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ドライブインシアターを救え!


若い頃、デートの場として時々利用した「ドライブインシアター」を最近見かけなくなった。デジタル映写機への切り替えコストが大きく、廃業を余儀なくされているらしい。
そんな中、HONDAはこのドライブインシアターを米国自動車文化発展を支えた良き場所として捉え、その救済活動に乗り出した。

Project Drive-inと名づけられたこの企画は4つの内容で構成されている。
1つ目は救済して欲しいドライブインシアターに投票すること。最も票の多いドライブインシアター5カ所に1機80,000ドル相当のデジタル映写機が寄贈されると共に“Cloudy with a Chance of Meatballs 2″の試写会が開催される。

残りの3つはFacebookTwitterによるオンライン署名と問題認識の拡大。Indiegogo(ソーシャルファンドレイジング)を通じたデジタル映写機購入基金への寄付。そして、ツールキットを活用した啓蒙活動だ。

自動車会社の社会貢献活動が「環境」に集中する中、ここに目が行くのは素晴らしいです。ホンダらしい、とも言えると思います。
※追記:5カ所のドライブインシアターに「デジタル映写機」が贈呈された。自動車文化だけでなく、それを支えてきたファミリービジネスを救うことにも繋がっており、結構感動的。

次の客が来るまで寝ることが出来るホテル


ホテル業界で広く浸透している11時のチェックアウト。次の利用者が夜にチェックインしようと、あるいは次の予約が入っていなくても11時は厳守しなくてはならない。
そして、長年に渡って世界中の人々が甘受してきたこのシステムに疑問を呈したのが、メルボルンのホテル激戦区で苦戦するThe Art Series Hotelだ。

彼らが導入した新サービス“Overstay Checkout”は、次の宿泊者が到着する時間まで部屋を利用できるというサービスで、これにより目標セールスの55%増、更にはルームサービスの利用増に繋がったとのこと。
導入予算が僅か80,000ドルとは凄いコストパフォーマンスです。

最近「広告からプロダクトへ」というフレーズを時々耳にしますが、これですね。