デジゲー博に出展してきました&Vitaちゃん用ハーフミラーディスプレイのつくりかた


今月16日に秋葉原UDXで開催されたデジゲー博に、コンシューマハード向けにゲームを作っている人の(一部の)集まりである「CS GameEngine Alliance Tokyo」の一員として出展してきました。
私の出展した作品は上にハーフミラーディスプレイの上にVitaを載せて背面タッチパネルで遊ぶという仕組みとそれ用に作られたミニゲーム集で、見た目のもの珍しさのおかげか、のべ40人以上の方々にプレイしていただけました。

このハーフミラーディスプレイですが、当然ながら個人で作ることができるので、以下に作り方を解説してみたいと思います。
まず大本となる枠部分ですが、プロトタイプは黒の厚紙で作っていたところを、強度と光の遮蔽性を確保するために3Dプリンタを使ってみました。DMM.makeの3Dプリントサービスを使用しましたので、次のリンクから出力サービスの使用および3Dデータの無料ダウンロードが可能になっています。
Half-Mirror Display System for PSV
※こちらのモデルですが、向かって左側の壁が右側・奥に比べて若干薄くなっています。もし気にされる場合はデータをダウンロードし、使用しているVitaの方向キー(とアタッチメント)に干渉しないことを確認しつつ幅を広げたうえでプリントすることをおすすめします。
DMM.makeで一番安い素材はナイロンなのですが、大きさによって選択できる色が白だけになってしまうようですので、よく見えるようにするためには黒く塗装をする必要があります(強度の問題がなければ石膏がトータルで安く済むかもしれません)。
塗装の方法ですが、ナイロン向けのプライマーで下塗りした後にカラースプレーを使って塗装するのがベストなようです。


ハーフミラーとして使うプラスチック板は塩ビにしてみました。ちなみにポリカーボネートやアクリルでも問題ないみたいです。こちらを枠部分の床に対し大体45°の角度で立て掛けられるように切り出し、枠にはめ込めばOKです。その後Vitaに上下反転させた画像を映し出し、枠の上に載せればハーフミラーディスプレイの完成です。仕組みは簡単なので、興味のある方は作ってみては如何でしょうか。

ゲーム内容の方も公開したいのですが、それはまた後日……。