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2015-02-05

ストリートスポーツで町の活性化

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日本では居場所があまり無く、通報の対象になることもあるストリートスポーツだけど、Haderslevでは(デンマーク)地域活性化の起爆剤として期待されている。この町の港はかつて工業地帯として栄えたものの現在は衰退し、その代役として期待されているのがストリートスポーツ。2014年10月、4,500平米の敷地に"Street Dome"なるストリートカルチャーの拠点が完成した。

スケートボードローラースケートBMXパルクールボルダリングマウンテンバイク、ディスクゴルフ、ストリートバスケットボールといったストリートスポーツに加え、コンサートやカルチャーイベントに対応している。

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こういう場を造れば必ずやって来るのがRed Bull。オープニングイベントをRed Bullが実施した模様。

ストリートスポーツって場所的には欠乏感あるので、うまくやれば、町を活性化したり、ビジネスとしてもうまくいく方法はあるかも知れない。

2015-01-19

弱小ブランドの戦い方

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"Newcastle Brown Ale"はその名の通り英国にルーツを持つビアブランドであるが、現在のメイン市場は米国であり、BudweiserやCoorsといった巨額資本のブランドと戦っていかなければならない訳だけど、広告費の桁が違うことを鑑み、昨年からテレビなどの媒体費に大きな費用を割かず、コンテンツで勝負する方針に切り替えている。

2014年彼等が仕掛けたのは世界で最も高額なTVCM枠を誇り、Budweiserも毎回3-4本出稿するSuper Bowlとビール各社が愛国心を掻き立てるキャンペーンを展開する独立記念日のタイミング。Super Bowlでは"If We Made It"(もし私たちがSuper BowlのCM枠を手に入れたなら...)をコンセプトに、架空のCM検討プロセスYouTubeで展開した。最近のSuper Bowlでは本番前に本編を公開したり、ティザー篇を公開するので、その流れに乗って話題となった。(参照: メディアコストをコンテンツへシフトし、ビッグブランドと勝負)

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そしてSuper Bowl2015では昨年のように統一的なコンセプトで展開するのではなく、五月雨式にアンブッシュを展開していく模様で、第一弾は"Chores"。Super Bowlの名物キャンペーン"Doritos Crash the Super Bowl"のパロディとなっている。"Crash the Super Bowl"は広くCM作品を募集し、一般投票の末、上位3作品がSuper Bowlの放送枠でオンエアされ、翌日発表されるCMランキングの結果に応じて最高100万ドルのボーナスがあるという企画だけど、"Newcastle Brown Ale"がこのコンテストに応募するという設定だ。

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Doritosにはモザイクをかけつつ、"Newcastle Brown Ale"は断然目立っている。演出は"Crash the Super Bowl"は過去の入賞作品を踏襲している。

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第二弾"Bands of Brands"は女優のAubrey Plazaを起用。Super Bowlの30秒CM料金は450万ドルと高すぎて"Newcastle Brown Ale"だけでは手が出ないから、弱小ブランドがたくさん集まって出稿しようぜ! という企画で、その為にCM本編にバナー枠を設定するから、希望ブランドは連絡ちょうだい! とAubrey Plazaが呼びかけている。

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"シェアリングエコノミー"とか"フットボールはチームスポーツだ。広告だって同じだよ"といった決め台詞で締めくくっている。この"Bands of Brands"を発展させるのか、新展開があるのか...Super Bowl2015が開催される2月1日まで2週間で更なる展開が期待されます。

2015-01-05

映画の世界に飛び込む"Secret Cinema"

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映画の世界を楽しむのはUniversal Studioが一番かと思いきや、その上を行くかも知れないサービスがある。"Secret Cinema"だ。その名の通り、テーマとなる映画も会場もシークレットの状態で告知・券売。そして、開催日が近づくと指定の服装や料金がメールで案内される。つまり、映画のイメージに合わせて仮装して参加する訳だ。

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例えば、昨夏に実施された"Back to the Future"では、ポニーテールに赤い口紅、水玉模様のドレスといった1955年ファッションでPM5:00にEast London駅集合。エントリー後、スクールバスに乗り込み、会場となるハイスクールの前で降りる。会場はHill Valleyのイメージで演出されている。そして、映画の世界を反映した数々のアクターたちが参加者に話しかけ、1955年のHill Valleyの世界に引き込んでいく。Hill Valleyのカップに入ったモスコミュールが6ポンドで売られている。

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次に目にするのはエクセレントな"Clock Tower"(Town Hall)やLou's Diner。郵便局では2014年の友人に手紙を書くことを勧められ、Hill Valleyの家に入ったりすることもできる。そしてPM8:00になると"Clock Tower"を舞台としたショーが繰り広げられ、最後には映画鑑賞で締めくくられる。

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"Prometheus"やロビン・ウィリアムズ追悼イベントとして"いまを生きる"なども実施された。

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今ではロンドンだけの開催ではなく、世界各地で受け入れられつつあるとのこと。見る限り、イベントのクオリティが高く、テーマとなる映画を告げられなくてもチケットが買えるイベントです。日本でもやって欲しい。

2015-01-01

プロジェクション・ネックレス

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女性へのプレゼントとしてアクセサリーは定番だけど、近い将来、それは"モノ"ではなく"プロジェクション"になるかも知れない。panGeneratorが開発中の"Neclumi"は女性の首元にネックレスをプロジェクションするという趣向。現在は"picoprojector"でプロジェクションし、iPhone Appでネックレスの形状や動きを選択する形式。単なるプロジェクションなら人の動きにネックレスのイメージがついていかないが、ビデオによると、人の動きを認識し、視点や人の動作がプロジェクションに反映される仕組みになっている。

現在、実用化に向けて、より小型のウェアラブルプロジェクターの開発に取り組んでいるようだ。照明の状況に左右されるのと高級イメージはつくれそうにないので、クラブとか薄暗いスノッブな遊びの場なら、ありそうな感じです。

プロジェクターが小型化すれば、2014年話題になったOMOTE(浅井宣通 / Adobe)のようにメイクのプロジェクションも可能になるかもです。

2020年のクリスマスはこんな感じになるのか?

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2014年、センセーショナルな活躍をしたVR HMD"Oculus Rift"。近い将来、世界がこの魔法のテクノロジーに席巻され、家族と一緒ではなく、個々人がヴァーチャル・クリスマスを楽しむ時代が到来するかも知れない。その時、交換するプレゼントが"Oculus Gift"だ。

"Oculus Gift"とは"Oculus Rift"用の映像ソフトのプレゼント。北極旅行やジェットスキー、コンサートといった体験型のプレゼントからLAPTOP PCのようなモノのプレゼントもある。

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ビデオを作成したのはRethink Communications。人の好奇心の大部分はこのテクノロジーに吸収され、それは人を益々怠惰にし、肥満が溢れる...そんな未来に対して警鐘を鳴らしているのでしょうか。

2014-10-13

Femvertising が大流行か?

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以前"女性ブランドにとってフェミニズム的ストーリーが流行?"や"女性に自信を持って生きることを呼びかける物語の重複"等のエントリーで"フェミニズム的ストーリーテリング"の流行について書いたけど、この趣向は女性をターゲットとするブランドに確かな効果をもたらすようだ。

女性のライフスタイル情報サイト"SheKnows"の"Femvertising"(フェミニズム広告)に関する調査(n=628)によると、52%の女性が広告に女性を応援する姿勢が見えるかどうかは購買行動に影響を与えると答え、43%がブランドを応援したい気持ちにさせると答えている。更に、25%が広告での女性の描き方が好きで無い場合は、その商品を使い続けないだろうと答えた。

また、92%が女性を勇気づける広告を少なくとも1つは知っており、その筆頭格が"Real Beauty"(Dove)。これは"あなたは自分が思っているよりも美しい"をテーマに昨年広告賞を多数受賞した作品だ。

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Doveは数年前からフォトショップを一切使わず、女性の本当の姿を描き始めて以降、セールスが25億ドルから40億ドルにジャンプアップした。

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Getty Imageの女性をテーマとしたコレクション"Lean In Collection"は2014年2月以降54%の伸びを見せている。

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Nikeは女性向けマーケティング強化の効果もあり、四半期ベースで15%の成長を記録した。

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その他、好意的なブランドは...

Always(P&G) / LikeAGirl。"女の子らしい"というステレオタイプに大人がはめようとするあまり、彼女たちは萎縮し、やがて自分らしさを失ってしまう...というテーマ。

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Panten(P&G) / Not Sorry。直ぐに"Sorry"と言ってしまう女性。もっと堂々と自信を持てばいいんだよ、というアプローチ。

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その他 Hanes, Olay, COVER GIRL, Under Armer, Searsが好感を持たれている。

調査結果の一部を以下に列記します。

  • 51%が女性を応援する広告が好きであり、性差別の壁を壊すことに貢献していると考えている。ある働く子育て女性によると"最近の広告は消費者はバカ扱いしており、そんなブランドの商品を買う理由は無い。男であろうと女であろうと、そういったチープな広告はやめるべきだ"と考えている。
  • 5人に4人はより若い世代にとって女性の存在をポジティブに描くことが重要だと考えている。圧倒的多数がキャンペーンにおいて女性がどのように見られているのかが、少女たちが自信をもって生きていくことに役立つと考えている。あるミレニアル世代(25〜34才)のママは"過剰なフォトショップ加工をするのではなく、本当の女性の姿を見せて欲しい"と考えている。
  • 71%の女性は女性向けブランドの広告は女性をポジティブにする機会として活用する責任があると考えている。
  • 94%の女性は、女性をセックスシンボルとして描くことは性差別問題にとって危険であると考えている。あるジェネレーションX世代(30-50代)のママは"女性向け広告の多くは性的魅力を強調し、それが女性の美と尊厳を描くことに繋がるという考え方だけど、これからはより知的でエモーショナルな部分をそれに含めるようにすべきだ"と考えている。
  • 75%は女性の日常的な姿を描くことに好意的であり、ミレニアル世代の学生は"男女の間で交わされる言葉や会話も、より現実的なものにして欲しい。女性を物として扱ったり、人間らしく描かないことはやめて欲しい"と語っている。
  • 89%は性差別問題は人権問題であると考えている。

"SheKnows"という女性のライフスタイルメディアの調査なので、信憑性に若干の疑問はありますが、17才のMalala Yousafzaiさんがノーベル平和賞したこともあって、ジェンダー問題は益々クローズアップされそうだし、そうなると益々"Femvertising"が増えそうで、ストーリーの重複、交通渋滞が激しくなりそうです。

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