1ヘクタール花壇 春告げる…

◆横浜で6月まで

 チューリップや桜など1000種類を超える花々約100万本を楽しめる「全国都市緑化よこはまフェア」が25日、横浜市内で始まった。よこはま動物園ズーラシアに隣接する主会場「里山ガーデン」(旭区)には約1ヘクタールの大花壇がお目見えし、来場者は一足早く訪れた春を楽しんでいた。

 同フェアは、市と都市緑化機構の主催。全国の主要都市を回る形で開かれ、横浜では初開催となる。同ガーデンでは約200種45万本、山下公園横浜公園など臨海部の8エリアに広がる「みなとガーデン」では1000種類以上の55万本が会期中に見頃を迎える。

 この日、里山ガーデンで行われた記念式典で、林文子市長は「(横浜公園では)花の色が白からピンクに変化するチューリップが見られる」と紹介。市は2026年に大規模な国際園芸博覧会(花博)の開催を目指しており、林市長は「花博誘致につなげるためにも、フェアでは来場者500万人の目標を上回りたい」と話した。

 会期は6月4日までの72日間。市は出版社と連携し、観光情報誌「ことりっぷ」の緑化フェア版も作成した。里山ガーデンや横浜赤レンガ倉庫の案内所などで配布している。開花状況などはホームページ(http://yokohama-fair2017.city.yokohama.lg.jp/)で確認できる。

2017年03月26日 Copyright © The Yomiuri Shimbun