あくまでやってみる。

〜 「はてなダイアリー利用者に100の質問(2005年度版)の回答」 〜

〜 <戯言シリーズ>世界における あなたの隣人診断  〜


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2005-11-12 休みとなると眠くなる、の日。

[]「ネコソギラジカル 下巻」 ネタバレアリアリ感想その2 23:13

……ってコトで、またもや身も蓋もないようなタイトルではありますが(苦笑)。

今日の日中とかに、「ネコソギラジカル」下巻をダラダラと読み返しをしていたら、また追加で書きたいようなことが色々と出て来た(苦笑)ので、先日のネタバレアリの感想でも宣言したことですし、本日はこの 「ネコソギラジカル」下巻のネタバレアリ感想の追記でもしてみようかと思いまっす。

なお、これは最早恒例かも知れませんが、一応無闇なネタバレ防止ってコトで、ここから先については、一度 「続きを読む」 にて区切らせて頂きます。お手数ですが、既に作品を読了済みの方で、私の独断と偏見、あるいは戯言(苦笑)にお付き合い頂ける方だけ、この先へはお進み下さい m(_ _)m



……さてさて。まぁそんなこんなで、ウダウダと感想というかボヤキというか、所謂戯言の追記なワケですが。

いやー……。それにしても今回の 「ネコソギラジカル」 なんですが、まぁこれは私の読解力の方の問題かも知れませんが、これまで上巻・中巻で散々引っ張ったにも関わらず、結局は 「世界の終わり」 ってのが何なのか分からず終いでしたねー……。

っつーか、結局 “いーちゃん” と “狐面の男” との因縁というか、“いーちゃん” が “俺の敵” 扱いされた理由も分からず終いだったし。……まぁ、遂には自分で 「何も考えていない」 とか言い出しちまうキャラクターですからねー、全ては 「何となく」 とか 「言ってみただけ」 ってな可能性も多分にあるだろうとか思いますけど(苦笑)。

しかしそれにしても、上巻と中巻であれだけ引っ張ったんだから、せめてもうちょっと明確な答えというか何かは欲しかったよなぁ、とか読み返していて思ってしまったり。

……玖渚友の死、あるいは彼女の裏切りとかが “いーちゃん” にとっては 「世界の終わり」 であり、彼の絶望こそが、“狐面の男” の望む 「世界の終わり」 なのでは、などと予想したりしていた身としては、個人的には、

< “狐面の男” & 玖渚友 vs “いーちゃん” >

とか、

< “狐面の男” & 玖渚友 & 哀川潤 vs “いーちゃん” >

あるいは、

< 他のキャラクター全て vs “いーちゃん” >

なんていう絶望的なシチュエーションでの 「世界の終わり」 に向けての戦い、なんてのも見てみたかった気はするんですけどねー……。



あと他にも分からず終いといえば、“いーちゃん” の本名が何なのかとかについても、結局最後まで明かされませんでしたねー。まぁこちらについては、結構詳しい考察とかを行っているサイト様もいらっしゃるので、あるいはこちらで補完すれば良いのかも知れませんけどね。

でもやっぱり、ファンとしては西尾氏本人からこういった謎はきちんと説明・解明して欲しかったなぁ、とか言ってみたり。


……っつーか、こうして改めて考えてみると、ホントにこの <戯言シリーズ> って、謎が大量にあった・あるにも関わらず、結局ほとんどの謎というかネタは分からず終いだったんだなぁ、ってつくづく思いますねー。

まず、このシリーズの主人公である “いーちゃん” の素性からして、前述の本名を初め、過去に戯言で多くの人を死なせたというのはどういうことなのか、玖渚友を壊したというのはどのようにして行われたのか……などなど、実に大量の謎ばかりですし。

まぁ、あるいはこれは 「世の中、“求めたら答えを教えて貰える” なんてことの方が少ないんです。あとは自分でどーにかしやがれ」 って西尾氏のメッセージなのかなぁ、などと戯言的には思わなくも無いッスけどね(苦笑)。



……と、まぁそんなこんなで、読み返したり考えたりすればするほどに、色々と 「結局明かされなかった謎、っつーか設定」 ってのが出て来るワケだったりするんですが。

むー……。まぁ流石に、これだけ人気のある作品・シリーズだったのだから、今回のこの下巻刊行が打ち切りだったとは考えにくいんですけどねー……。でもここまで謎が残りっぱなしというのは、作品内のセリフを借りずとも、状況的には正に打ち切りエンドだよなぁ、とも思ってしまったり。

まぁ、まだ発売時期こそ不明なものの、どーやらそのうちには 「戯言シリーズ完全用語辞典」 なるものが講談社ノベルスとして刊行されるそうなので、とりあえずは、そっちでこの数々の謎が少しは明かされることを期待するとしますかねぇ。



2005-11-09 運と不運のバランスとは如何に、の日。

[]「ネコソギラジカル 下巻」 ネタバレアリアリ感想 23:35

……って、我ながら実に味気ないというか、そのまんまな見出しではありますが。

一応、ネタバレを回避しつつの感想・書評については、大体は昨日の書評で語ったであろうという感はあるんですが、ネタバレアリアリの感想については、まだまだ語り足りない感があるというコトで、昨日の宣言通り、本日はネタバレアリでの感想なんぞを追記してみたいと思いまっす。

と、ゆーコトで。一応、無駄にネタバレを晒しておくってのは自分的にどーにもイヤなので、ここから先については、一度 「続きを読む」 にて区切らせて頂きます。お手数ですが、既に作品を読了済みの方で、私の独断と偏見、あるいは戯言(苦笑)にお付き合い頂ける方だけ、この先へはお進み下さい m(_ _)m



……と、まぁ予防線はこれくらいでOKでしょうか。さてさて、そんなワケで、以下はネタバレ全開での感想なワケなんですが。


えーと、とりあえずまずは最初のぶっちゃけた話として、この作品読了直後の自分の感想・このハッピーエンドな物語の終わり方に対する私見なんぞを書いてしまいますと。

「あぁ、まぁ幸せで良いんじゃない? 下手に後味が悪いよりは、この方が良いよね」

ってのが、まず五割。そして、

「いやいやいや、これが戯言遣いのエンディングってのは、ちと呆気無さ過ぎでは?」

ってのが五割、ってなカンジでしたねー。

や、だってさぁ……。確かにある意味では、この <戯言シリーズ> ってのは、結局は、不幸な“いーちゃん”と可哀想な玖渚友の物語である以上、その“おしまい”ぐらい、P.273で潤さんが言ってるようにハッピーエンドがお似合いじゃん? ってな気はするんですけどねー。事実、その意見には大いに賛成もしますし。

でもその一方で、このネコソギの中巻で、あれだけ容易かつ無残に萌太くんとか出夢くんとかが死んでるっつーのに、結局最後は、“いーちゃん”も潤さんも玖渚も、それどころか“狐面の男”や真心までもが死なずに終わりかよ! みたいな思い・感想ってのもあったりしまして(苦笑)。

だってねー……。中巻の最後においては、玖渚ってばあれだけ 「死ぬ・助からない」 宣言が出てたんですぜ? それが結局最後は、“全ての才能を捨てて凡人になったので普通に生きられるようになりました、おしまい” かよ! とか思いません?(笑)

……って、まぁここで“(笑)”とか入れてる辺り、自分でも別に本気でそれに憤ってるワケじゃないッスけどね。どちらかというと、そーゆー風に思わなくも無いですよ、というカンジでして。

もっとも、だからと言って本当にここで玖渚に死を与えるようなエンディングが選ばれていたとすれば、恐らくそれは、“いーちゃん”にとってもまたある種の“死”を余儀なくさせるようなエンディングになるであろうと思われる、もうちょっと噛み砕いた表現にするなら、つまりはそれこそ 「皆死にました、っつーかもう生きてても死んでてもどっちでも同じじゃん?」 的なエンディングになるだけだっただろうと思われるので、そんな身も蓋も無さそうなエンディングに比べれば、今回のこの終わり方の方が遥かに良いかと思いますけどね。

……でも、やっぱり王道過ぎる程に王道なご都合主義だよなぁ、この終わり方って。あ、あと、裏表紙のイラストでネタバレ・エンディングバレってどーなんですか、とか(笑)。


で、まぁこのエンディングについての戯言はこの辺でさておいて、後はまぁ、この終わり方についての話に比べれば全て小物ではあるんですが、一応他の気になった点なんぞを挙げておきますと。

まず最初に、面影真心については……あー、うん、まぁ“親がいなかったから生き方が分からない”なんていうのは、多分にラノベ的だなぁ、ってな気もしますが、それでも確実に潤さんと戦う理由にはなってますやーね。

というか、後半のこの2人の直接対決の辺りでは、この2人の対比と合わせて、“いーちゃん”と“狐面の男”との対比が重なるように描かれてますけど、そういった点からしても、“いーちゃん”たちの関係・因縁が複雑というか面倒なものである分、真心たちの関係・因縁については、これくらい単純で丁度良かったのかも知れないッスねー。っつーか、この2人の関係まであまりに複雑にされ過ぎたのでは、恐らく自分の頭では着いて行けなかったでしょうし(苦笑)。


あと他に個人的に気になった点としては、《チーム》の面々の中に結局最後まで表舞台に出て来なかった人たちがいる、なんてのもありますかねー。

まぁ、この《チーム》の面々については、結局最後には玖渚はその才能を捨てて“いーちゃん”と生きることを選んだということを考えれば、所詮“いーちゃん”の代理品でしかない面々など、わざわざこの物語の表舞台に敢えて引っ張り出すような理由が無い、ってコトなのかも知れませんけどね。

……それでも、やっぱり個人的には、《害悪細菌》とか《屍》だけでもあれだけ濃い・イカレっぷりが見ていて楽しい(苦笑)キャラだったんだから、どーせだったら是非とも全員を見てみたかった・読んでみたかったなぁ、とか思ってしまったり。

もっとも、その内の《街》の活躍というかイカレっぷりについては、次のファウストでまた読めそうですけどねー(^^;

あぁ、あと《チーム》の面々以外にも、名前とかは出て来ているのに結局最後まで姿を見せなかった人間として、骨董アパートの住人の筋肉爺さんとか魔女なんて面々もいますねぇ。この辺についても、出来れば個人的にはその活躍ぶりというかキャラクター性ってヤツをもっと読んでみたかったですねー。あと、贅沢を言うならイラストも(笑)。



……とまぁ、遠慮もせずにダラダラうだうだと、正に戯言ってヤツを並べ立ててみましたが。本当は、まだまだもっと色々と書きたい気はするんですが……あんまり一度に色々と書いても仕方ないってコトで、一先ずはこの辺にしてみたいと思います。

週末とか、また時間が出来て気が向いたら何か追加で書くかも知れませんが、その辺はかなり気分次第なので、まぁあまり期待せずにお待ち下さいませー(^^;

2005-11-08 飲み明けはだるいのよ、の日。

[][]そして昨日の宣言通り 23:53

無事に早く帰って来れたというコトで。昨日の宣言通り、本日は昨日ゲットした 西尾維新氏の作品、「ネコソギラジカル」下巻 についての書評なんぞでも書いてみたいと思いまっす。ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)

あ、ちなみに今日の書評については、まだ発売して間もない、っつーか今日ようやく店頭に並んだ書店も多いってコトで、極力ネタバレを避けた形で書かせて頂きたいと思います。

もし、ネタバレアリアリの感想が読みたいという方は……自分の性格から言って、恐らくは時間があって気が向いたら近い内に書くと思います(汗)ので、お手数ですが明日以降の更新にでもご期待下さい m(_ _;)m

これにて一巻の、或いは、一時代の終わり也か

さてさて。まぁ、あるいはこんな紹介なんざは、この作品に関する書評を読みたいと思う方にとっては正に今更の話、蛇足極まりない紹介かとは思うのですが、一応簡単にこの作品について説明しておきますと。

この作品は、3年前に刊行された 「クビキリサイクル」 に始まる、西尾維新氏の <戯言シリーズ> の最新刊にして、そして同時にこのシリーズの最終巻であり、また、既に1年も前の2004年の秋から刊行が予定されていたにも関わらず、結局は1年も待ってようやくの刊行になったという、何ともいわく付きというか、ファンにとっては思いっきり首を長くして待ち侘びていた作品でして。

それだけに、今回のこの発売というのは、それこそこの作品・シリーズのファンにとってはかなりの大事・正に待ちに待った待望の作品なワケなんですが。


……と、まぁ作品の内容とはあまり関係の無い話はこれくらいでさておきまして、以下は作品の内容そのものについての感想になるワケですが。

いやー……まぁ、これは捉え方は読んだ人にとってまちまち・千差万別あるかとは思うのですが、とりあえず私個人としては、“うん、まぁシリーズの終わりとしては良かったんじゃないかなぁ” ってカンジのように思えました。

正直な話、前巻までで張られた伏線の消化やら全てのエピソードの消化という点においては、(まぁこの辺は作品のページ数、及び、たとえ本屋の店頭で実物を見なくとも、それを類推させるであろう価格から容易に推測が出来ることなので書いてしまいますが) かなり不十分だったり、あるいは、前巻で如何にも意味あり気な描写があったにも関わらず、いざこの巻になってみたらほとんど触れられていない、なんてものなんかもあったりするので、自分を含めた、そういう伏線やら細かいエピソードやらといった部分に拘る人にとっては、それなりに不満が残る部分もあったりするんですけどね。


しかし、その反面とでも言うんでしょうか、“いーちゃん”と“狐面の男”の因縁については、ハッキリとした答えが出ていると言って良いでしょう。

結局は 「世界の終わり」 というものというものを諦めることは出来なかった“狐面の男”と、望む望まないに関わらず、彼との因縁を持つこととなった“いーちゃん”。果たして、彼らの因縁はどのような手段で、そしてどのような形で決着を迎えることとなったのか。

まぁ、これは読めば分かるコトではあるんですが(苦笑)、どんな手段にせよどんな結末にせよ、ここまでのシリーズを読み続けてきた人にとっては見逃せない対決であると同時に、その決着の手段及び結末についても、シリーズの読者にとっては結構納得の行くものであるように思えましたねー。


あぁ、あと忘れてはならないものに、前作・ネコソギ中巻のラストで 「もうじき死ぬ」 宣言が出された玖渚友と“いーちゃん”との関係の変化、なんてものもあったりしますが。

これについては……うん、まぁ読んでもらった方が早いよね、というコトで(笑)。や、ネタバレアリアリでなら、色々と書くことはあるんですけどねー。ただまぁ、それは流石にまだ早いよね、とも思うので。でもまぁ、ネタバレにならない程度に何か言うことがあるとするならば、「あぁ、何だかんだ言っても青春してるよ、君ら」 ってなカンジでしょうか。

……あー、でもまぁ正直な話、何つーか実に心底今更な気はしますけど、でもようやくここに来て、このシリーズは本当に“青春エンタ”作品なんだなぁ、とか思ったかなぁ、うん。


で、本当は他にも色々と書きたい・語りたいことなんかは多々あるんですが……甚だ残念無念なことに、自分の文章力でそれを書こうとすると、どーしてもネタバレの領域に踏み込まざるを得ないんですよねー(汗)。

ってコトで、以下はネタバレにならない程度に、他にも思った感想なんぞを、主要なものだけをちょっとだけ並べておきますと。

  • むー……。まぁ、確かにこれって難しい感覚かもなぁ、生きている実感なんてのは。
  • 代理品・代理品・代理品……。そんなのの嵐やねぇ、実はこの作品って。いや、まぁ実際の世の中だってそんなものかも知れないッスけどNE!
  • 「行くぞ負け犬」「来い勝ち豚」……うわー、素敵な切り返しー(笑)
  • しかし、何だか今回は妙に“打ち切り”に関する発言というか描写が多いけど、何かあったんでしょうか。まさか、実はこの巻でこのシリーズが終わること自体が打ち切りとか? (……んなコトは無いか)
  • それにしても、“いーちゃん”は結局最後までモテモテだなぁ、畜生!(泣笑)


えーと、まぁそんなこんなで、これまで <戯言シリーズ> を読み続けてきた方にとっては必読間違い無しのこの一冊。まだ未読だという方は、多分こんな戯言的駄文(苦笑)なんぞを読む前に、まずは一読することを心の底からオススメしますよー。

また、このシリーズに手を出したことがないという方におかれましては、もしかしたら、たとえ興味はあったとしても、「でも今更手を出すのもなぁ……」 とお考えの方も中にはいらっしゃるかも知れませんが、今なら書店によってはこの <戯言シリーズ> に関するパンフ (小冊子) を無料で配っているところもあるので、もし店頭で見かけたなら、それを一読しつつ、いっそこれを機にシリーズに手を付けてみる、なんてのも切っ掛けとしては良いのでは? 特に、ラノベ系が好きな方にはかなりオススメですよん。


→ 合計:059冊(小説27冊 / 漫画23冊 / その他9冊)