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2015-01-26

クリエーティブ企業と高等教育や義務教育との関わり方

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トロントにある"Oasis Skateboard Factory"というスケボー&ロングボードのブランドはただのブランドではない。現役高校生が運営しているブランドであり、トロント教育委員会(Toronto District School Board)が管轄し、生徒の単位取得の対象となっている。

そして、このブランドの運営にアドバイザーとして関わっているのが"Anomaly"(クリエーティブエージェンシー)であり、高校生にブランドビルディングやデザインなどについてのノウハウを伝授すると共に、運営がうまく行くよう手助けしている。

"Anomaly"の役割に広告会社やデザイン会社の事業ドメイン拡大の1つの方向性が見える。専門学校や大学と広告会社が関わるケースはこれまでもあったけど、これは、高等教育義務教育とクリエーティブ企業の今後の関わり方の示唆になるのではないか。

2014-12-20

クリエーティブの会議室にビールが必要になる時代がやって来た

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世界の多くの素晴らしいアイデアや発明はビールと共に生まれた(らしい)。Jennifer Wiley教授(イリノイ大)の研究によると人体におけるアルコールレベルが平均0.075%の状態が最もクリエーティブシンキングに適しているとのこと(マリファナでも同じような研究結果がある。人間は幻覚症状になる一歩手前が脳が働きやすいということだろうか)。

そして、クリエーティブシンキングが世の中の難題を解決できると信じているイリノイ大から4,000マイル離れた"CP+B Copenhagen"がこの研究結果を次のレベルへと引き上げるべく開発したのがハンドクラフトビール"The Problem Solver"。このボトルにはインジケーターがプリントされており、体重に応じて、0.075%になる量がわかる仕組みになっている。

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これはクリエーティブエージェンシーのセルフプロモーションであり、商品が量産される訳ではないですが、機能性飲料とは縁の無いような領域でのアイデアというのが、素晴らしいです。

2014-11-19

360度ホラーの無料ダウンロード

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今、SHIBUYA TSYTAYAでOculus Liftを使った"360度ホラー体験"という企画をやっているけど、ハロウィンの時期に欧州でも類似企画があった。アムステルダムの"Sid Lee"というエージェンシーが制作した"11:57"という作品がそれで、360度 Rig Mount と 6機のGoPro HERO3+を使って撮影された模様。ハロウィンが終わった現在でも、この素材はダウンロードでき、(ほぼいないと思うけど)Oculus Liftをお持ちの方は無料で360度ホラーを楽しめる。

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ジェットコースターもお化け屋敷も数年後にはOculus Liftに取って代わるんでしょうね。

2014-11-11

人々は路上で自販機を見ると笑ってみたり踊ってみたりする。

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Coca-Colaが自販機を使ってスタント企画を始めて以来、ダンス,笑顔,欠伸...など、ユーザーのアクションと引き替えに商品をサンプリングしたり、プレゼントをすることによって、ソーシャルメディアでの会話を狙う自販機プロモーションが多発した。それだけ多発すると、ユーザー側も敏感になって、路上に自販機があると"何か匂うな!"と勘ぐる訳です(少なくとも北米では自販機はクローズドなエリアにあることが多いので)。

そんな人の習性を知っているTAXI(カナダ/エージェンシー)は、お金と引き替えに商品を購入する従来型自販機を路上に設置する"Project Vend"を試みた。何もおこらない普通の自販機を前に混乱するユーザーの姿が印象的だ。

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タダでもらえると思って近づいて色々とアクションするが何も起こらない。そして、最終的にはお金を払って購入するという不思議な結果。エージェンシーはこの試みでソーシャルメディアでの会話は生まれなかったけど、全世界の自販機プロモーションを85%減少させたと嘯いている。皮肉かましてくれるねぇ。

2014-11-05

広告賞のケーススタディビデオを讃える 「The Caseys 2014」

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Cannes, CLIO, One Showといった国際的な広告賞で必要なのは何か?...クリエイティビティ溢れるプロジェクトとそのプロジェクトをプレゼンする為のクリエイティビティ溢れるケーススタディビデオだ。突如広告界に舞い降りた"The Caseys 2014"なるアワードは、ケーススタディビデオを讃えるイベントであり、"The Caseys 2014"は以下6部門で構成されている。

1.Best Use of Making-Of Footage(メイキング映像の活用)

2.Most Innovative Use of a Single Tweet(1Tweetの使い回し)

3.Most Impressive-Looking Numbers(数字の強調)

4.Best Use of British(イギリス人起用...ハイレベルな英語アクセントは400兆インプレッションを生み出す)

5.Most Emotion(感情的な演出)

6.Best Use of Agency Posing Real People(エージェンシー職員を一般人に見せかけ起用)

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仕掛けたのは" Rethink Communications"。確かにケーススタディビデオの作り方次第で評価が変わると言われており、完全に賞の本質とずれている所を揶揄している訳ですが...最後のトロフィはやり過ぎですね。