涙/ストーリーと音楽

子供の舞台の観劇、楽しかった。
演技、歌、ダンスどれも及第点だったと思う。
でも、
終わったあと、お客様のお見送りで
うちの子は号泣してた・・・
ちょっと恥ずかしかった。
本人にしてみれば、精一杯やったという充実感、
それと、このメンバーとの演技が終わってしまったという
さびしさ、そういったもので泣かずにはいられなかった
のだろう。
(すごく仲良くなれたのはなにより!)


わかる。
自分も経験したことがある。
高校野球の最後の試合が終わったとき、
号泣した。


こんな涙を中学1年という、若い
ときに経験させていただけるなんて、
自分の子供は幸せだ。


自分もそうだったが、
この涙はきっといい思い出となり、
今後のためになっていくだろうと思う。


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話は変わって、自分の趣味の
音楽の方の話。

ストーリーを彩る音楽

先日、宮崎駿監督の映画音楽などで、
超有名な作曲家、久石譲氏の
新書「感動をつくれますか?」
読んだが、(すごく面白かった)
そのなかで、
「クラシックの作曲家のいわゆる
 ”偉人”と呼ばれる人が、現在に生まれたら、
 きっと映画音楽をやっているだろう。」
みたいなことが書かれていた。


昨日、今日と、2日間、
映画ではないが、
演劇、とくに今回みたいなミュージカル
を観劇すると、
映像や、物語のために
音楽を作っていくことは、
とてもエキサイティングで楽しいだろうと
思った。


音楽だけで楽しむ場合、
どうしても、「楽しい曲」とか
「さわやかな曲」を追う。
しかし、
演劇では、それだけではストーリーは
語れない。
ストーリーにあわせた様々な曲が
でてきて、その音楽がストーリーを
引き立たせる。
だから、悲しい曲もあるし、
おどろおどろしい曲もある。
こういった曲はストーリーが
あってこその音楽と思う。
演劇のための音楽作るのも、
楽しいだろうなあと思った。
(すごく大変だろうけど・・・)


自分は、時間的、能力的に演劇や
映像のための音楽をつくるなどと
いうことは、できない。
それに、そもそも、発表する場もない。


でも、
音楽をするとき、MCを充実させて、
自分の演奏に対して、
ある種、
ストーリー性を持たせて
演奏していきたい。
ストーリーとまでいかなくても、
曲に対する思いみたいなものでも、
いいだろう。


自分は演奏するときのMCが好きだ。
かつ、MCがうまく
いくときほど、演奏も
よくなるような気がしていた。
それは、上記のような
「ストーリー性を追うこと」
を無意識にやっていたのかもしれない。
これからは、
もっとそれを自覚的にやっていこう。
そんなことも考えさせてもらった。

観劇、楽しかったです。