バンガロールに来ちゃったの(実録亞細亞とキネマと旅鴉) このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

31-12-2007 (Mon) 台湾旅行第三日

[]台北 台北を含むブックマーク 台北のブックマークコメント

  • 大晦日の台北は、どんよりと曇って超寒い。冬に台湾に来るたびに寒波に襲われ、「冬には二度と来ない」と誓うのにまた来てしまう。初夏みたいな予報を出していたYahoo!天気予報、おぼえてろよ。
  • 大戸屋での朝食券はついていなかったので、朝ごはんを食べに雙連捷運站附近へ。まずは阿美意麺で意麺を食べて暖まる。次に永和士紀豆漿大王で豆漿を飲んでさらに暖まる。ごはんはもう食べたからここでは豆漿のみという計画を無視し、J先生が勝手に油條も頼む。北京の街角で食べるような素朴な味でおいしかった。
  • そのまま台北火車站まで南下。南陽街で『花蓮の夏』の補習班などを探すがわからなかったので、そのまま二二八和平公園へ突入してやはり『花蓮の夏』のロケ地を見つける(id:xiaogang:20071231#p2参照)。次は、統一元氣館(公式)なるものに変わった旧・大亞百貨前で『歩道橋』のロケ地探し(id:xiaogang:20071231#p3参照)。

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  • 寒くて外にいられなくなったので、STARBUCKS COFFEEの重慶門市でひと休み(左写真)。古い建物をリストアした三階建てで、がらんとした空間がいい感じ。よほど治安がいいらしく、隣の席の男性は、スクリーンロックもしないノートパソコンを席に放置したまま、上の階のトイレの前で空くのをずーっと待っていた。男子トイレを占拠していた人はわたしたちが帰るまで出て来ず…。
  • ふたたび北上開始。原台灣総督府交通局鐵道部は、リストア工事が始まっている。その裏のあたりでも大規模な工事が行われていて、これまでは外から見えなかった原台北工場(1909年竣工)(右写真)が姿を現していた。30メートル移動させて保存されるらしい(LINK参照)。

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  • 点在する中華バロック(左写真)の写真などを撮りながら延平北路を北上し、『花蓮の夏』のロケ地、延平派出所へ(id:xiaogang:20071231#p4参照)。それから朝ごはんを食べたあたりまで戻り、雙連街魯肉飯で昼ごはん(id:xiaogang:20071231#p5参照)。さらに北上して中山國小で『冬冬の夏休み』のロケ地チェック(id:xiaogang:20071231#p6参照)。今度は南下して台北之家を冷やかしたあと、Piece of Cakeでお茶(id:xiaogang:20071231#p7参照)。
  • 藍色夏恋[C2002-03]で桂綸鎂(グイ・ルンメイ)の家があった長安東路一段22號(LINK)は、台灣維新館というビル(右写真)になっていた。位置づけはよくわからないが、謝長廷の選挙本部があるようだし、民進党関連のビルだと思われる。どっちかってったら、やっぱり秋子さん、じゃなくて謝長廷の方だが、それにしても‘台灣維新’というスローガンはイヤだ。

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  • 市民高架道路と新生高架道路が交差するあたりで『花蓮の夏』のロケ地探し(id:xiaogang:20071231#p8参照)。それから原台北酒廠(市定古蹟/現・華山創意文化園區)へ。以前ここを発見したときはけっこう荒れていたが、すっかり整備されている(左写真)。
  • 中正紀念公園が台灣民主公園に変わったというので見に行ってみる。たしかに、中正紀念堂が國立台灣民主紀念館(維基百科)に、大中至正門が自由廣場門(右写真)に変わっていた。内部の公開は明日かららしく、公園はイベントの準備が進められている。
  • 『時の流れの中で』のロケ地でもある阿才的店で晩ごはん(id:xiaogang:20071231#p9参照)。帰りに乗った捷運が今日初めての乗り物。これだけ歩いても歩数は37008歩で、4万歩への道は険しい。
  • 混雑するイベント会場へ行く気はなかったが、台北101大樓が見えるところまで行って花火を見ようかと思っていた。しかし、見物ポイントを探していないのとあまりの寒さとであっさり断念。テレビの中継も見ずに花火の音だけ聞きながら寝る。

[]『花蓮の夏』の二二八和平公園 『花蓮の夏』の二二八和平公園を含むブックマーク 『花蓮の夏』の二二八和平公園のブックマークコメント

『花蓮の夏(盛夏光年)』[C2006-17]には、張睿家(ブライアン・チャン)が公園で男にナンパされるシーンがある。夜の暗いシーンだし、短いのではっきりとはわからないが、ゲイのたまり場、ナンパといえば新公園ということで、二二八和平公園の日本庭園へ行ってみた。

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100%の確信は持てないし、アングルも少し異なるが、張睿家がベンチに座っているショットはたぶんここではないかと思う。

[]『歩道橋』の統一元氣館前 『歩道橋』の統一元氣館前を含むブックマーク 『歩道橋』の統一元氣館前のブックマークコメント

蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)の短篇、『歩道橋(天橋不見了)』[C2002-Vs]の舞台は、かつて歩道橋のあった台北火車站周辺。

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陳湘(チェン・シャンチー)が呆然と立ちつくすファースト・ショットは、新光三越と旧・大亞百貨(現・統一元氣館)の前(左写真)。陳湘がうろうろしているところを陸弈靜(ルー・イーチン)が通り過ぎるのは、捷運の台北車站へ降りる階段の入口あたり(右写真)。

[]『花蓮の夏』の延平派出所 『花蓮の夏』の延平派出所を含むブックマーク 『花蓮の夏』の延平派出所のブックマークコメント

『花蓮の夏(盛夏光年)』[C2006-17]で、張孝全(ジョセフ・チャン)がバイクで事故を起こし、張睿家が迎えに行くのは延平派出所。正確には、台北市政府警察局大同分局延平派出所。

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左写真が全景、右写真が映画に出てくるところ。映画では内部が少し映っているが、警察なのでそこまで大胆には撮れず、さっと撮ってそそくさと立ち去る。撮影のあとでお色直ししたらしく、ちょっと雰囲気が変わっている。色合いが反転し、レトロな雰囲気も半減。しかし基本的には変わっていない。

[]雙連街魯肉飯の魯肉飯 雙連街魯肉飯の魯肉飯を含むブックマーク 雙連街魯肉飯の魯肉飯のブックマークコメント

最近、魯肉飯といえばもっぱら丸林だったが、今回は新規開拓で雙連街魯肉飯へ行ってみる。

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魯肉飯、苦瓜排骨湯、青菜を頼む。魯肉飯は、少し塩気が強いような気もしたが、八角がよく効いている。丸林はちょいと立派すぎるので、このくらいの小さい店のほうが魯肉飯を食べるっぽい雰囲気でいいかもしれない。

[]『冬冬の夏休み』の中山國小 『冬冬の夏休み』の中山國小を含むブックマーク 『冬冬の夏休み』の中山國小のブックマークコメント

『冬冬の夏休み』[C1984-35]で冬冬が卒業する小学校は中山國小(公式)ではないかという情報を、ここが母校だというSさんという方からいただいた(ありがとうございます)。公式サイトを見るとかなり似ているので、早速調査に行く。学校や曜日や時間によって入れたり入れなかったりするのだが、今回は平日の昼間に難なく入れた。

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左写真が正門前、右写真が映画に出てくるところ。冒頭、卒業式が終わって児童たちが廊下を歩いているショットである。

雰囲気はそっくりだが、一点決定的に違うところがある。映画では、正面左側に、大きさも間隔も大きい窓(アーチ)が三つあるのだが、ここは大きさも間隔もほぼ同じなのだ(より正確には、一番左と、左から六番目以降は映画とほぼ同じで、その間の四つ分が映画では二つである)。しかし、次の理由から、映画に出てくるのはここであり、何らかの理由で改修されたのだと考えたい。

  1. 左後ろに見えるビルが同じものであると思われること。
  2. いろいろな小学校を見ているが、それぞれデザインが異なっており、ほとんどそっくりな学校がほかにあるとは考えにくいこと。

中山國小の正式名称は、台北市中山區中山國民小學。前身は台北市宮前學校(のちに台北市宮前國民學校)で、校舎は1935年竣工のもののようだ。

[]Piece of Cakeの捲心蛋糕 Piece of Cakeの捲心蛋糕を含むブックマーク Piece of Cakeの捲心蛋糕のブックマークコメント

午後のお茶はPiece of Cake(公式)。日式捲心蛋糕專賣店ということだが、ロールケーキって日式?

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わたしは檸檬起司捲(レモンチーズロール)、J先生は焦糖瑪奇朶捲(キャラメルマキアートロール)を頼む(2種類しかなかった)。なかなかおいしい。台北に来てロールケーキを食べることもない気がするが、でもやっぱり食べたい(こう寒いとかき氷も食べられないし)。

ただし、ここは飲み物がよくなかった。花茶がウリのようだったが、あまり好きではないのでロイヤルミルクティーを頼んだら、アップルティーで作られていた。あってはならないことである。無難に咖啡にするか、見た目がきれいなので花茶にすればよかった。

わたしが目がないケーキといえばロールケーキとタルトだが、台湾ではタルトを見かけないように思う。台湾はフルーツが豊富で安いから、キルフェボンのようなタルトが日本よりずっと安い値段でできそうだ。キルフェボンのようなお店ができたら絶対流行ると思うのだが、だれかやりませんか。

[]『花蓮の夏』の市民高架道路と新生高架道路 『花蓮の夏』の市民高架道路と新生高架道路を含むブックマーク 『花蓮の夏』の市民高架道路と新生高架道路のブックマークコメント

『花蓮の夏(盛夏光年)』[C2006-17]には、張睿家と楊淇(ケイト・ヨン)が学校をサボって台北へ遊びに行くシーンがある。そこで台北を表すのに使われているのは、高速道路を俯瞰で撮ったショットである。これは市民高架道路と新生高架道路が交差するあたりから撮ったもののようだ。一つ目のショットは市民高架道路で、左手に新光三越のビル(新光人壽保険摩天大樓)が見えている。二つ目のショットは新生高架道路だと思われる。

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写真は下から撮ったのでアングルは異なるが、左は市民高架道路で、左から三分の一くらいのところにうっすらと新光三越が見えている。右は新生高架道路で、三つのビルは映画にも映っていたもの。

このあと、張睿家と楊淇は駐車場のようなところから高速道路の夜景を見る。ここで映るのは一つ目のショットとほとんど同じところ。安易だが、同じところで撮ったのだろう。映画に出てくる駐車場のようなビルは見当たらず、おそらく二つの高速道路が交差するあたりにあるマンションから撮ったものと思われる。

[][]『時の流れの中で』の阿才的店 『時の流れの中で』の阿才的店を含むブックマーク 『時の流れの中で』の阿才的店のブックマークコメント

晩ごはんは阿才的店。『時の流れの中で』[C2004-12]で、桂綸鎂(グイ・ルンメイ)と蔭山征彦が飲みに行くところだ。早めに行ったら誰もいない二階へ案内されたが、この二階がまさに映画に出てきたところだった(左写真)。

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涼拌檳榔花(右写真)、阿才豆腐、九層塔炒蛋、香腸、米粉を頼む。涼拌檳榔花が、辛くてすごくおいしかった。生にんにくつきの香腸もよかった。

阿才的店はレトロなインテリアの台湾料理店。最近ではこういったレトロなお店が増えているが、ここはその草分け的なところではないかと思う。台湾語歌謡ががんがんかかっていて、『南国土佐を後にして』など、半分以上が日本の曲のカヴァーだった。