アラスカピック

寒い。
自分は暑いのはそれなりに、
耐えられるが、寒いのは全く駄目。
早くあったかくなってほしい。
・・・・・・・・・
ギターを弾くのも、寒いとつらい。
寒い部屋で、温風ファンをまわして、
部屋をあっためながら
ギターを弾き始めるのだが、
ギターがきんきんに冷たくなってたり
して、思わず弾くのやめちゃったり
っていうのが少なからずある。
特に、右手指先が冷たくなるとよろしくない。
・・・・・・・・・・・・
そういった状況より、
このところ、フィンガーピックを
使っている。
右手人差し指の爪を割っちゃったと
いうこともあるが、
指先を痛めないようにとのことを考えて
のことでもある。
・・・・・・・・・・・・・・
さて、アラスカピックという
フィンガーピックだが、
一昨日買ったアコギマガジンに、
載っていた。アラスカ在住の方が
作ったのでアラスカピックと命名されたとのこと。
「おっ、面白そう、使ってみたいな」
と思っていたが
家族の用事でいった渋谷で、
ちょこっと楽器屋を覗いてみると
偶然にも発見!!
「入ったばかりなんですよ」とのこと。
プラスチック製のが420円、ブラスが520円くらいだった。
(正確に覚えてない)
ちょっと高い気もするが、
”ものは試し”ということで、
プラスチックとブラス1つずつ購入。
早速帰宅後使ってみた。

アラスカピック

普通のこれまでのフィンガーピックは、
指の腹のほうに、腹に沿って金属なりプラスチックなり
が位置するようになっている。
ちょうど、実際の爪とは反対側だ。
しかし、アラスカピックは、
自分の爪と指の肉の間に更なる
人工の爪を配するような形状に
なっている。
よって、使用にあたっては、自分の爪も
数ミリ伸ばして、爪と指の間で、人工の
爪をはさむように配置する。
で、2つしか買ってこなかったので、
人差し指:これまでのフィンガーピック
中指:ブラスのアラスカピック
薬指:プラスチックのアラスカピック
といった変態的な状況で使ってみた。
一度に3つの使用感を味わうような感じだ。

使い心地

これまでのフィンガーピックより、
ずーっと実際自分の指で弾いている感覚に
近い。
弦を爪で弾く人、プロだと、中川イサト
なんかがそうだが、そういった音を
好む人で、スカルプチャーとかはいやだと
いう人には、グッドかも。
非常によい、爪弾きの音で、また、
思ったより、繊細な感覚での
演奏が可能だ。

それと、指の爪側にピックがきているので、
指による弦のストローク、というか
弾きおろしは、、これまでの
フィンガーピックよりずっとスムーズだ。
ストロークにおけるアップストロークも、
ピック自体が円筒形に近いので、
これまでのものよりはずっとやりやすい。

但し・・・・・
ピックで弾く圧力は、
指を取り巻く形のフィンガーピック
の固定部と、自分の爪にかかるわけだが、
けっこう自分の爪にかかる圧力が強い。
これは逆に言うと、上記の
”繊細な感覚での演奏が可能”ということの
裏返しだ。
だから、爪や指を痛めそうということで、
敬遠する人もいるのではと思う。

なんにしろ、
爪の音が好きな方は、一回試してみる
価値があるのではと思う。
ちなみに、自分は、ブラスのほうが気に入った。

「アラスカ」

これを作った人はアラスカに在住とのこと。
作った人も、
『寒さでギター弾くのがつらいけど
でも、弾きたい!!』
というような方だったのかもしれない・・・。


早くあったかくならないかな・・・・。