11年12月28日(水) 銃後の護りは完璧だ
■[投書欄]銃後の護りは完璧だ
原発作業員に敬意を
13日付本紙2社面「ふくしま作業員日誌」での男性の言葉を読み、本当にショックを受けました。
この男性は6次か7次の下請けで、日当も8千円。危険手当も付かない。同じ仕事をしていて4次下請けでは1万2千円の人もいるとか。こんな命を懸ける大変な仕事をしてくれている人たちに群がり、ピンはねしていく人や組織がどれだけあることか。
日本の隅々にまで広がる、こういう下請け構造にやりきれなさを感じます。国難ともいえる原発事故の収束に、国民の汗の結晶である税金を投入しても、ほとんどはそういった業者に取り込まれ、懐を肥やす輩がいるのが現実でしょう。
また、記事の最後にあった、この男性の言葉もショックでした。「仕事がある限りここで働きたい。稼ぎたくて来たんじゃなくて、誰かがやらなきゃならない仕事だし、人の役に立てるかもしれないと思って来た。仲間もできた。将来病気になっても補償はしてくれないだろうけど」。何という心の持ち主か、と心の中で手を合わせました。
戦争と同じで、立案や指揮をする人は安全な場所にいて、現場では尊い心根の人たちが使い捨てられていく。政府と東電、国会議員にお願いです。現場で作業している人たちの全データを保管してください。そして、彼ら全員の一生をちゃんと見守ってください。
せめてそういう形で、無名の彼らに対して、私たちは感謝と敬意を表さなければならないと思います。吉田昌郎前所長だけではないのです。
「感謝と敬意」ってそこかよ!
これじゃまさに「戦争と同じ」で、靖国にお祀りするから国のため立派に死んでください、って言ってるのと変わらないよ。
作業員の言葉も、軍隊に入った貧農の3男坊がお国のためと誇りを持ち、戦友もできて二百三高地に送り込まれます――みたいな感じで切なくなるよ。
11年12月27日(火) でもしか教師
■[投書欄]でもしか教師
漁師見下す教師に怒り
私の身内には、現在高校受験を控えた男の子がいます。お世辞にも勉強が得意とはいえず、志望校も受かるかどうかという子です。
そんな彼と母親が先日、担任との三者面談を行ったのですが、その時の担任教師の態度がひどいものでした。見下すような目線と言葉、特に私が憤りを感じたのは「じゃあ、漁師になる?」というせりふです。書いたものだけ見れば何とも思わないせりふだと思います。しかし、その時の声の抑揚は「漁師に“でも”」とばかにしているものでした。
私の母方の祖父も父方の祖父も漁師をしていました。それを近くで見ていましたし、尊敬もしていました。それを見下したように発言したその教師が許せません。教師なら何を言ってもいいのでしょうか。
いや、あんたその場にいなかったんじゃん!
こういう人が不確かな伝聞情報を鵜呑みにして広めちゃうんだろうなあ。
あと、
「私は××に聞いてみたい。あなたは〜か、と」
11年12月25日(日) サンタを待つ女
■[投稿欄]サンタを待つ女
クリスマス 娘との攻防
クリスマスが近付いてきました。私の中学3年生になる娘は、いまだにサンタクロースの存在を信じているようで、「今年はサンタさん、何を持ってきてくれるのかな」と言っています。
娘には小さなころから私たち親からのプレゼントの他に、サンタクロースからのプレゼントもあげていました。ですが、もう正体はばれているだろうと思い、今年からやめようと考えていました。
「サンタさんから何がほしいの」と聞くと「今ね、すごく欲しいトレーナーがあるの。アニメのキャラクターもので、このあたりじゃ売っていないんだ」とニコニコしながらうれしそうに話す娘。
夢を壊さずにおくべきか。いや、ひょっとしたらサンタクロースの正体を知っていて、二つのプレゼントをもらう作戦なのか。娘との神経戦は、ぎりぎりまで続きそうです。
これはいろんな意味でヤバそうな……。
11年10月26日(水) 危険な超光速
■[投稿欄][ニュース][SF]危険な超光速
アップし忘れてた。少し前だけど、10月10日付東京新聞投稿欄より。
「超光速」の研究慎重に
名古屋大学を含む国際研究機関の実験で、ニュートリノという物質が、光よりも速いという結果が発表された。
もしこれが実証されたなら、1905年に発表されたアインシュタインの特殊相対性理論が根本的に覆されることになる。質量を持つ物質は、光速に達すると物質が増え、時間が止まるという。しかし、ニュートリノが光速を超えるということは、時間をさかのぼることになる。絶対に不可能とされてきたタイムマシンが実現する可能性が生まれた。
この研究は、人類の歴史を変えるかもしれない大きな発見で、良い方向へも悪い方向へも強い影響を与えると思う。だから発展も必要だが、慎重さを忘れずにやってほしい。
「歴史を変えるかもしれない大きな発見」ってそのまんまの意味か。
11年9月30日(金) 市民目線の奇策
■[投稿欄]市民目線の奇策
近年日本の経済低迷の原因の一つに、人口の減少が挙げられている。老衰などで死亡が出生を上回るほか、企業が海外に移転すれば従業員も移住してさらに人口が減少してしまう。このままでは日本が空洞化して「死の国」になってしまうのではないかと心配している。
円高の影響とはいえ政府が企業の海外流出を食い止める政策を打ち立て断行に踏み切らない限り、この傾向に拍車がかかり海外流出の波は大企業ばかりか中小企業にも及んで一層歯止めがかからなくなるのではないか。
具体策の一つとして、日本へ戻ってきた企業の法人税を軽減する税制優遇がある。そして、企業経営者に日本の良さを見つめ直させる愛国心教育
をしてはどうだろうか。政府はこの二本柱をもって日本国の基盤を立て直していくべき
脱原発訴え ノリも必要
19日の「さようなら原発集会」に参加しました。集合場所の明治公園には大勢の人が集まっていて、ひと目で日本中からさまざまな人が集まってきたことがわかりました。
参加者は3つに分かれて歩くと説明され、私は新宿方向のコースを歩きました。そこは見事に人通りの少ない道で、新宿駅近くまで来てやっと人が多くなりました。
ただ歩道を歩く人々に「脱原発」を働きかけることができたか分かりません。なぜなら原発廃止を求めるシュプレヒコールは、思いの強さとは別に、硬い言葉だと感じたからです。
東京で暮らす人の多くは、原発に関心が薄く、こうした人々に硬い言葉で呼び掛けても「脱原発」の思いは届かないと思います。残念です。彼らをデモに引き込むには「ノリ」が必要と思います。掛け声をもっとなじみやすく、江戸時代末期の「ええじゃないか」をまね、「原発、止めてもええじゃないか」なんて掛け声はどうでしょうか。
市井の2賢人から。
危機感は共有できても、具体策となると難しいね。