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2015-01-05

言いづらいことが言えるビール

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商品のパッケージや包装紙にQR-codeをプリントし、専用Appでスキャン。プレゼントの相手に音声メッセージやビデオメッセージを登録し、受取人がQR-codeを通じてそのメッセージを受け取る。そんな時のメッセージって"Hi Mom! I love you so much! This is..."みたいなよくある愛情表現だったりするんだけど、Andes Beer(アルゼンチン)が推奨するメッセージは一味違う。

"It's easier to say it with an Andes"(Andes Beerがあれば、言いづらいことも言える)というタグラインを象徴するように "I only married you to get citizenship"(市民権を得るために君と結婚したんだ)とか"I've been stealing your wifi for a year"(この1年ずっとWiFiの電波無断で使ってました)など比較的破天荒なメッセージのために使って欲しいとのことだ。

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オンエア中のTVCでも"母親が息子の親友と6年前から愛し合っている"ことを告白するというペタジーニ(元巨人ヤクルト)みたいな話。

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このAndes Beerは首尾一貫してこの破天荒なノリを継続しており、2010年にはBarでの男友達との時間を楽しむために、彼女や嫁に対して嘘のアリバイをつくるためのマシン"Teletransporter"を開発し、Cannes Lionsでグランプリを受賞した。

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このApp、ユーザーに遊ばれることを狙っていると思うのですが、物語を語るのではなく、ユーザー自身に物語をつくってもらうというストーリーテリングの発展系の仕組みになっているのが、今っぽいです。

フィンランドからシンガポールへ、雪のおすそ分け

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赤道付近のシンガポールには雪が降らない。そんな国の人たちに極寒のフィンランドから雪をプレゼントする企画。2つの国を繋ぐのはCoca-Colaのインタラクティブベンダー。フィンランドの人たちがベンダーに雪を入れるとシンガポールのベンダーから(人工)雪がリアルタイムで降る仕組みだ。

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ジプシーが"氷"を見世物に熱い国を放浪して各地で稼いでいたという昔話があるように、熱い国に雪を届けるような企画は以前からあったけど、今の時代にやるとすれば、こういった物語が必要ですね。

2014-12-03

YouTubeの真昼の情事の向こう側を覗き見

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覗き見という行為は興奮を掻き立てる。このDurex(コンドームブランド)の仕掛けはそんな人間の習性を捉えたものだ。また、これはYouTubeを通じて卑猥な動画を見せる効果的な方法かも知れない。ご存知のように、YouTubeに卑猥な動画をアップすると、それを不快に思う世界中のユーザーに即刻通報され、動画は削除され、悪質な場合はアカウントが閉鎖される。

この動画本編は、1人の配達員が荷物を持ってお届け先を探している動画であり、彼が歩く通り沿いのアパートのあちらこちらの部屋で真昼の情事が繰り広げられているであろうことが示唆されているが、それ自体は過度に興奮をそそるような感じでは無い。

※Durexアカウントの動画は今朝から日本では視聴できない状態になったので、コピー版を埋め込みました。

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そして、この本編動画が示唆する真昼の情事を覗き見する方法がある。まずはスマートフォンかタブレットにApp"Durex Explore"をダウンロード。そして、音声をオンにした状態で上の動画を再生し、Appの"CONNECT TO FILM"をタップ。すると、本編動画の音声を認識し、覗き見映像がモバイル端末上で再生される。

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この配達員の表情の向こう側で何が起こっているかはお楽しみです。

2014-10-31

Type RだけにRボタンを押すだけ

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"HONDA Civic Type R"はCIVICの中でもよりスポーティな仕様になっているタイプ。そういったCIVICのもう1つの側面を見せるためにリリースされたのが "The Other Side"なるビデオ。学校帰りの娘を迎えに行く父親が主人公となった物語なんだけど、これには裏物語がある。動画再生中に(Type Rだけに)キーボードのRボタン押すと、もう1つのCIVICの姿(スポーティ, そして色は'R'ed)、そして父親のもう1つの顔"ギャング"を観ることができる。

本編はYouTubeブランドチャンネルで体験できるが、Rボタンのクリックイメージがわかるティザー映像もある。

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Type Rだけに"R"を押すだけに集中した体験のさせ方が分かり易い。無駄を削ぎ落としたインタラクティブ感がとても気持ち良いです。

2014-10-07

あなたのメッセージを載せてバルーンが大空に飛び立つ

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あなたが"メッセージボトル"や"タイムカプセル"のように見知らぬ人があなたのメッセージを目にする詩的なコンセプトが好きならば、ECALの学生である"David Colombini"が考案したこのメッセージバルーン"Attachment"は気に入るハズだ。

あなたが"attachment.cc"にアクセスし、テキスト入力または写真・ビデオのアップロードによりメッセージを登録すると、ECALの学内に設置されているマシンが自動的に作動、エコバルーンを膨らまし、あなたのメッセージにアクセスするためのCODEを記したペーパーを載せて、大空へ飛び立つ。後はその時の風任せでバルーンは何処に行くかわからない。

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また、あなたのメッセージを載せたバルーンがどこの空を飛んでいるのか、どこに落下したのか...現在位置を示すインタラクティブマップも用意されている。

偏西風に乗ってアフリカ大陸で発見とか...どこまで飛んでくれるのでしょうか。ロマン感じます。

2014-10-05

20周年を記念してあなたの20年後を描くことを通じて20年後のビジョンを語る

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周年事業って歴史を描いたり、未来を展望したり色々あるけど、Orange(欧州/モバイルキャリア)による20周年キャンペーン"Future Self"は顧客の20年後の姿を描き、その20年後の人にOrangeのビジョンを何気ない会話の中で語らせるという趣向。futureself.orange.comであなたの写真をアップロードし、肌の色や性別・年齢を入力すると、ソフトウェアが白髪姿のあなたの20年後の3Dモデルをクリエイト。そして、あなたはコンピュータのマイク(またはタイピング)を通じて20年後の自分に質問でき、勿論あらかじめ用意された回答だけど、20年後の英国訛りの英語で答えてくれる。

例えば、2034年における自分自身の経済状態について尋ねると、20年後はもはやお金は存在せず、全ての人にとって公平なコマースに置き換わっている...といったモバイルビジネスの未来予想的な視点でレスポンスしてくれる。これがOrangeの20年後のビジョンという訳だ。

こういうイメージのやりとりになる。

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直接的に20年後の企業ビジョンを語るのでは無く、20年後のユーザーに語らせるというのが面白いです。