昨日、「
椿三十郎」を見ていて、「用心棒」を見たくなってしまった。久しぶりに再見すると、「荒野の用心棒」「
ラストマン・スタンディング」と海外でリメイクされるだけあって、脚本がよくできている。しかし、現代の時代ムードからいうと、「
椿三十郎」が合っているような気がする。「用心棒」の荒々しさは戦後、冷戦時代の雰囲気を濃厚に反映している。ポスト冷戦、ポスト・バブルには、むしろ「
椿三十郎」のほうがぴったりしてくるような。今回、両作品を続けて見て、最近、リメイクされたのが、「用心棒」ではなく、「
椿三十郎」だったのがわかる気がする。