iPhone4ショートフィルム3部作
90年代米国のストリートカルチャーを描いた“Beautiful Losers”のディレクター“Aaron Rose”がiPhone等のデザインケースを販売する“INCASE”とのコラボプロジェクトであるショートフィルム3部作を完成させた。ちなみに、この3部作は全てiPhone4のHDムービー機能を使って撮影されており、「iPhoneにはINCASE」を強く印象付けようとする作戦のようだ(たぶん)。また、恐らく手持ちでの撮影なのか微妙な手振れがいい感じで、先端機器であるiPhoneとのギャップが気持ち良く、ブランドのデザイン性が透けて見える仕立てになっている。
1作目: KREUZBERG
Brian EnoとDavid Bowie がベルリンのKREUZBERGに滞在し、1977〜79年に発表した3枚のアルバム"Berlin Trilogy"シリーズへのオマージュでベルリンの魅力を紹介するストーリー。
2作目: Fake Love
True LoveよりFake Loveの方がエキサイティングであると信じている少女たちの姿を描いたストーリー。
3作目: Vagabondage
コミュニティや家族、友人、恋人との関係を犠牲に成立するVagabond(放浪者)のロマンや自由をテーマとして描いたストーリー。
アイデアは肩のチカラを抜くと降りてくる
無駄に集めてきたバラバラの知識に、何かが加わることによりパズルが完成し、アイデアへと昇華する至極の瞬間、“CL!CK”をテーマに昨年の正月にショートフィルムをリリースしたLEGOが、その第2弾をリリースした。今回のテーマは“The Brick Thief”(ブロック泥棒)。あちこちからわずかなブロックを拝借して次々にアイデアをカタチしていくこのフィルムの締めは“It only takes a few bricks to make something CL!CK”(わずかなブロックがあればCL!CKできる)。アイデアってそんなに堅苦しいもんじゃないよ! 肩のチカラを抜いて! 楽しんで! って感じでしょうか。
前作でも登場したこの奇天烈な科学者風のおじさんがLEGOのイメージにぴったり。打ち合わせに是非参加して欲しいタイプのの人です。
Rio2016 オフィシャルロゴ発表
2016年リオデジャネイロ五輪のロゴマークが発表された。正直、ロンドンすら1年半先の話なのでピンと来ないが、南米初の五輪開催ということで現地ではコパカバーナの特設好くリーに映し出されるなど、盛り上がっていたようだ。
同時にリリースされたプロモーションビデオは競技場の中ではなく、リオの町や海岸の魅力との一体的に競技を紹介しているのがいい感じ。個人的には2016年から正式競技となるゴルフがひときわフューチャーされているような気がする。石川遼くんに期待ですね。
デザインのチカラで小難しい問題に関心を!
2011年末には人口は70億に到達。10億に到達したのが1800年であり、210年で7倍に膨れあがった。そして、2045年には90億に到達する見込み。この地球上で、毎秒5人が生まれ、2人が死んでいく。このビデオを見ている間にも170人が増えていく。1960年に53才であった世界の平均寿命は69才となり、1975年に人口1000万以上のメガシティは3都市(NYC,Tokyo,Mexico City)であったが、今では21都市となった。今後も都市部偏重の流れは続き、2050年には人口の70%がメガシティに暮らすようになる見込み。ちなみに、人が肩寄せ合って立って過ごすと、LAには70億人が収容できるそうだ。世界の5%の人がエネルギーの23%を消費し、13%の人が清潔な水を手に入れることができない...。
これは、National Geographicの人口問題特集号のプロモーションビデオ。以前にもいくつかの例を紹介したように、堅苦しい問題やデータもデザイン化することでより多くの人を惹きつけることができる。デザインのチカラは偉大だと思う。しかし、一方で「人口70億」って、どうやってみんなで食糧を分け合うのか、大変な問題だ。
Facebookは麻薬中毒患者を救えるのか?
Monica Gebruikt(37.オランダ)はコカイン、ヘロインの中毒患者である。そんな彼女が中毒から抜け出すべく手を貸している非営利団体“Ikgebruik.nl”のアドバイスは彼女自身のFacebookアカウントを立ち上げること。そして、彼女のサポーターとしてのFacebook Friendsをたくさんつくって、そのチカラで麻薬からの強い誘惑に負けそうな彼女を踏みとどまらせようという狙いだ。現在彼女の友人は371人(私もリクエストを送って無事受理されました。時々メッセージ送ろうと思います)まで増えている。
Facebookはいわば「社会のはみ出し者」になった彼女を“Re-Socialise”できるのか? Facebookの新しい可能性を見出す一手になるかもしれません。