば違うよ、まだまだあるよって要素はあるかと思います。
あと、VOCALOID単体だけでは無理で、ニコニコ動画やらの要素もちょっと入ってます。


前提は、キャラクターやVOCALOIDの声に抵抗がないことになります。
そのハードルを越えたらの話。
それが無理だと生理的な好みの問題なんでどうしようもない。
慣れることでハードルを越える人などはいるのですが。


とりあえずぱぱっと思いついた分だけです。


1.発表の場がある
2.評価の可視化
3.コンテンツ抽出の仕組みが存在
4.コミュニティが形成されている
5.話題の共通性がある
6.毎日の大量コンテンツ発表・公開
7.多様なジャンル、自由な設定による入り口の広さ
8.発掘性がある
9.参加が比較的容易、尚且つ仲間が作りやすい
10.非人間である
11.新しさ
12.商業展開が可能
13.ほとんど無料


1.発表の場がある


・視聴者側:ネットのいろんなサイトを見回らなくても、ニコニコ動画Youtubeといった動画サイトにさえいけば見つかる。探すのが楽。
・製作者側:人がいるので見てもらえる。

2.評価の可視化


そのコンテンツ(動画)の評価がはっきりと数字で分かる。
曖昧さのなさ。ガチ勝負。ある意味残酷。

3.コンテンツ抽出の仕組みが存在


様々な作り手による玉石混合の作品群からの抽出システムが存在する。(各種ランキング動画、紹介動画、タグ等)
視聴者のコンテンツ探し労力の減少。効率化。

4.コミュニティが形成されている


他者とのコミュニケーションを取れる。共通の趣味を持つ仲間と認識することでの連帯感。
作り手との距離感の縮まり。
VOCALOIDを中心としたコミュニティ、作者を中心としたコミュニティ、曲・動画を中心としたコミュニティ
これら3つを並列的に内包。

5.話題の共通性がある


キャラクターや目立っているコンテンツの存在。
コミュニケーションのための話題に困らない。

6.毎日の大量コンテンツ発表・公開


曲動画だけで平日10曲以上、休日20曲以上が公開。
更新性、毎日の新しさ、日々の動画探しの楽しみ。
待たなくても世に次々と出てくる作品群。
様々な人物による投稿。


ex.初音ミクオリジナル曲について
2007年12月末:1500曲以上
2009年4月現在:11432曲以上(1年半ほどで約1万曲公開)

7.多様なジャンル、自由な設定による入り口の広さ。


設定皆無、二次創作許容による寛容さ。公開音楽ジャンルの幅。多様な才能の出現。
音楽以外にも絵、CG、カラオケ、ゲーム、痛車、技術(ニコニコ技術部)等。

8.発掘性


コンテンツ抽出の仕組みをもってしても世に知られてない動画・作者が存在する。
毎日のコンテンツ発表がある故に全てのコンテンツを追える層が限定されマニアックな層が出現。
→自分しか知らない的な満足感。コレクター的な要素を満たす。

9.参加が比較的容易、尚且つ仲間が作りやすい


音楽、絵、CG、歌詞等媒体を問わないコラボレーション。ニコニコ動画のコメント、タグ。
→自分が出来る範囲の技術で祭りの参加者になりやすい。
→コミュニティが存在することで継続的な付き合いも可。

10.非人間である


・非人間であるが故の歌詞伝達→歌手の人物的背景を排除可。偶像・アイドル的。
(例:アイドルのスキャンダル、離婚したばかりの歌手が歌う愛・結婚の歌等の白けがない。)
・非人間であるが故の歌いやすさ→歌手による曲の所有感の希薄、どの歌手の色にも染まってない曲。

11.新しさ


技術的面白さ。将来の想像、SF的、近未来的。
発展性を想像・妄想する余地がある。

12.商業展開が可能


趣味の範囲外を越える可能性があることの魅力。
iTuneで世界へ等。

13.ほとんど無料


特にお金がない層(若年層)には魅力的。
話題になってれば1クリックで見れるのでコミュニティ内での流行に乗れる。


以上、13でした。
まだあると思うのですが、増えまくってもなんか変なので。
それぞれの是非についてはなんとも言えない。
こんな要素が関係してるのでは?という予想ですので。


そうそう、中高生の1クラスに1〜3人くらいはVOCALOIDを知っている子がいるとのこと。
そのくらいの年代の知り合いがいれば本当なのか聞いてみたい・・・。