米大統領選、オバマが圧勝。ブラッドリー効果はなかった

Sen. Barack Obama was elected the nation's first African-American president, defeating Sen. John McCain decisively Tuesday as citizens surged to the polls in a presidential race that climaxed amid the worst financial crisis since the Great Depression.

 2009年はリンカーン生誕200年。その年に初の黒人大統領が就任することになるわけだなあ。オバマが勝利宣言した会場では、黒人で大統領の座を目指し、予備選で敗退していたジェシー・ジャクソンが泣いていた。歴史的な出来事。選挙前の予想で良い線を行っていたのは、政治メディアサイトの「Politco」。予想はまだサイトに残っている。
 http://www.politico.com/convention/swingstate.html
 ここでは、オバマ338対マケイン200と読んでいた。大胆な予想と思っていたが、各州の票読みはほぼ当たっていて、オバマが取った州はすべて予想通り、マケイン優勢でオバマが取ったのは、インディアナ州。あと、21時(日本時間)現在、まだ接戦で確定していないノースカロライナミズーリもマケイン優勢とみられていた州だ。選挙前に取りざたされていたブラッドリー効果はやはりなかった。
 年代別の獲得率を見ると、65歳以上ではマケインが勝っているが、45-64歳で互角、44歳以下ではオバマが圧倒している。
 http://edition.cnn.com/ELECTION/2008/results/president/
 経済が危機的状況にあるということもあるのだろうが、新しい世代では、人種は決定的な要素ではなくなってきたんだなあ、やっぱり。大統領選も、アカデミー主演賞の選考と同じなのかも。21世紀まで待つ必要はあったんだろうけど。世代交代が社会を変えていくんだなあ。