第2227話 年末のお仕事

 

年末になると家の中の気になるところを何とかしたくなります。


先日も部屋の扉に取り付けられたノブの塗装がはげていたのが気になり、塗装を剥がし再塗装しました。
アルミ製であるため、下地のメタルプライマーを塗ってから非鉄金属用塗料のフラットブラックを塗り、新品同様にすることができました。


先週末には食堂の椅子を修理しました。
椅子は17年前に購入したもので、100Kg近い私の体重を支える丈夫な構造が気に入り購入したものですが、このところ背もたれのはげや座面の表面カバーにひびが目立ち修理することにしました。
背もたれ部分等の塗装のはげ


座面表面のひび


座面の表面カバーはインターネットで調べた合皮生地を購入しました。  

作業は座面をはがすことから始めました。


座面の下部にあるビスをとれば取れる構造でなく、座面表面カバーが椅子構造体後部に巻き込んでステップラーで固定されているため、ステップラーの針を外す必要があります。


座面を構造体から取り外した状態です。表面カバーは裏側でステップラーの針で固定され、更にステップラーの針を隠すために黒いシートでカバーされています。
最初に黒いシートを取り付けているステップラーの針を取り外すため、黒いシートがずれないようにピンで固定してから針を剥がしました。


座面表面カバーは周囲をものすごい数の針で固定されており、これを取るのが最大の仕事になりました。


座面表面カバーを取り外すまでに取り外したステップラーの針は一つの椅子に140本ほどになり、腕が痛くなりました。
取り外した表面カバーと座面です。座面の上にはウレタンの緩衝材が取り付けられていました。


椅子構造体のはげを修復させるためチーク色のニスを再塗装しました。


購入した合皮シートを必要なサイズにカットしました。


合皮シートの上に座面を乗せ、必要な位置関係を確認しました。


合皮シートをステップラーで固定しているところです。


合皮シートを座面に取り付け、カーブ部分はしっかり固定してから不要となった合皮シートをカットしました。


更に黒いシートを取り付け座面が完成しました。


座面表面カバーを構造体の取り付け、表面カバーの後部を椅子構造体後部に巻き込んでステップラーで固定したところです。


椅子の修理が完成しました。
座面のひびも塗装のはげも修復し新品(?)のようです。


四つの椅子を修理するのに2日間かかり、大変疲れました。