山田建築設計室の晴耕雨読 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2016-05-19

 本棟造りの庇は何故深い? 

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先日、三井所清典さんが塩尻木造公共施設に関する講演をした際、講演後の会場との質疑の中で、聴衆に問いかけました。

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中南信州伝統的な本棟造りの妻庇は、何故あれほどまでに深いのですか?どなたかご存知の方。」

会場の方が手を挙げて「雨風が強い気候風土の中で、建物を守る為に庇を深くしているのだと思います。」と答えました。

三井所さんは、納得したようなしないような・・・

講演の中で、富山の井波地方伝統的な建築スタイルの「あずまたち」の写真を見せて頂いた後でしたので・・・確かに、「あずまたち」も妻入りの建物ですが、大屋根の軒はあまり深くありません。

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富山平野に住んだことがありますが、中南信州よりも、余程風は強いし雨もはるかに多い、おまけに冬は沢山の雪が降ります

先ほどの方の説明は、建築一般論で、本棟造りの庇の深さを説明していることにはならないのでは・・・しかも、建築物を守る為の手段というのは建築において二義的で、一義的には建物生活する為の理由があるはずです。

そこで、私の勝手解釈・・・

「あずまたち」は、瓦葺きの5寸勾配屋根建物ですから、棟は高く、こんな高さから雪が落ちて来たらひとたまりもありません。そこで、下屋が張り出して大屋根の雪を一旦下屋で受け、下屋庇がエントランス空間を作っています

本棟造りは、石置き屋根建物ですから屋根勾配は2.5寸〜3寸程度の勾配です。従って、棟の高さはそれほど高くありません。そこで、妻入りの玄関廻りの雨をしのぐ為に、妻庇を大きく出したのではないでしょうか。中南信州は雪があまり多く降りませんから大屋から雪が落ちる心配はさほどありませんし、大きなエントランス空間の方が魅力です。

石置き屋根屋根勾配で棟を低く抑え、その結果深い妻庇がエントランス空間に対して有効機能することになり、妻庇を深く出すスタイルが定着したのだと解釈してみました。

肝心なのは、庇の出は建物を守るのではありません!・・・人の生活をつくるのです!

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本棟造りの建物でも下屋庇を付けた建物もありますが、下屋庇の無い建物も多く存在ます。おまけに、1階の縁側が建物に入り込んでいる建物も多くみられます

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下の写真は、正に大きく張り出した妻庇の下の生活空間・・・作業の台がありシートや脚立が無造作に散らばり、自転車原付バイクが置かれ、おまけに軽トラックタイヤまでも・・・。梯子を伸ばしたまま立てかけるなんて荒業は下屋庇したの空間では不可能です(笑)

庇は建物を守る為ではありません。大きな庇の下で人々の生活が営まれます

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注)今回の写真は、「本棟造り」と「あずまだち」の説明として、色々な方のブログから拝借させて頂きました。悪意のない旨をご理解ください。

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2016-05-07

 RAW⇒JPEG 

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一眼レフデジカメを手に入れて・・・

禁断のデジカメRAWデータ撮影JPEG変換に足を踏み入れてしまいました。

10-18mm(APS-CサイズCMOS)の広角レンズは、どうしても周辺部に樽巻歪みや色歪み、周辺部の光量不足があります。

デジカメではRAWデータで保存、パソコン上で、カメラプロファイルを基に歪を補正すると・・・ばっちり!

但し・・・撮影よりも、撮影後の作業時間のかかります。

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CANONRAWデータ編集ソフト

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周辺部の歪の無い写真の出来上がり。

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夜景にも・・・

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2016-05-04

 デジタルカメラ 

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このところ「Luxury House」「自遊石ギャラリー」と、二つの建物が完成しました。完成とはいえ、外構の植栽が整っていなかったり、入り口ドアがまだ出来ていなかったり、なかなか完成写真を撮るタイミングがありません。いつもは、友人のカメラマン撮影をお願いするのですが、どのタイミングで頼むべきか難しいところです。・・・と言う訳で、自分で撮ることにしました。

今まで、ホームページにやブログ撮影に使っていたカメラは、コンパクトデジカメの「RICOH GR3」なかなか良く出来たカメラだと思います。

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しかし、雑誌掲載写真や、展覧会のパネルの写真は、GRでは荷が重いので、一眼レフカメラを購入することにしました。カメラは上を見ればキリがありません。フルサイズCMOS・3630万画素デジカメは、ボディーだけで20万円以上します。それに見合う広角レンズをそろえれば30万円超え!A3見開きの300dpi程度の印刷を想定し、CMOSサイズ価格の安いAPS-C解像度は1800万画素レンズは10mm〜22mm(35mmフィルム換算で、16mm〜35mm)がカバー出来れば良し、とスペックを決めて選びました。

手に入れたのは、「EOS Kiss X7」&「EF-S10-18mm」

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早速、「Luxury House」「自遊石ギャラリー」を撮影してみました。

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絞り優先 F16で、マニュアルフォーカス撮影・・・フィルム時代一眼レフ感覚が戻ってきました。

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2016-05-01

 自遊石ギャラリー 

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自遊石ギャラリーが完成!

ニア・鉄筋・コンクリート・・・伊藤博敏さんの石の作品に負けない、素材感を活かしたギャラリーです。

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2016-04-24

 Luxury House-2 

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「Luxury House」のスナップショットの第2弾です。

リビングダイニングに家具が入りました。

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ソファセットは「Minotti」。

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ダイニングセットは「Moltrni&C」。

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キッチン安曇野市のTACTに制作して頂きました。

イタリア高級家具をおおらかに受け止める空間をデザインしました。

メーカーは違うのですが・・・アルフレックス担当者によると、デザイナーは一緒だそうです。(搬入の際に聞いてビックリ!)

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2016-04-19

 Luxury House 

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大きな屋根の平屋・・・ちょっと贅沢な「Luxury House」が完成しました。本格的な竣工写真を前に、ちょこっとご紹介です。

近々、家具搬入予定ですが、庭の整理と塀のデザイン&施工は、まだまだ続きます。

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建替える前のヤマモミジや桃の木は残して、ベランダに良い木陰を作っています。

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玄関脇には、庇つきのトレーニングスペース。

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夫婦趣味クライミングウォールも完成しました。

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2015-11-23

 36CAFE 

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八ヶ岳高原に計画中の、カフェ住宅です。

広い敷地には、高さ20mを超える木々があり、その林の中にひっそりと佇むように、平屋の建物をL字型に構えました。

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予算が厳しい為「屋根の家」のコンセプトを流用して、広い屋根の下に、カフェや住居をボックスで挿入し、屋根下のテラス席も広く確保しました。

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今日の打ち合わせでプランも確定し、来年雪解けの着工に向けて、実施設計工事費調整にはいります。

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