バンガロールに来ちゃったの(実録亞細亞とキネマと旅鴉) このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

29-04-2008 (Tue) マレーシア旅行第四日

[]喬治市(George Town)→江沙(Kuala Kangsar)→怡保(Ipoh) 喬治市(George Town)→江沙(Kuala Kangsar)→怡保(Ipoh)を含むブックマーク 喬治市(George Town)→江沙(Kuala Kangsar)→怡保(Ipoh)のブックマークコメント

  • 7時すぎに朝ごはんに行くが、外はまだ暗い。わたしはスクランブルエッグと自家製ヨーグルトとBoh Tea、J先生はスクランブルエッグと自家製ヨーグルトとコーヒー。メニューによると、スクランブルエッグにはソーセージや豆がつき、お茶はポットで提供され、フルーツがよりどりみどりということだ。しかし皿にはスクランブルエッグのみ、お茶はカップで、フルーツはなし。それでも十分豪華でおいしい朝食だが、いささかメニューに偽りありだ。
  • チェックアウトして、約束の9時にHertzへ行く。借りるのは絶対マレーシア車と決めていて、マレーシアに来てからずっと車を観察していた。その結果、Proton Savvyという小型車に狙いを定めたのだが、残念ながらレンタカーにはなかった。借りたのはProton Wira(左写真←サービスエリアにて激写)。初代ProtonのProton Saga(右写真←一昨日激写)もまだたくさん走っていて、いかにも昔の車という感じのカクカクしたところがいい。一度乗ってみたいが、もちろんレンタカーにはない。

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  • Ipoh(イポー)へ向けてPenang(ペナン)を出発。乗り捨てで一日借りると鉄道の10倍もかかる。だから高速代は節約、というわけでもないが、せっかくだから景色を楽しみたいので高速を使わずに行くことにした。ペナン・ブリッジ(左写真)を渡るところまでは順調だったが、南下する道が見つからない。大きな声では言えないが、迷子になったりペナンに舞い戻ったり紆余曲折を経て、結局高速E1に乗る。疲れたので最初のサービスエリア(右写真)で休憩。マレー色の濃いところだが、日本みたいにコンクリートだらけではないのがよい。

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  • 高速道路は走るしかなく、やはりあまりおもしろいものではない。それでも、日本のように高いフェンスに阻まれて何も見えなかったり、両側にラブホテルが並んでいたりはせず、ジャングルの中を走って行く(左写真)のは楽しい。Kuala Kangsar(クアラ・カンサー)で高速を下りる。マレーシアには、SmartTAGというETCのようなものがあるようだ(右写真)。しかし当然レンタカーには設備がないので、現金の列で待たされる。

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  • Kuala Kangsarの中心部は、時計台(上左写真)のあるロータリーを中心に、市場(上右写真)があり、商店街(下左写真)がある。スルタンが住む街であるせいかマレー色が濃い。商店街の看板も、漢字の割合が少ないように思われる。外見がちょいと渋い悦來餐室(下右写真)で昼ごはん。ウェイトレスがマレー人だったので、無難にnasi gorengとmee gorengを頼んだらnasi gorengだけうまかった。

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  • イスタナ(王宮)は、ダウンタウンから少し離れた郊外にある。車で行くつもりだったのに、J先生の陰謀で、気づいたらそちらに向かって歩いていた。スコールの不安に怯えながら、30分くらいかかって巨大なMasjid Ubudiah(ウブディア・モスク)(左写真)に到着。派手だ。おそらくIstana Hulu(イスタナ・フル)と思われる建物の前で、30Senの高額トイレにありつく。いったん車を取りに戻り、さらに先のIstana Kenangan(イスタナ・クナンガン)(右写真)を外から見る。1926年竣工の現・王宮博物館。こちらも派手といえば派手だが、こじんまりした大きさとマレーシアらしいデザインがなかなかよろしい。

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  • ダウンタウンに戻る途中にマレー系の女子校らしきものがあり、女学生がたくさん歩いていた。白と鮮やかな水色のおなじみの制服姿に、J先生がソソられている。ぼーっと座っていたら「写真撮らんかい」と怒鳴られ、慌ててカメラを向けると「そんなデブ撮るな」と怒鳴られる。たしかにマレー系の制服は民族衣装風でかわいいし、派手なブルーも清潔感があるし、顔以外すべてが隠されているぶん、逆にソソられる気がする。
  • Kuala Kangsarではなんとかもったが、Ipohへ向かって走り出すとまもなく、スコールに襲われた(上左写真)。前を走る車さえ見えないような雨。一般道を走っていると、ふだんはジャングルで、たまに町が現れるのだが、スコールの中ではショップハウス群もよく見えない(上右写真)。しかし意外に早くスコール地帯を脱出した(下左写真)。Ipohに近づくと、奇形の山が次々と現れる(下右写真)。

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  • いつのまにかIpoh市内に入っていた。せっかく車があるので、新市街のはずれのGreentownというところに行ってみる。このあたりには『細い目(Sepet)』[C2004-32]や『グブラ(Gubra)』[C2005-49]のロケ地もあるようだが、ただ行っただけでは何もわからない。Greentown Mallというちょっと古臭いショッピングセンターに行っただけで、ガソリンスタンドに寄ってホテルに向かう。
  • The Majestic Station Hotel Ipoh(公式)にチェックイン。1917年竣工のイポー駅駅舎にあるホテルだ。といっても豪華なクラシックホテルではなく、かなり古びた経済的なホテル。例によってマレー系ばかりだが、ポロシャツの制服を着たスタッフは若い男性ばかりで好感がもてる。フロントにはちょいとかっこいいおにいさん。マレー人には珍しい(なんて失礼な)知的な雰囲気。部屋は薄暗くて湿っぽく、エアコンとテレビのほかはオプショナルなものは何もない。
  • 部屋は駅舎の前面の広いヴェランダに面していて、ここを自分の部屋のように使える気持ちよさは何物にも代えがたい。ここでまったりしていたら、わたしたちには今日二度目のスコールがやってきた。今日は中学生ぐらいの少年少女の大きな団体が泊まっていて、ヴェランダもほとんど占領されている。マレー人も華人もいて、引率の先生みたいな人がチェスを教えたりしている。彼らは支給されたカップ麺を食べていたかと思ったら、今度は経済飯の晩ごはんを食べ始め、空腹なわたしたちをイラつかせた。華人少年の皿とマレー少年の皿とはかなり違っていたりするのが興味深い。
  • PenangのHertzにいたちょい怪しげマレーおじさん(シャネルズという感じか)がマレー時間で車を取りに来て、雨も小降りになったので晩ごはんを食べに行く。駅のある旧市街は、開いているお店がほとんどなくて真っ暗だが、元華飲食閣という賑わっている食堂を見つける。まず観光客かどうかを見極め、外国人には英語を使うPenangとは違い、Ipohは完全に広東語の世界である。華人のような顔をした人はみんな華人であり、広東語が話せると信じて疑わない世界。華語を話そうとしたらおじさんは狼狽し、向かいの新元華飲食閣から若いおにいちゃんが呼ばれる。彼はメニューが入った注文用のPDAのようなものを持っており、それを見ながら注文する。「日本人?それとも中国人?」と妙な質問をされ(中国人だったらもっとまともに話せます)、日本人だとわかると今度は若いおねえちゃんが呼ばれる。彼女が日本語で話せる程度なら華語で話せるのだが、なんとなく盛り上がって楽しかった。
  • 頼んだのは辣子鶏と爆焼肉と馬來風光(店先の日除けの下でとても暗かったので写真はなし)。まずおにいちゃんお薦めの爆焼肉が来たが、これは豚の焼肉でなかなかうまい。辣子鶏への期待は高まったが、来たのは鶏唐揚げのチリソースあんかけで、ぜんぜん辣子鶏じゃなかった。でも香菜がたくさんかかっていて意外と悪くない。馬來風光というのは南洋風の炒空芯菜。ちょっとカピの香りが強すぎた。
  • この店には嘉士伯(Carlsberg)小姐が3人もいる(胸を張って小姐といえるのは一人だけである)。どうみても家族経営の店なのに、あの人たちは誰なのか、まさか娘を嘉士伯小姐にしたりしてないよね、などと不思議に思っていたが、おそらくビール会社がお店に派遣しているのだろう。お店にはちゃんとTigerもあるのに、嘉士伯小姐は絶対に聞いてくれない。しかたなくCarlsbergを2本飲む。
  • 小降りにはなったが雨は止まず、かなり涼しくなった。ふつうなら好ましいことだが、今日はぜんぜん嬉しくない。なぜなら、The Majestic Station Hotel Ipohは水シャワーだという噂があるからだ。念のため部屋のエアコンも切って果敢に挑戦する。出てきたのは、「お湯と〜思えばお湯で〜なし〜、水と〜思えば水で〜なし〜♪」という微妙なもの。寒くはなく、それよりもシャワーの水量が少なくて疲れた。
  • 夜はヴェランダでまったり過ごす計画だったのに、少年少女にすっかり占領されていた。端にあるわたしたちの部屋の前はかろうじて無事だったので、専用の椅子に座って日記を書く。涼しくてなかなか気持ちがよい。
  • はてなグラフにつけていることもあり、今日はJ先生の好意で万歩計を貸してもらった。ところが、これもまた壊れてしまった。したがって今日の歩数は不明である。考えてみれば、表示面が肌に触れない向きに装着すればよかったのだが、わたしは前のが壊れた経験から何ひとつ学んでいなかったのであった。
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