金が四半世紀ぶりの高値
28日のニューヨーク金先物相場は急反発。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である6月物は前日比18.2ドル高の1トロイオンス=654.5ドルで取引を終えた。上昇幅は今年2番目の大きさ。イランの核開発問題やドル安、原油高を受けて金買いが膨らんだ。一時は658.2ドルと1980年11月以来、約25年5カ月ぶりの高値を付けた。
危機の金買いとか、いわれていたけど、ついに金に来たかあ。ロシアがソ連時代から貿易収支が厳しくて金の放出国となっていたため、相場の重荷といわれていが、ロシアの経済も良くなってきたので、そうした傾向もなくなってきたのだろうか。ともあれ、世界経済全般が順調になって、資源のほうに投機マネーが回ってきたのかどうか。経済の世界は本格的に転機を迎えようとしているのだろうか。
ファッショントレンドの先読み術
「日経MJ」4月28日号に出ていたユナイテッドアローズの婦人服企画ディレクター、小野瀬慶子氏の情報整理術。
メモ帳とデジタルカメラは常に持ち歩く。気になった店の住所や雑誌で見たブランドなど、「あっ」と思ったことは何でも記録に残す。
で、
半年間ため込んだ情報をテーブルに広げ、何が自分の心の琴線に触れたのかを考え、マトリックスに分類し、1カ月掛けてキーワードに落とし込む。
後者が肝なんだろう。で、新聞も、雑誌も、ネットも、ストリートも、ショールームもまんべんなく目を通している。これもそうだろうな。しかし、それも、どこかで自分の考えたマトリックスに落とし込み、言語化し、さらにキーワードへと凝縮させないと、集めた情報は、単なる「information」の集積に過ぎず、価値を生む「intelligence」には進化しないのだろうな。