バンガロールに来ちゃったの(実録亞細亞とキネマと旅鴉) このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

14-12-2008 (Sun) 修善寺旅行第二日

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朝起きてまずはお風呂。今度は貸切露天の黎明の湯「星」。六角形の檜のお風呂だ。外はかなりの雨だが、露天といってもいちおう屋根があるのでもうまんたーい。「朝は露天」と思ったのに、6時すぎはまだほとんど夜と変わらない。お風呂のあとはタダのヤクルトもどきを飲む。夜が牛乳で朝がヤクルトって、ふつう逆ではなかろうか。

ふたたび食事処での朝ごはんは、今度はカウンターでなくてよかった。女将らしき人が、愛想よく各テーブルをまわっている。J先生は洋食を選択していたが、和食の店で洋食を食べるのもどうかと思ったので和食にした。朝っぱらから苦手な赤い刺身がついていたのには閉口したが、鯵の開きとわさび漬けがおいしかった。和食でも珈琲がついたのもよい。

ごはんのあとは最後のお風呂。内湯の貸切風呂「岩戸の湯」だけ未体験だが、明るくなったのでやはり露天がいい。ちょうど空いていたので、貸切の黎明の湯「月」にふたたび入る。お風呂のあとはふたたびヤクルトもどき。チェックアウトが11時なのはうれしいが、どうせなら12時にしてくれれば「岩戸の湯」にも入って、露天大浴場の「朱雀の湯」にももう一度入れたのに。この旅館は部屋数もけっこう多いし、満室だと思われるのに、意外にお風呂はすいている。ムキになってお風呂に入る客、温泉に命をかけている客は少ないのだろうか。

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身支度をすませ、館内の探検に出かける。正面からの眺めはあまり渋いとはいえない菊屋だが、古い部分はこのように(上左写真)ちゃんと渋い建物である。旅館の名前に入っている「湯回廊」というのは、こんな(上右写真)廊下やこんな(下左写真)縁側がぐるっと張り巡らされていて、これらをたどって行くとどの部屋にもお風呂にも行けるという構造を表している(階段もあるので実はそう単純ではないのだが)。回廊からは、紅葉を残す美しい庭が眺められる(下右写真)。1910年に夏目漱石が修善寺を訪れたとき、現在の菊屋の建物は本館とは別の菊屋別荘であり、漱石は最初の夜だけここに泊まった。その梅の間は「漱石の間」として現在も残されており、部屋の前まで行ってみるが、宿泊客がいて見学はできなかった。

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探検の途中、ふたたび八角堂ラウンジ漱石庵でタダの機械淹れ珈琲を飲む。旅館側は特にウリにはしていないようだが、菊屋でいちばんの見どころ、菊屋のシンボル♪といえば、この八角堂の上にある塔である。しかし、館内からきれいにどーんと見えるところはなかなかなく、二階の廊下などから写真を撮ってみる(左写真)がいまひとつである。チェックアウトしたあと、最後に駐車場からこの塔を眺める(右写真)。外から見るにはここがベストポジションだが、建物全体としては裏という感じでやはりいまひとつ。新井旅館の青州楼もそうだったが、どうも外からも中からもよく見えない。

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すぐ近くのテーマパーク、虹の郷(公式)へ。ふだんはこんなテーマパークには洟も引っかけないのだが、修善寺の大患のときに漱石が滞在した部屋が移築されているというからしかたがない。雨に加えて昨日から半減した気温は、温泉に浸かるのにはいいがこんなところを歩くには寒すぎ、当然園内はガラガラである。菊屋本館全部を移築してくれればいいのに、漱石が滞在した二間だけが移築され、夏目漱石記念館(左写真)となっていた。

虹の郷は、1000円も入場料を取っておきながら、駐車場代も別だし、館内の施設もいちいち入館料やら体験料やらを取られるようだ。取られないところは土産物屋や飲食店。夏目漱石記念館の案内にはいたるところに「入館無料」と書かれているが、記念館より併設されているお茶席の漱石庵のほうがメインらしい。わたしたちは部屋だけ見て茶は飲まず、ほかもどこも見なかったが、コンセプトも不明だし醜悪で土産物屋だらけで、歩いているだけで心がすさんでくるような場所だった。

「和食以外のものが食べたい」とつぶやきながら下田街道を北上し、大仁の通りがかりの店でパスタとピッツァの昼ごはん。あとは、伊豆スカイライン→箱根新道→西湘バイパス→国道134号とまっすぐ帰宅。雨は止んだが、伊豆スカイラインはちょっと先も見えないような濃霧だった。急激な眠気に襲われたので箱根新道以降あまり記憶がないが、ほとんど渋滞もなく順調に進んだようだ。気がついたら西湘PAに着いていて、気がついたら江ノ電が走っていて(右写真)、気がついたら若宮大路を走っていた。R134が渋滞しないのなら、不景気も悪くない。かもしれないわね♪

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