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2014-03-04

アカデミー賞におけるソーシャルメディアやプロダクトプレースメントなど〜裏切られたオフィシャルスポンサーのサムスン, Pepsi?

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昨日のアカデミー賞における米国内のTweet数は1,120万で前年比75%アップと大幅に記録を更新(平均視聴者数は4,300万人で昨年の4,040万人から上昇)した。1ヶ月前のスーパーボールは前年比3%減だったのでかなりの躍進だけど、その大幅上昇に大きく貢献したのが司会のEllen DeGeneres(コメディアン,プロデューサー)のTweet。アンジェリーナ・ジョリー,ブラット・ピット,メリル・ストリープ等と本番中に撮影したこの写真が投稿から45分以内に100万RTを突破。オバマ大統領の記録を更新した。

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この写真の撮影を含めてEllenが度々持ち出したのがSamsungのGalaxy Note。

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こうやってセレブと一緒にSelfieしたり...。

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放送の一部を観ましたが、Ellenのノリが良く、まったく嫌な感じがしなかったです。また、番組中にオンエアされたTVCMの効果もプラスされ、Samsungは放送中のソーシャルメディア・メンション(Twitter,Facebook)が40,000回でブランドランキングでトップだった。

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オンエアされたSamsungのCMこちらです。スマートウォッチからテレビまで色々な商品がフィーチャーされているけど、Selfieのシーンも幾つかあって、カメラ編集機能もかなり強調されていて、これがEllenの行動とマッチした感じ。この手のプロダクトプレースメントは使ってもらう人次第の所がありますが、Ellenはかなりナチュラルで良かった。

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2位のPepsiはミニ缶のCMをオンエア(ミニ缶は肥満対策の一環としてCoca-Colaが昨年発売したサイズで、PepsiもCoca-Colaの後追いで発売)。オンエア後1分間で1,200tweetを記録した。

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受賞以外で最も盛り上がったシーンがEllenが本番中にも関わらず会場近くのピザレストラン"Big Mama's and Papa"にピザを注文するという前代未聞の行動をしたこと。ブラット・ピットが紙皿を配るというシーンもあったそうだ。

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しかし、これもCoca-Colaの仕掛けであるという噂がある。ピザボックスにCoca-Colaのロゴが大きくプリントされており、放送カメラでバッチリ捉えられた。Pepsiがスポンサーになっていることから、事実とは考えづらいですが、何処までがプレースメントで何処からがガチなのか? 判断が難しい所です。

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因みに、ピザ配達人のチップは会場から集められ、1,000ドルとのこと。おいしいバイトだ。

そして、Ellenの放送後のTweetに注目。彼女がiPhoneからセレブとの写真をポスト。

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ピザのCoca-Colaの件といい、放送後のiPhoneでの投稿といい、Samsung(2000万ドル投下)やPepsiといったスポンサーにとって複雑なイベントになったのかも知れません。

※追記:SamsungはEllen主催のチャリティに300万ドル寄付しているようです。

2011-03-12

世界初、ドキュメンタリー映画のプロダクトプレースメント

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30日間に渡って、毎日3食マクドナルドのハンバーガーしか食べなかった場合、身体はどう反応するのか? を描いたドキュメンタリー映画“Super Size Me”を5,6年ほど前に観て衝撃を受け、その後数年間マクドナルドに出入りしないということがあった。この“Super Size”とは、米国でバリューセットを注文すると、あと80セント(だったと記憶している)支払うだけでミニバケツのようなカップでドリンクが飲めるというサービス(僕も何度も薦められたことがありますが驚愕のサイズです)で、映画はマクドナルドの「不健康の押し売り」を痛烈且つ実証的に非難する内容であった。

そして、その“Super Size Me”の監督であり、30日間ハンバーガーを食べ続けたMorgan Spurlockが新作“POM Wonderful Presents: The Greatest Movie Ever Sold”を4/22から公開する。この映画のテーマはプロダクトプレースメント。これはハリウッド映画やテレビで多用されている広告手法だけど、このプロダクトプレースメントの裏側を追跡するような内容になっているそうだ。Morganのことなので、「きっと辛辣な内容なんだろうな」と想像するんだけど、驚くことに数社のスポンサーがこの映画をサポートしている。“POM Wonderful Presents”とあるように、食品企業の“POM Wonderful”の他、HYATT, Old Navy, MINIなんかが名乗りを上げている。観るのが楽しみですが、日本での公開は未定とのこと。

メディアリテラシー教育が発達している欧米なんかでは受ける映画ではないかと思うんだけど、そうでない日本ではどうでしょうか。これがきっかけで、メディアリテラシーへの注目が集まる可能性もあるかもしれません。

※“Super Size Me”トレーラー

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※(追記)“The Greatest Movie Ever Sold”のトレーラーがリリースされた。

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2010-03-13

Gaga 過激ビデオにプロダクトプレースメント満載

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Telephle”(Lady Gaga feaut. Beyonce)の長尺(9分)ミュージックビデオがリリースされたのだが、Gagaらしく相当過激な内容となっている。

「ビッチ刑務所」と呼ぶに相応しい監獄にGagaがやってくるところから物語はスタートすると、いきなりGagaが素っ裸に網タイ+ニップレス+モザイクに。更に、自らがバイセクシャルであることを誇張するように女子とのエロティシズムたっぷりのキス。その時かけていたサングラスはタバコの吸い殻で装飾されているがクールな逸品。また、コーラの空き缶をヘアアクセサリーとして使っているシーンもあった。Beyonceの電話で刑務所をおさらばしたGagaは、Kill Billに登場した黄色のPussy Wagonに乗ってBeyonceの元彼がいるレストランへ。そこで2人して元彼含む客全員を毒殺し、逃走するという「テルマ&ルイーズ」風の破天荒すぎるストーリー。

そして、こんな過激なビデオにプロダクトプレースメントしている企業がわんさか。Virgin Mobile,PlentyofFish.com, Wonder Classic Bread,Kraft Miracle Whip,Honey Bun,そして、2度の破産から救うべくGagaがクリエーティブディレクターに就任したPolaroid。

Gagaは元々プロデュース側の人間であったということから、自分自身のブランディングをある程度コントロールしているという話を聞く。このビデオでも“Written by Gaga”とクレジットされていたし、衣装も自分でプロデュースし、絶対音感を持ち、FacebookTwitterもガリガリ自分で更新するそうだ。自分で自分をプロデュースし、ソーシャルメディアを使って自分で売り込んでいく。Gagaは、新しい時代のアーティストの在り方を体現し、大成功した最初のアーティストであると思ふ。