AKQAのFUTURE LIONS発表
6/20はアワードセレモニーが無い代わりにAKQAが主催する学生対象のアイデアコンペティション“FUTURE LIONS”(2005〜)の発表があり、受賞式に参加した。今年のテーマは“Destiny Awaits”〜5年前には実現不可能だった形でブランドに役立つアイデアを提案する。
受賞は以下の5アイデア。
Awaken by Amazon
世界最大の人口を誇るインドはAmazonにとっても重要な市場。そこには本を整理したい比較的裕福な人と本を買えない人が混在している。そこで、整理したい本をe-Bookに替え、不要な本を学校に寄付するというのがこのアイデアのコンセプト。社会をより良くしながらビジネスにもなる。
発案者はTatsuki Tataraなど慶応の学生。
“EDITRIALS”by Conde Nast
GQやESQUIRE、NEW YORKERなどを抱える世界最大のパブリッシャーであるConde Nastならではの企画。多くの雑誌がe-Magazine化される中、様々な雑誌の魅力あるコラム、コンテンツを組み合わせて自分だけの雑誌を作ることができるというサービス。
Sara UhelskyなどMiami AD School内のチームのアイデア。
Project Accel by IBM
人をいらいらさせ、燃料と時間を無駄に消費する交通渋滞解消企画。Project AccelのAppsのユーザーが行先や到着時間などを入力することで、全体最適の視点で個々にルートを提案し、渋滞を解消。ITSのような話ですね。
VERENIS LOPEZなどThe Creative Circus内のチームのアイデア。
Keep It
釣り銭の細かいコインをポケットに入れる煩わしさを回避し、デジタル上でKeep。そのKeepしたお金をPaypalやGoogle Walet, チャリティなど様々な形で管理できる。
Caroline EscobarなどMiami AD School内のチームのアイデア。
The Pebble〜Sense Danger
世界で7000万人居ると言われている聾唖者を助ける企画。サイレン等のアラートが聞こえない彼らは不審者の侵入や火事など緊急事態に弱い。そこで、それらの緊急事態をバイブレーターで知らせてくれるリストウォッチを開発。
Thomas BenderなどSchool of Communication of Arts内のチームのアイデア。
個人的には慶応の学生のアイデアが一番良かったように思います。