バンガロールに来ちゃったの(実録亞細亞とキネマと旅鴉) このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

04-05-2009 (Mon) 台湾旅行第六日

[]台北→新莊→台北 台北→新莊→台北を含むブックマーク 台北→新莊→台北のブックマークコメント

昨夜遅かったので今日は6時起床。八方美學の朝食も当然バイキング。種類が少ないと思ったらテーブルひとつ分見逃していて、さらに別に卵料理も作ってくれた。聞きにきたのが「第二弾行こうか」というころだったので、オムレツを頼んだら満腹になって第二弾には行けなかった。

今日は珍しくあまり遠出をしない予定。まず最初は、この旅行の目的のひとつでもある台北市立動物園(公式)。捷運で動物園站に着くと、大貓熊だらけの装飾(↓左写真)に迎えられ、それだけでなんだかドキドキする。動物園に着いて、まさにチケットを買おうとした瞬間、J先生が一枚の貼り紙を指して騒ぎだす。「大貓熊館は第一月曜日休み」。ご丁寧に休日のリストつき。5月4日。今日だ。「明日がある、明日がある、明日があ〜る〜さ〜♪」と歌いながら(ウソ)、動物園站に引き返したが、わたしの落胆たるや、思うべしである。

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悠遊卡にチャージするための100元札が足りないので、落胆したわたしの慰安も兼ねて蜂大咖啡にお茶を飲みに行く。捷運で西門まで移動し、西門紅樓(↑右写真)が無事にあることを確かめて蜂大咖啡へ(id:xiaogang:20090504#p2)。前回、「次はぜったい2階の禁煙席に行くぞ」と決意したが、2階へ上がろうとしたら強引に1階に座らされた。よく見ると全席禁煙になっている。どうやら法律ができたらしく、ほかの店でも禁煙の貼り紙が目立った。

100元札ができたので、西門站でチャージする。いつもは100元しかチャージしないが、今回はどーんと豪勢に500元ずつチャージした。大金なので「落としたらどうしよう」と思うと悠遊卡を持つ手が震える。考えてみたら、500元なんて1500円くらいなのだけれども。

北門から11:40の桃園行き三重客運バスに乗る。行き先は新莊(台北縣新莊市)。あまり遠出をしないといってもやはり台北市外には出る。目的地は樂生療養院(公式)。『午後3時の初恋』[C2007-35]で、陳柏宇(張孝全/ジョセフ・チャン)が入院している精神病院のロケ地である。せっかくチャージした悠遊卡は使えなかったが、中正路をがんがん走るので、わかりやすくて速い。

樂生療養院には舊院區と新院區があり、めざすロケ地は舊院區。舊院區の建物は、1930年竣工の台灣總督府癩病療養樂生院。日據時代にハンセン病患者の強制収容施設として建てられたものだ。今世紀に入ってから、隣に台北捷運新莊線の機廠が造られることになり、患者や支援者と政府とのあいだで、舊院區の取り壊しをめぐる攻防が続いてきたようだ。住み慣れた患者さんたちの希望、強制隔離施設の遺構としての歴史的な意義や建築的な価値から保存を求める声が強かったようだが、結局取り壊されることになってしまったらしい(詳細は維基百科(LINK)などを参照)。

そのような経緯から、まだ建物が残っているかどうか、残っていても入れるかどうか全くわからないまま、とにかく行くだけ行ってみようと思ってやって来た。特に塀や門はなく、敷地内には簡単に入ることができた。奥のほうには新院區のビルが見えたが、手前の低い建物が点在しているあたりをうろついていると、聖望教會という教会(↓左写真)や煉瓦造りの建物(↓右写真)があった。

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めざす建物は機廠の建設現場に近いところにある白っぽい建築群。一部はすでに取り壊されて更地になっており(↓左写真)、残っている建物もかなり荒れていた(↓右写真)。それでも、映画に出てくるところのいくつかは残されていた(id:xiaogang:20090504#p3)。

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帰りはふつうの路線バスに乗ったせいか、中山捷運站までおそろしく時間がかかった。昼ごはんを食べるため捷運で中正紀念堂まで移動し、ついでなので中正紀念堂改め台灣民主紀念館を覗く。國民黨政権に戻ったので名称を元に戻すらしいが、まだ台灣民主紀念館で、牌樓の文字も‘自由廣場’だった(↓左写真)。わたしはもちろん國民黨シンパではないが、ここの名称は中正紀念堂のほうがふさわしいと思う。なぜなら、ここは蔣介石独裁のシンボルであり、台灣が過去に独裁国家であった歴史を記憶し、そこから学ぶべき場所だからだ。だいいち台灣民主紀念館に蔣介石の像(↓右写真)がどーんとあったら、まるで蔣介石が民主主義を推進したヒーローのようであり、それでは歴史の捏造になってしまう。

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広大な‘自由廣場’を横断し、杭州小籠湯包でやっと昼ごはん(id:xiaogang:20090504#p4)。それから古亭方面へ南下。このあたりも眷村なのか、塀の向こうに日式家屋が並んだ路地(↓左写真)や大きめの日式家屋、バラックのような家が多い。青天白日滿地紅旗を掲げた家(↓右写真)もあった。

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目的地は亂太郎玩具專賣店(公式ブログ)(↓左写真)。『Orzボーイズ!』で、卡達天王のフィギュアを使ってアコギな商売をしていた店のロケ地である(id:xiaogang:20090504#p5)。残念ながら月曜定休でシャッターが下りていた。

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引き続き『Orzボーイズ!』のロケ地探訪のため、捷運で龍山寺へ移動。騙子二號(潘親御/パン・チンユー)がおばあさん(梅芳/メイ・ファン)と住んでいた薬草屋のロケ地、新富市場(↑右写真)へ行く(id:xiaogang:20090504#p6)。新富市場(東三水街市場)は、1921年に造られた歴史ある市場(市定古蹟)。本体があるのかないのかよくわからない、路地の集積みたいなところで、同じところをぐるぐるまわったりしながらも二號の家を見つける。残念ながら月曜日はお休みで、薬草屋も閉まっていた。月曜日はどこもかしこも閉まっている。騙子一號(李冠毅/リー・グァンイー)、二號が市場に出入りする路地もここのはずだが、何度歩いても見つからなかった。

新富市場のすぐ近くには剥皮寮老街がある。老街を修復保存した場所ということだったが、終わっているのは半分(↓左写真)で、あと半分はまだ工事中だった(↓右写真)。工事主は近くの老松國小のようだが、修復後はどのように利用されるのだろうか。すでに修復された部分は、アーチ型の五腳基がなかなかいい感じだ。

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このあと迪化街方面へ行き、老店めぐりをする予定だったが、ここですでに18時近くになってしまった。このところ毎回行きそびれ、今回は絶対行きたい四川吳抄手に、混まない時間にたどり着きたい。迪化街は諦めて捷運で忠孝新生に移動、百年老店の台北犁記餅店(公式)で牛軋糖などを買って今日の活動は終了。ふたたび捷運で忠孝敦化に移動して、四川吳抄手で晩ごはん(id:xiaogang:20090504#p7)。

21時ごろホテルに帰り、今日もラウンジでタダのマシン淹れ珈琲を飲む。今日の歩数は27341歩。目標に到達しない日が続いている。今日は曇っていて涼しかったが、雨はパラパラ程度しか降らなくてよかった。今日から洗濯がなくて、ああらくちんだ、ああのんきだね。

[]蜂大珈琲の珈琲 蜂大珈琲の珈琲を含むブックマーク 蜂大珈琲の珈琲のブックマークコメント

蜂大珈琲は、台湾へ行ったら一度は行きたいお店である。今回は西門町へ行く予定がなかったが、かなり無理やりっぽくねじ込むことに成功。

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蜂大綜合珈琲(左写真)80元、核桃酥(右写真)15元。

[]『午後3時の初恋』の樂生療養院 『午後3時の初恋』の樂生療養院を含むブックマーク 『午後3時の初恋』の樂生療養院のブックマークコメント

『午後3時の初恋』[C2007-35]で陳柏宇(張孝全)が入院している精神病院のロケ地は、樂生療養院(公式)である。映画の中では、彼はバスと平溪線を乗り継いで老徐鐘錶店へ通っていると思われるが、徐青青(郭碧婷/グォ・ビーティン)が徒歩で病院に行くシーンもあるので、菁桐からそれほど遠いところではない想定だと思われる。少なくとも、ロケ地の樂生療養院がある台北縣新莊市ではない。また、樂生療養院はハンセン病の療養所であり、精神病院ではない。患者を新院區に移動させたあとの舊院區を用いて撮影されたと思われる。

精神病院が出てくるシーンは8回。午前3時、陳柏宇が部屋で寝ているシーン。老徐鐘錶店の前で寝ていた陳柏宇が朝、帰ってくるシーン。蘇醫師が部屋を覗くが誰もいないシーン。滝で溺れそうになって帰ってきた陳柏宇が熱を出すシーン。土曜日は外出禁止だと言われ、蘇醫師と面談をするシーン。徐青青が蘇醫師を訪ねるシーン。徐青青が夜病院を訪ね、逃げ出そうとしている陳柏宇と出会って捕まるシーン。陳柏宇(人格は蔡子涵)が逃げ出すシーン。

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上の二つの写真は、2番めのシーンで陳柏宇が帰ってくるところ。下左写真は、6番めのシーンで徐青青が蘇醫師がいるかどうか看護婦に尋ねるところ。下右写真は、おそらく場所もアングルも異なるが、最後のシーンで陳柏宇が逃げ出すのと同様の窓。

丸い時計のある廊下が何度も出てくるが、そこはもう取り壊されてしまったようだ。陳柏宇の部屋も、おそらくそこにあったのではないかと思われる。

[]杭州小籠湯包の小籠包 杭州小籠湯包の小籠包を含むブックマーク 杭州小籠湯包の小籠包のブックマークコメント

昼ごはんは杭州小籠湯包(杭州一店)。台湾へ行ったら一度は小籠包を食べたい。今回は杭州小籠湯包にしてみた。今日はお休みだったが、近くの本店のほうがぼろぼろっぽくて風情がありそう。

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小菜、小籠湯包(左写真)、三鮮鍋貼、豆沙小包(右写真)、啤酒で230元。どのメニューも安いが、これはさすがに安すぎるので、会計が間違っていたような気がする。小籠湯包と豆沙小包はまあまあ、鍋貼はいまひとつ。豆沙小包はやっぱり鼎泰豐がうまい。次回は、大餅捲牛肉と豆沙鍋餅を食べるぞ。

[]『Orzボーイズ!』の亂太郎玩具專賣店 『Orzボーイズ!』の亂太郎玩具專賣店を含むブックマーク 『Orzボーイズ!』の亂太郎玩具專賣店のブックマークコメント

『Orzボーイズ!』[C2008-10]で、卡達天王のフィギュアを売る模型店のロケ地は、台北市中正區の亂太郎玩具專賣店(公式)。映画では、店名ははっきりとは出てこない。今日はお休みだったので、映画と同じようなものが売られているかどうか、カプセルトイの販売機があるかどうかなどは確認できなかった。

亂太郎玩具專賣店が出てくるシーンは3回。店主が卡達天王のフィギュアを披露しているシーン。騙子二號(潘親御)がカプセルトイを買い、卡達天王のフィギュアが当たるシーン。喧嘩した騙子一號(李冠毅)と二號の様子が並行して描かれるシーンで、一號が店主を襲おうとしているところ。

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左写真は、最初のシーンで二號が店に駆けつけるところ。右写真は、最後のシーンで一號が様子をうかがっている店のショット。

[]『Orzボーイズ!』の新富市場 『Orzボーイズ!』の新富市場を含むブックマーク 『Orzボーイズ!』の新富市場のブックマークコメント

『Orzボーイズ!』[C2008-10]で、騙子二號(潘親御)の家があるのは、台北市萬華區の新富市場、別名東三水街市場。映画の中の二號の家は薬草や花などを売っている店で、実際も同じと思われるが、今日はお休みで商品は見られなかった。またここには、‘台北市政府新富公有零售市場辦事處’という看板がかかっていた。映画の中でも、商品を売っていたのはドアの外で、中はちょっとしたオフィスのような感じだったが、そこが実際には台北市政府新富公有零售市場辦事處なのだろう。映画の中ではここに住んでいるようだったが、実際には住居は兼ねていないように思われる。

新富市場が出てくるシーンは9回。叔父さんが妹妹を連れてくるシーン。林艾莉(徐啟文)のお母さんが亡くなり、二號がお弔いグッズを届けるシーン。転校する林艾莉がお別れに来て、騙子一號(李冠毅)、二號といっしょに扇風機で遊ぶシーン。二號が一號から卡達天王のキーホルダーをもらい、落として探すシーン。一號と二號が動物園に行けなくなり、二號が暴れるシーン。妹妹がいなくなるシーン。妹妹のことで警察が来ているシーン。二號が肩たたきをして稼いだお金でカプセルトイを買い、卡達天王のフィギュアが当たるシーン。一號が捕まり、二號が母親に知らせてもらおうとするシーン。

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左写真は、最初のシーンで林艾莉とお父さんが買い物に来ているところ。右写真は、7番めのシーンで警官が近所の人に話を聞いているところ。

[]四川呉抄手の當紅炸子雞など 四川呉抄手の當紅炸子雞などを含むブックマーク 四川呉抄手の當紅炸子雞などのブックマークコメント

晩ごはんは四川呉抄手。台湾へ行ったら一度は川菜を食べたい。今回は、久しぶりに四川呉抄手に行こうと決めていた。

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小菜、當紅炸子雞(左写真)、蒼蠅頭(右写真)、紅油抄手、白飯、啤酒で930元。當紅炸子雞は辣子雞相当物。蒼蠅頭は唐辛子少なめで、それほど辛くない。数年前に小綺麗に改装されたので心配したが、やはりここはおいしい。デザートのサービスもある。

丸テーブルしか空いておらず、台湾人女性二人組と合席だった。わたしたちがビールを頼んだら、おいしそうに見えたらしく向こうもビールを注文。あっぱれだ。なにしろ彼女たちを除けば、ビールを注文している東洋人は100%日本人なのだ。これはどこでもたいていそうで、飲み会にしか見えない集まりでも酸梅湯を飲んでいたりするのだから不思議である。