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2014-09-30

iPhone6 Plus買うならシャツやパンツのポケットもリフォームしなきゃ!

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世界中のモバイルネットワークが"iPhone6"のSIMは是非うちで!と積極的に仕掛けている訳ですが、KPN(ドイツテレコム傘下)はアムステルダムで一風変わった方法を採用。iPhone6を求めるApple Storeの長蛇の列に衣服リフォームスタッフを派遣。iPhone6 Plusの巨大サイズに合わせてシャツやパンツのポケットのリフォームサービスを提供した。

なるほど。日本でもショッピングモールに入っているリフォーム店がソフトバンクドコモショップと連携してリフォームサービスを提供できたかも知れません。

公共空間をより機能的に、より楽しく

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JCDecaux, Florian Brillet, Nicolas Lelievreによる"Mens sana in corpore sano"(健全な精神は健全な身体に宿る)と題されたフランス国内のプロジェクト。街頭や標識といった公共物をゴルフ、フットボールなどのスポーツ空間に変え、国民の運動不足問題に貢献。

フットボール。こういった港町のゆったりスペースだと親子が散歩がてら楽しむことができる。

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バスケットボール。ボール以外の物でも遊ばれそう。

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意外にもパンチングボール。これは良いエクササイズになります。

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ゴルフ。丸の内あたりにあると、昼休みは人だかりになるかも。

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大きな投資ではなく、ちょっとしたアイデアで社会問題にも貢献できる。公共空間はもっと機能的に、もっと楽しくなるハズだし、クリエーターが活躍できる機会になねのではないか。広告的にもスポーツブランドは食いつくかも知れない。

2014-09-29

ストーリーテリング...終わりの始まり

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"ストーリーテリング"は去年〜今年にかけての広告界におけるNo.1のバズワードだ。カンヌライオンズでも"ストーリーテリング"をテーマにしたセミナープログラムが多く、また、一部のクリエーターは自らを"ストーリーテラー"と呼んでいるそうだ。その"ストーリーテリング"に関する興味深い記事"The Beginning of the End of Storytelling"がAdageに掲載されていた。

この記事の筆者であるDavid Berkowitz(CMO @ MRY)が妻と共に知人たちと会話していた時のこと。その知人たちは人の話に耳を傾けず、自分の話ばかりを語る人だったようで、妻は"彼らは自分の物語を語ってるだけ"と嘆いたそうだ。

Davidによると、これが大きな気づきに繋がった出来事で、"ストーリーテリング"は人と理解し合う道を開くというよりは、製品やブランドに関するある瞬間や特徴に光を当てるといった類いのものになってしまっている。加えて、あなたが好きなAppleやTide, Gucciの物語をあなたは覚えているか?という問題がある。例えばDavidの妻はDiet Cokeの大ファンであるが、Diet Cokeの物語は知らない。

逆に、妻が覚えているのはCokeが赤いタブの缶を発売した時に友達みんなで集めたことやキャンプで好きな男子の話をする時にタブを開けるのがセレモニーだったことなど。これによって友達との仲がより深まったそうだ。

そして"ストーリーテリング"の未来は"ストーリーメイキング"であると結論づけている。これはDavidの妻が体験したように、ユーザーが自分自身の物語をつくって友人とシェアすることをブランドがサポートするという意味合いで、ブランドはその個々人の物語の中に何らかの形で寄り添うイメージだ。

その例としてCoca-Colaの"Share a Coke"があがっていた。その国のポピュラーな名前をボトルに記した日本でも実施されたキャンペーンだ。

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こんな風にボトルを使って恋人にプロポーズする人が現れたりする。

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Coca-Colaがこのようにレスポンスすることで、更に注目が集まる。

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このあたりはカンヌライオンズ2014でのセミナー"Winning in Realtime"でもCoca-Colaの取組みとして紹介された。

個人的にもCoca-Colaがユーザーの行動に対して沈黙せずに働きかけていく展開については興味があったのですが、こういう視点で説明されることでより深い興味を持ちました。

元々"ストーリーテリング"は商品の機能差に人々が心を動かさなくなった今、ブランドの存在意義に関連した多くの人が共感できる大きな物語が必要で、その物語により人々をブランドの世界に巻き込んでいく...といったブランディングの類の話だと思ってました。例えば、わかりやすいのはPanteneのジェンターギャップを描いたこのフィルム。

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他にも、P&G"Thanks Mom"とかDove"You’re more beautiful than you think"など、例はたくさんありますが。

それが、このVolvo Truckのフィルムのように、機能に軸足を置いた物語も"ストーリーテリング"と呼んでいることを知って、えっ?となりました。

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勿論この作品の良し悪しに対する違和感ではなく、全てを"ストーリーテリング"で包み、そして"ストーリーテリング=新発明"みたいなイメージになっていということに対する違和感です。こうなると"ストーリーテリングは昔からあった"という意見が出てくるのは当然だと思いました。

こんな感じで"ストーリーテリング"は単なるクライアント説得の為に業界総出で推進されるギミックなのか? と思っていたのですが、"ストーリーメイキング"は今の所、興味深いです。

2014-09-27

18時になるとデスクが吊り上げられるデザインスタジオ

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広告クリエーティブ界において残業とは常識中の常識だけど、アムステルダムのデザインスタジオ"Heldergroen"は夕方6時にはきっちりと終業する。あなたが仕事や食べかけのサンドイッチを残していようが関係なく、作業デスクは天井へと吊り上げられ、ヨガスタジオやダンスフロアに代わる。仕事以外のことに取り組む時間を持つことで仕事にも良い影響を与えるとディレクターのVeenendaalは語っている。

※1分29秒〜のTimelapseに注目

ワークシェアリングなど労働環境の先進国・オランダならではの発想という感じ。ルールを変えるなど表層的な方法論でなく、オフィスデザインでワークスタイルを規定するというのが素晴らしいです。

2014-09-26

スマートフォンやタブレット14機を渡り歩く名も無きバンドの素敵なMV

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"Brunettes Shoot Blondes"という名も無きウクライナ人バンドの新曲"Knock Knock"のMV。人間の女子とウサギの男子の恋の物語を14個のiPhone, iPad, iPodを動機させ、梯子して描く鮮やかな演出だ。

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いやぁ、よくできてる。見入ってしまいました。

マジックテープだけに...

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"Scotch Magic Tape"(3M)の不思議なパッケージ。マジックテープという商品名、貼った時にテープが見えないという特徴を捉えた面白い試み。"2014 CLIO Awards"のデザイン部門銀賞を受賞したそうだ。

パッと見た感じ、マジックテープが入っているようには見えない。

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でも、蓋を開けるとテープが5本。

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仕組みはとてもシンプル!

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これは知的なユーモアですね。

2014-09-24

LINEもいいけど、時には珈琲飲みながら会って話すのもいいよ

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“Sometimes the best way to connect is to get together”(メッセンジャーAppで話すよりも、時には会って珈琲飲みながら話すのがいいよ)と語っているのはStarbucks。スマートフォンが世を席捲する中、それを批判的に語るのではなく、肯定しつつも、時にはStarbucksでもどう?...という感じ。

例えばこの"Date"はこの前のデートどうだった?という女性同士の良くある会話。その男が好きとかどうとか、どんな人とか、突っ込んだトークはメッセンジャーAppでやりとりしてたって埒が明かないでしょ...という感じ。

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"Apology"では、"まだ怒ってるの?"から始まって仲直りしていくカップルの様が描かれている。顔見て話すから仲直りできるんだよ...という感じ。

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"Kick"では妻が妊娠中のカップルのやりとり。今赤ちゃんがお腹を蹴った!...みたいな話はやっぱり顔見ながら話したいよね...という感じ。

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Coca-Colaの"Social Media Guard"なんかは"FUN"の延長線上とは言え、かなり風刺の効いた強い調子のアンチソーシャルだったけど、Starbucksはかなり控え目な感じです。このあたりにブランドの個性が出ます。

Cirque du SoleilがDroneに魔法をかけた!

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ランプシェードを被った10機のDroneがレトロなBGMと共に人のパフォーマンスにシンクロして中空を舞う。"SPARKED"と題されたこのフィルムはCirque du Soleilによりリリースされたフィルムであり、今後の新作ショーでDrone演出導入を示唆しているかも知れない。

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流行のテクノロジーCirque du Soleilが扱うと魔法をかけたように感じる。自分たちの世界観の中で新技術を消化し、一段上に引き上げている所が流石だ。Droneが本来持っている風味は完全に消え去っていることが凄い。

※アイデアについての解説はメイキングビデオで公開されている。

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利己主義的自撮り〜Selfish in Selfie

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大きなトレンドには揺れ戻しみたいな現象がつきもので、ソーシャルブームでアンチソーシャルの流れが来て、"Selfie"にも"Anti-Selfie"がやって来る。

"ASPIRATIONAL"(Directed by Matthew Frost)と題されたこのフィルムに出演しているのは"Kirsten Dunst"(Spider Manのヒロイン役)。車に乗っている2人のティーンネージャーがKirstenを発見し、"Selfie"しようよ!と呼びかけ、Kirstenは快くOKする。

そして、例の如く顔を寄せ合って"Selfie"するんだけど、Kirstenのことなどお構いなしで、自分たちさえ良く映ればいい的な失礼な態度。撮影後は礼など言わずソーシャルにポストし、"やった!"を繰り返す。たまりかねたKirstenが"何か話さないの、質問とか..."というと"えっ、私たちと話すの? それが私たちの質問ね"という無礼極まり無いレスポンス。

これがソーシャルメディアカルチャーであり、ソーシャルメディアという仮想世界でのカタチだけの繋がりの中で自分を飾ることだけに躍起になって、現実の人と人との繋がりを無視することがある今の世の中に対して警鐘を鳴らしている。

"Selfish in Selfie"とか言いそうですね。

2014-09-22

Droneの大群で中空に画を描く

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LEDを搭載したDroneの群れを夜空に飛ばし、光の残像で中空に光の画を描く"Ars Electronica Futurelab"によるプロジェクト"Spaxels" (Space Pixels)。Droneを制御してオブジェクトを描き、ロングエクスポージャーで撮影するとこんなドローイング風の感じになる。これはポットだろうか...何か神秘的だ。

SHARJAH 2014ではショー演出としてLED搭載Droneが活躍している。

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夜空にチカチカ光を放っているけど、ステージ上の派手な演出と比べると地味な感じもする。数が多ければもっと違った見え方するのだろうか。点になるととたんに数が要求される。虫の大群のようなあの感じが出るにはとんでもない数のDroneが必要だけど、それを虫の大群のようにどうやって制御するかというのも大変そうだ。

2014-09-20

子供と老人...もっと彼らに目を向けなければ

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言うまでも無くこの世の中で割を食っているのは"老人と子供"だ。人間は誰しも生まれてから数年と死ぬ前の数年は人の世話にならざるを得ないが、実際は孤独死していく老人や共働きで放置される一人っ子も少なく無い。

これは日本での現象だけど、きっと台湾も同じ危機に直面しているのだろう。そんな老人と子供に目を向けるべきだと訴えるHsin-Chien Huangによる"The Moment We Meet"。Taipei Metroの企画として実施されたインスタレーションだ。デジタルディスプレイ主流の時代に敢えて"Split-flap Display"を使ったのが面白い。"Split-flap Display"の典型的なイメージが列車の行き先表示だからだろうか...。子供と老人の表情豊かな顔がディスプレイ全体に広がる訳だけど、切り替えパターンが色々と用意されていて見る者を飽きさせない。そして、豊かな表情とBGMがマッチしていて自分たちの罪深さを助長する。

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時に違う人の口元や目を差し込むことで異なる表情や印象を生み出すことも意図的に行われている。また、10×10の升目を使って時計として機能したり、文字を描いたり。

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かなり長編だけど、ドキュメンタリービデオメイキングビデオも用意されている。

父親に長く会ってないなぁとか、色々考えさせられます。

現象に機敏に対応する

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大きな現象の裏では、それを何かの好機に変えようとしている人たちがいる訳で、この一連のiPhone6熱もその対象になる。日本でも1週間以上前から路上キャンプで列を作る人がいたけど、マンハッタン五番街のApple Storeでもそれは全く同じ。

"ここが僕の家だ""もう19日間もここにいるけど金曜には開放される""こんなに長くいるとかなり辛い、病気になりそう"...といったTVリポートとは若干異なる列をつくる人たちのコメント後、"彼らは9月19日には家に帰るがアメリカには9月19日になっても家に帰れない人が60万人も存在する"...と続く。

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Appleの行列を揶揄するサムスンのフィルムかと思いましたが、ホームレス支援団体のフィルムでした。こういう現象にリアルタイムで対応する機敏さが広告の課題であるように思います。

2014-09-19

パルクール×2D横スクロールゲーム

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横スクロールの2Dアドベンチャーゲームを現実空間でやってしまう"Jason Paul Arcade Run"。パルクールアスリートであるJason Paulのパフォーマンスなんだけど、RedBull面白い企画するなぁと思っていたらラストシーンで驚くべき事実が...。

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何とゲームフィールドになっていたのは貨物列車の荷台。

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MS-DOS PC Game"Prince of Persia"が下敷きになったゲームのようです。RedBullは人を楽しませるコツを熟知してますね。

2014-09-17

THAW〜スマートフォンとPCの新しいインタラクション

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スマートフォンをコントローラにしてPCゲームをプレイするなど、スマートフォンとPCのインタラクションはこれまでにも色々あったけど、この"THAW"のコンセプトはそれらの進化形だ。

MIT Media Labが開発したこの"THAW"はPCのような大きなスクリーンとスマートフォンのようなモバイルデバイスをシームレスに連携させるシステム。スマートフォンはフィジカルインターフェースとして、また追加的なグラフィックレイヤーとして機能する。

スマートフォンにフォルダをドラッグしたり、ゲーム画面をスマートフォンでキャプチャーして、スマートフォンのスクリーン上でプレイを継続させたり、想像を絶しています。バックカメラを使ってキャプチャーされた2D画像をスマートフォンに映し出すことによって、スクリーンにおけるスマートフォンの位置を正確にトラッキングできるらしく、この技術がビデオにある一連の動きを可能にしているようする。

どんな風に活用されるのかピンと来ませんが、実用化か待ち遠しいです。

女性用下着ラインの新機軸

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この女性用下着広告に登場する6人の女性はプロのモデルではない。Tech系ベンチャーの女性CEO(または創業者)だ。これはアパレルブランド"Dear Kate"の下着ライン"Ada Collection"の広告であり、"Ada"とはアルゴリズムを発明した"Ada Lovelace"に因んだネーミングである。よってTech系の女性CEOをモデルとして起用した訳だ。

"Dear Kate"の創業者であるJulie Sygielは"彼女たちの知性によって、それが下着のように見えない"と語っている。それは、この広告のもう1つの主張であり、何ら搾取的なイメージ無しに女性の強さや女性らしさを描くことで、性差別への強い抵抗を表現している。

各々のCEOをフィーチャーした広告には、"女性が世の中をより良くする"という自信に満ち溢れた彼女たちの信念の言葉が記されている。

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この広告に対し、ソーシャルメディアでは賛否が分かれている。

"性差別への戦い方はこうではない。逆よ"

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"こうやって服を脱がない限り、あなたたちに何らチカラは与えられない"

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"大好きよ、この広告。むしろこの広告は強い女性の中にある女らしさを引き出している"

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"この広告、好き。大胆で、力強くて、美しい女性たち"

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下着とアルゴリズムという不思議な組み合わせ、女性CEOの起用、性差別への抵抗...これでもかという程に話題の種を詰め込み、大胆に独自のポジショニングを築いた感じ。賛否はあるけどそんなに悪い種類の論争でもないし、存在感獲得という面では良い方向に向いているのではないか。

2014-09-16

赤信号ガイが踊り出せば、交通事故は減少する

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忙しい現代人にとって赤信号とは待ちきれない類いのものであり、それ故に交通事故も起こりやすい。"Dancing Traffic Light"はそんな問題に対する解決策の1つであり、赤信号の待ち時間にFUNを提供しようという趣向だ。

信号機の人型が赤信号になると激しく踊り出すんだけど、近くにダンシングブースがあって、そこで人が踊ると、その踊りがリアルタイムで反映されるという仕組みになっている。

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仕掛けたのは"Smart"(コンパクトカー)。赤信号での横断が81%改善されたそうだ。この企画終了後、人々の習慣が変わっているかどうか、見物ですね。

2014-09-14

犬だって長距離ドライブで苦しんでいる

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これだけ犬を飼っている人が増えると、あちらこちらに出かける際に犬を連れて行くことも多くなるし、米国などでは特に長距離ドライブに犬を付き合わせることも多いだろう。

ということでこのCITROENのTVCM。

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CITROEN C3 e-HDiは燃費が良く、満タンでノンストップなら1500km以上走行できるとのことを示唆すべく、犬がストレッチしている訳だ。

犬の出演に痣とさを感じる一方で...やっぱかわいい。

2014-09-11

自販機の住人が語りかける

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Tweetすると無料で商品がもらえる...といった自販機企画はかなり安売り状態になっているけど、このWalkers Crisps(スナックブランド)のケースは一工夫されている。

舞台はバス停にある自販機を模したDigital Billboard。スクリーンには1986年のFIFA WORLD CUP得点王に輝いたGary Linekerが写っている。自販機の中の狭い空間に佇み、そこで生活しているようなイメージだ。

Linekerは、その場でサンドウィッチを食べたり、バス停利用者に筆談を仕掛ける。また、Tweetすると無料でWalkers Crispsをあげるよ!と呼びかけたり、時にはリプライもする。

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とても簡単なトリックなのですが、面白いです。求人サービス"JOBSINTOWN.de"のOOHシリーズ企画にインスパイアされたかも知れない。

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重要な製品発表会で、AppleはOK Goのアイデアをパクったのか?

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"Perspective"(見方)と題されたAppleのフィルム。火曜日にカリフォルニアで行われた新製品発表会の冒頭に公開されたフィルムであり、トリックアート手法を使った演出が印象的だ。

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ここで語られているメッセージの一部を抜粋すると...

いつも異なる角度で物事を見る人たちを讃えよう。

物事に新しい意味を与えることの大切さ。

常にもう1つの見方、より良い見方、より大きな物事の見方があることを信じよう。

これらの言葉はジョブズの伝説的キャンペーン"Think Different"に集約される。大切な新製品の発表を前にAppleのポリシーを再度強調した訳だけど、Appleは"Think Different"などと言う資格は無いと言っている人たちがいる。OK Goだ。なぜなら彼らが6月中旬にリリースし、YouTubeで1,000万視聴を突破した"The Writing's On the Wall"のMVに"Perspective"が酷似しているからだ。

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OK Goの方がカラフルではあるが、確かに似ている。実は4月の段階でAppleOK Goはビデオ・コラボレーションを検討しており、OK Goからトリックアートを使ったアイデアを提案していたが、最終的にはAppleコラボレーションを断った。しかし、Appleはその後、OK Goのビデオを制作したプロダクション"1stAveMachine"及びディレクターと契約し、この"Perspective"を制作した。

Appleのこのような騒動は実は初めてではない。あの印象的なiPodのシルエット広告(2005)がLugz(シューズブランド)の広告と似過ぎているという問題があった。

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その翌年のMac with IntelのTVCMがThe Postal ServiceMV"Such Great Heights"に酷似しているという騒動もあった。

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OK Go訴訟を検討しているようだ。Appleにとっては"Think Different"が浸透している今、ブランドイメージとしてはかなりの打撃を蒙るかも知れないが、以前同様大事に至らず切り抜けるかも知れない。また、これまで散々パクリのレッテルを貼られてきたサムスンの逆襲があるかも知れない。

(via Bloomberg Businessweek)

2014-09-10

Coca-Colaが人間の骨を溶かすというりは本当か?

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"Coca-Colaは骨を溶かす""Coca-Colaはコンクリートも溶かす"...この類いの噂は誰もが耳にしたことがある筈だ。そして、それは少なくともコスタリカでは同じ状況のようだ。

Coca-Cola Costa Ricaがリリースしたこの物語の舞台は処刑直前の薄暗い部屋。処刑人がエプロンと手袋を身に付け、大ばさみやノコギリ、電気ドリルの状況を確認する。と、そこで発見したCoca-Colaを手に取り、処刑台の男の頭の上からぶっかける。男はCoca-Colaが皮膚を溶かすと信じているのだ。しかし、何もおこらない。

何人かの人はCoca-Colaが肉を溶かすと信じていますが、Coca-Colaが細胞組織を溶かす可能性は全くありません。

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僕もCoca-Colaが体内を破壊していると信じていました(言いながら時々飲みますが)。でも、このフィルムの主張を鵜呑みにすることはできません。

テレビ、映画、音楽に続き、アートのストリーミング配信サービスが始まる

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TVからNetflix, huluへ、iTunesからSpotifyへ、テレビや映画、音楽がストリーミングへと移行する中、家やオフィス、ビルに飾る額縁アートもストリーミングになるようだ。"Curater"なるアートストリーミングサービスは広告プロダクション"Acne"によって企画されたサービスで2015年にローンチする模様だけど、当初はインビテーションを受け取った500ユーザーからスタートする予定。

"Curater"は中村勇吾氏(tha ltd)が企画開発した美しく且つ高価なディスプレイ"FRAMED"とは異なり、アート配信+ディスプレイレンタルの月額定額制の仕組みで導入する。

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ディスプレイはRaspberry または Banana Piを使用したWi-Fi内蔵HD極薄LEDを活用し、スマートフォンやタブレットでコントロールする。

"Acne"は多数のアーティストや作品群と提携している模様で、その中には米国の有名写真家"Weegee"の"Piggy Marilyn"(1960)などが含まれており、年間6-8回程度の異なる展覧会を開催する予定だ。

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ディスプレイ・レンタル込みの月額設定になると思いますが、いくらぐらいなのだろうか?家庭は勿論、企業のロビーフロアとか色々需要ありそうです。

広告はリアルタイムへ

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以前は多かった街角での配布。ジュースやお菓子、時にお酒まで何でも配る時代があったけど、最近は少なくなったような気がする。そして、その現代的なやり方がこの"Evian Bottle Service"ではないか。あなたが8月19日〜21日までマンハッタンに居たとして、居場所に#Evianbottleserviceを添えてTweetすれば、5-7分でEvian Bottleを届けてくれる。

また、このリアルタイムの仕掛けは郵便番号を使ってより広域でも実施している。(郵便番号毎に時間を限定してTweetを受けつけ)

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Evianによると、この施策で日毎のメンションが3.5倍に増え、Twitterで280万インプレッション、75,000エンゲージメントを記録したとのこと。

ソーシャルでのブランドに関わる会話にリアルタイムで対応していくと語ったCoca-Cola。TVCMを中心としたキャンペーンをカルチャーのスピード(企画〜オンエアまで数日)でやってしまうBeats。オンライン広告もAI使ってリアルタイムになっていくという話を聴いたことがあります。広告はリアルタイムの方向へ動いているということでしょうか。

超放任主義のサーカス

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サーカス演出効果の操作スタッフとしてデビューした若い男。簡単なレクチャーを受けてトライしたものの、1つのミスを引き金に、焦ってミスを連鎖させ酷いことに...。

Next time label it(次からはちゃんとラベリングしようね)

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単純で楽しく害の無い"brother"のTVCMだと思うのですが、"Captive Animals Protection Society"なる動物保護団体が虎が暴れる場面について噛みついているようで、"brother"はオンエアを一旦停止しているとのこと。視聴者を基準にTVCMをつくるのでは無く、過敏に反応する一部の人たちを基準にしなければならないなんて、窮屈な世の中です。最近日本でもこの手の事件は多いですが、英国でも同じようです。

喋る水

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Coca-Colaを筆頭に清涼飲料水が肥満の大きな要因であると考えられている米国。人々にもっと水を飲んで貰うべく非営利団体"Partnership for a Healthier America"が仕掛けたのが"Drink Up Fountain"。

一見、公園にある普通のウォータークーラーだけど、人々がタンクから飛び出す水に口をつけた瞬間、水が"フレッシュだろ!"とか"君の1兆個の細胞に喜ぶぜ!"とか水の魅力を喋り出すという仕掛けだ。(口を水から離すと喋らない)

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酒屋店頭のビール6本セットが客と会話するという企画はあったけど、水という液体が喋るって...インパクトあるなぁ。

Nikeはアスリートをサポートするために専用の飛行機を開発

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スポーツブランドのミッションがアスリートが最高のパフォーマンスを発揮できるようサポートすること...であれば、Nikeがアスリートの移動用飛行機を開発していることも頷ける。

デザインコンサルティング会社"Teague"とのコラボレーションでデザインされたこの飛行機は、次の試合開催地までの移動条件が悪いアスリートや特に重要な試合を控えるアスリートをサポートすることを意図している。次の試合でアドバンテージを握るための4つのコンセプト...回復・現状分析・睡眠・思考...で構成されており、試合後のバイオメトリクス分析、栄養補給、ハイテクを活用したヒーリングなど、従来の飛行機に実装されていない機能が装備されている。

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勝利を追求するブランド...という感じがします。プロモーションにも契約にも役立ちそうです。

2014-09-09

家族をテーマにした広告の新手〜子供が幸せになる連れ子結婚

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"家族のためのブランド"といったポジショニングの場合、その広告は典型的な仲良し家族の日々を描くというのが定跡形だが、実際の世の中の家族像というのは大きく変化している。同性婚もあれば、異人種婚もある。そして、両親が離婚するケースも少なく無い。

グラハム粉で作られた健康に良い家族の為のクラッカー"Honey Maid"の新プロモーションフィルムは"Blended Family"(子連れの離婚者同士が結婚してできた家族)がテーマだ。このフィルムの冒頭、1人の少年がこう語る。

"Sometimes it's hard to explain our family to people. I have two moms, and I've got two dads."(僕たちの家族について説明しづらいんだけど、僕には2人のママとパパがいるんだ)

その後、その少年の離婚した両親や各々の再婚相手がインタビューに答え、子供にとってできるだけスムーズに生活形態を移行していったかを語る。その様は、子供に対する罪悪感は全く感じられず、むしろうまくやったことを誇りに思うといった感じだ。

その少年は食事の前に連れ子と共に新しい家族で手を繋いで祈りったり、双方の家族と共に楽しい時間を過ごしたり..."離婚しても家族は壊れない"というのがこのフィルムのテーマだ。

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"Honey Maid"によると米国の家庭の40%は"Blended Family"であり、このフィルムはそういった現状を捉え、一昔前の"別れることが悪"という考え方から一歩前進した新たな家族の在り方を提示している。"Honey Maid"は以前にも同性愛婚の家族をテーマにしたフィルムを公開したが、こちらの方がインパクトは強いと感じた。

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こういう家族の在り方が成立することが少し不思議な感じがしました。自分が少年の頃は家族団欒のドラマが多く、そこから、中学生で妊娠とか、同性愛とか、続々と茶の間にとってはショッキングな内容を取り入れていったテレビドラマのストーリーテリングの手法が広告に対する無関心フィルターを乗り越える為に使われている感じがします。

2014-09-07

過去100年間の映画の影響関係

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OrgazmoはSTARWARSの物語に影響を受けているのか? E.TとDogmaはどうだ?...映画作品の相互関連性について想像することはあるけど、それを調べるとなると結構大変かも知れない。しかし"Culturegraphy"が誕生し今、調べる時間は必要が無くなった。

Kim Albrechtによって開発された"Culturegraphy"は100年以上に渡る映画個々の作品の関係を可視化したインタラクティブビジュアライゼーション。各々の映画は点で表現され、関連する映画と線で繋がれている(青色インフルエンサーで赤色が影響を受けた作品)。

縦軸:年代、横軸:リファレンス数で図が構成されており、右に位置するほど、多くの作品に影響を与え、与えられていることになる。図によると、ここ100年で"STARWARS"が最も映画製作に影響を与えた作品ということがわかる。次いで"オズの魔法使い""サイコ"が続いている。

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作品をクリックすれば、その作品単体の関係図が表示される(図はパルプフィクション)。

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アクション,コメディ,犯罪...など、ジャンルの絞り込みも可能。

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ビジュアルとしてとても美しいです。個々の影響され方までわかれば完璧だなぁと思っていたら"Matrix"の"Culturegraphy"ビデオが公開されていました。これは素晴らしい。

2014-09-06

カメラではないカメラ

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カメラ型に象られた木製のキーホルダーか、または自分の部屋のドアにかけておく、部屋にいる/いないを表示するカメラ型ボードか...と思いきや、これは立派なカメラのようだ。ハッカー集団"NYC Resistor"のOlivia Barrが開発した"Not-A-Camera"は2Dの見た目とは裏腹にレンズとマイクが仕込まれたHDスチール&ビデオカメラだ。

フロント部分左側の小さな穴がレンズであり、その横にマイクがセットされている。

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裏面にはシャッターとパワーボタンの位置が記されている。

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薄さは僅かに5mm。

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この"Not-A-Camera"はOliviaの101才になる祖母のために簡単操作を追求すべく造ったカメラであり、現在、量産・市場で販売すべく細部を詰めている所。また、Estyでは既に150ドルで販売している。

"Not-A-Camera"...良いネーミング! 新しいタイプのカメラとして革命を起こすかも。

高低差1419mを駆け上がるエクストリームなマラソン大会

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日本では地味目な体育会系のスポーツブランドとして名を馳せている"MIZUNO"が、ブラジルでは相当激しいマラソンレースをサポートしている。"Mizuno Uphill Marathon"は高低差1419mを駆け上がる究極のタフネスと精神力を競うフルマラソンとして、自分自身の身体を苛め抜くことに快感を感じる奴等から強力な注目を集めているらしい。

この険しく急勾配の山道を走らなければならない。

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スタート地点の道は舗装されていないようだ。

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ゴールの標高は高いとあって霧がたちこめている。

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大会のプロモーションフィルム。極限の争い感が出ている。

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この大会のために用意されたハシュタグが#ninjarunners。ちょっと意味合いが違うけど、日本ブランドということでこんなタグになってしまったのか。体育会御用達のMIZUNOが進む道の1つはこういったエクストリームな方向かもしれない。

1970年代〜現代までのデジタルアートの動きを凝縮した The Barbican Digital Revolution

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欧州最大の文化施設"Barbican"(ロンドン)で"Digital Revolution"なるイベントが9月14日まで開催中だ。これは初期のビデオゲームやシンセサイザーミュージックやコンピューティングから直近のインタラクティブアートやウェアラブルテクノロジーまで幅広く網羅した展示イベントで、そのハイライトビデオがCraine.tvからリリースされた。

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懐かしの展示では、Commodore PETや Apple2、ATARI"PONG"、任天堂の歴代ゲーム機など、その他古のハードウェアが勢揃いしている。PSゲームとして一世風靡した"パラッパラッパー"の姿も写真に写っている。

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直近のインタラクティブ技術の展示コーナーは8つのセッションに分かれており、各セッションから1つの作品を紹介します。

Section.1:We Create

ユーザーがコンテンツプロデューサーになることをテーマとしたセクション。

Pinokio by Adam Ben-Dror(2012)

人の動きや周囲の環境を検知し、ランプを近づけたり、ランプのスウィッチをOn/Offしたり、その他様々な動きをするロボットランプ。人がペットをしつけるように、人によってランプの動き、付き合い方が変わるという趣向。

The Johnny Cash Project by Chris Milk(2010)

Google Chromeで参加できるWebプロジェクトシリーズ。今回はカントリーロック歌手ジョニー・キャッシュをフューチャー。参加者は自らMVの1コマを手書きでアレンジして貢献。参加者全員の作品がひとつになり一遍の映像が出来上がる。

Section.2:Creative Space

デジタルツールを使って空間表現の新たな見せ方を追求するセクション。

Gravity by Alfonso Cuaron(2013)

映画"Gravity"の一部のシーケンスに特化してVFX技術紹介。

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Section.3:Outside of Hollywood

デジタルストーリーテリングをテーマとしたセクション。

Dronestagram by James Bridle(2012)

Droneから撮影したInstagramの地球写真をアップし続けるというプロジェクト。現在でも継続中です。

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Section.4:Sound & Vision

テクノロジーで音楽体験の変化を追求するというセクション。

このブログでも何度か紹介したサウンドデザイナーのYuri Suzukiの作品が展示されており、Craine.tvでYuri Suzukiのインタビュー動画がアップされている。

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動画で紹介されていた"Ototo"。繋げば何でも楽器になる。

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スピーカーに話しかけると音楽に変換してくれる"Noise Machine"。

マジックで着彩すると音楽に変換してくれる"Colour Chaser"。

Section.5:State of Play

ジェスチャーコントロールやカメラ技術がテーマのセクション。

The Treachery of Sanctuary by Chris Milk(2012)

参加者が身体を使ってインタラクティブシャドウをコントロールし、鳥になって空を飛ぶ。

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Section.6:DevArt

CODEを使ったアート活動をテーマとするセクション(Googleサポート)。

Wishing Wall by Varvara Guljajeva & Mar Canet(2014)

マイクに向かって望みを語ると、その文字がスクリーンに映し出され、やがて蝶となって飛んでいく。何とも素敵な作品だ。

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Section.7:The Our Digital Futures

好奇心をささる体験的プロジェクトがテーマとするセクション。

THE BRAINWRITER by Not Impossible Foundatio(2014)

全身麻痺のアーティストが視線と脳のトラッキングコミュニケーションできるようにする為に開発された。会場では来場者がTHE BRAINWRITERを使ってゲームをコントロールできるようになっている。

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Section.8:Indie Games Space

Petting Zoo by Minimaforms(2012)

インタラクティブ・ロボット・スネーク。ペットのように戯れ合う。

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ここに紹介したのはほんの一部であり、恐らく、相当な量の展示がされているのではないでしょうか。世界ツアーを期待したいです。

2014-09-05

お菓子とスポーツと広告

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甘いお菓子の広告モチーフとしてスポーツが使われた例は見たことが無いし、どう結びつけるか想像がつかないので、このSkittleのケースには少々驚いた。

昨年のスーパーボールチャンピオン"Sea Hawks"のMarshawn LynchはSkittleファンとして有名らしいんだけど、彼がSkittleのバーベルなどを使ってトレーニングしている。また、SkittleはNFLのオフィシャルスポンサーであるらしい。

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Marshawnは、試合前や試合中にSkittleを食べてパワーを補充するらしい。

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そして、シューズもSkittle。

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タッチダウンするとファンからSkittleが投げ込まれるというセレモニーまである。

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いやぁ、シュールだなぁ。スポンサーのスポーツへの入り込み方が凄い。

2014-09-02

スニーカーのランナー宅配サービス

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宅配と言えば"Pizza"だけど、Reebokが期間限定でスニーカーの宅配サービスを始めたそうだ。"Reebok Human Dispatch Service"と名づけられたこのサービスは8月25日〜1週間に渡り、NYC限定で実施された。対象となるのは新製品"ZJet"。Twitterで#ReebokHDSと共にサイズと住所をTweetすると、あなたが幸運ならば、専任スタッフが走って"ZJet"を届けてくれる。勿論、届けてくれれば、それは無料でいただける訳だ。

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"ZJet"は"Air Channels"というクッションが特徴で"空気のチカラでランナーに推進力を与える"というコンセプトの元開発されている。"ランナーが走って届ける"というのは、コンセプトにピッタリの手法という訳だ。直ぐに走って息を切らしながら持って来てくれる...Reebokとは良い友達になれそうな気がする。

これは比較的手頃な遊園地の魅力向上策か?

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遊園地は魅力向上のために定期的に新アトラクションの導入が求められるけど、ワンショットあたりの金額が大きいため、実行するのは簡単ではなく、思い切った新規投資ができないことが衰退の原因になってしまうこともある。しかし、University of Applied Sciences KaiserslauternのThomas Wagner教授によるこの"Augmented Thrill Ride Project"を採用すれば、比較的手頃な投資でアトラクションの魅力アップが可能かも知れない。但し、その遊園地にジェットコースターやローラーコースターがあればの話だけど。

"Augmented Thrill Ride Project"は今注目のVRデバイス"Oculus Rift"とジェットコースターを組み合わせる発想。ジェットコースターの体感と、Oculus Riftによるコースターの形状に合わせたヴァーチャル映像が融合して、想像を絶する体験が得られるという訳だ。

Oculus Riftのジェットコースター映像だけで腰抜かす訳ですから、実際にコースターに乗りながら、しかもそれがOculus Riftと連動している訳ですから破壊力抜群の訳です。

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映像を変えれば新たな体験を提供できる訳ですから、連続的に集客作戦を仕込めそうです。また、ジェットコースター好きな人には過激なOculus、そうでない人にはファンタジー的Oculus映像という使い分けも可能では。

2014-09-01

イメージが味覚を支配する

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多くの人はかなりの部分バイアスに支配されているかも知れない。例えば、朝市で売っている食材は新鮮でおいしくて...一方でディスカウントスーパーマーケットで売っている食材は大量生産で、味は期待できないと思い込んでいる。その思い込みは実際の味覚すらも支配しており、朝市で試食すると何でもおいしく感じ、スーパーで試食すると何でもそこそこに感じる。

こんな人々の思い込みを捉えているのがディスカウントスーパーマーケットの"Lidl"。

東ロンドンの青空市場で肉や野菜、チーズなどの食材を大量生産では無い食材を装って販売した所、食べた人は"最高だね!"を連発。そして、最後に"安いでしょ!Lidlだよ!"っと告げると例の外人得意の笑いが起こり、"Lidlやるね!"みたいな感じが残る。

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"Lidl"は以前にも同じコンセプトでキャンペーンを展開している(確かカンヌライオンズで受賞したような)。"Lidl"の食材だけを使ったハイエンドなレストランをオープンさせたのがそれで、勿論客には"Lidl"の食材であることを伏せた状態でサービスした。

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イメージは味覚まで支配できるんですね。自分もその兆候があるので冷静にならなければ。

David FincherでGAPの世界観ががらっと変わった

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ここ数年、GAPは元気で陽気なイメージ、ポップな色合いをプッシュしていた。しかし、この秋、David Fincherを起用して制作されたフィルムでは180度イメージを反転させ、得体の知れない物語を語っている。モノクロ映画風の渋い世界でGAP得意のセレブリティの起用も無い。

"Dress Normal"と名づけられたこのキャンペーンのために4本のフィルムが公開された。"Normal"ってファッションブランドにとっては使いづらい言葉の1つだと思うけど、このNormalとはあなたにとってのNormalであり、それは他の人とはDifferentであり、ファッション界におけるNormalを再定義する...みたいな感じらしい。Stylish, Sophisticated, Exceptional...とか、よくある自画自賛ワードを使わない所が主張なのだろう。

The uniform of rebellion and conformity.

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後部座席で女が行儀悪くパンツを脱ぐだけのシーン。「反逆と服従のユニフォーム」という言葉が意味深だ。これまで服従し続けてきた不快な服への反逆...Normalに着よう...みたいな。

Let your actions speak louder than your clothes.

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服よりもアクションがあなたを物語る。アクションをサポートするために...Normalに着よう...みたいな。この例え話としてゴルフ打ちっ放し場で踊るというのはシュールだなぁ。

Dress like no one's watching.

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キスに没頭する男と他人の目が気になる女。Normalに着れば、リラックスできて、人の目などどうでも良くなるのか?

Simple clothes for you to complicate.

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階段の上に居るいい女に服を届けるお遣い男。推測するに駆け上がった瞬間、男にとってかなりいいことが起こったハズ。シンプルに着ると複雑なことが起こる...まぁ、男の夢ですね。

こんな風に渋い映画風の世界観を打ち出し、Normalを再定義するGAPですが、お店はどうなのでしょうか? それに見合う世界が広がっているのでしょうか?

顔の動きを移植する

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Kyle McDonaldが手掛けた“Sharing Faces”。あなたの顔の動きを検知し、その動きを見知らぬ第三者にリアルタイムで移植するというプロジェクトだ。ビデオにあるように、あなたの顔の動きをキャメロン・ディアスに移植することもできるし、この場に居ないキャメロン・ディアスの動きを、この場に居ないジョン・マルコビッツに移植することもできる。

大がかりに撮影・編集した素材では無く、インターネットで拾ったレベルのビデオの中の人物に移植が可能というのが凄い。

2007年にこのプロジェクトをスタートした時、ネーミングは"Sabine"(ローマに侵略された民族)。当初は全身の動きを移植することを目指していたそうなんだけど、紆余曲折を経て今のカタチになったのが2010年頃。

そして、韓国と日本の未解決な歴史問題の融和に貢献すべく、2014年、Kyleが韓国のAnyangと山口を繋いで、双方の人の顔写真を自動撮影しつつ、互いの顔の動きを相手国の人の顔写真に移植し合うイベントを開催していたそうだ。

この技術を使って自分の分身にモノマネしたいタレントの動きをインプットして、練習に励む...というようなこともあるのではないか。コロッケさんとかに提供すると面白いことが起こるかも。